完全独学合格体験記byオレラパ
読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期のオレラパと申します。
今回は私の合格体験記を紹介いたします。
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目次
■はじめに
名前:オレラパ
年齢:40代
学歴:高卒(大学中退)
勉強スタイル:完全独学
合格の経緯
1年目:情報システム68点、運営管理62点、経済学72点
2年目:財務会計68点、企業経営理論68点、経営法務60点、中小65点
2次試験:事例Ⅰ69点、事例Ⅱ60点、事例Ⅲ62点、事例Ⅳ62点
得意科目:なし
苦手科目:1年目は財務
■初めての1次試験へ
中小企業診断士の勉強を始めたのは、新型コロナウイルスが騒がれ始めた2020年1月でした。
勉強ツールは、TACのスピテキ、スピ問を使用しました。
勉強方法は、スピテキの内容をノートにまとめたり、iphoneのアプリで重要な部分を暗記していました。
勉強した順番は以下の通りです。
1月:企業経営理論
2月:運営管理、情報システム、経営法務
3月:経済学、中小
4月:財務会計
そして、5月。
ゴールデンウィークに実戦形式で過去問を初めて解きました。
結果は…半分も出来ず、初めて焦りました。
この時点での間違いは…
①過去問に手を付けるのが遅すぎる
②スピ問で高得点だった為、安心しきっていた
③財務会計の勉強を始めるのが遅すぎた
④暗記アプリに頼りすぎて、アプリにデータを入れた段階で満足してしまっていた
⑤計画を立てていない、PDCAを回せていない
⑥科目を並行して学習しなかったため、忘れてしまうことが多かった
情けない…
東京オリンピックの影響により、2020年の1次試験は7月の上旬に行われました。
間に合わない!!
実質、2ヵ月を切った状態で5月中旬からリスケジューリングをするのは無謀でしたが、それでも合格したい気持ちで突き進みました。
リスケジューリング内容は、
①5年分の過去問だけに集中する。
②財務会計は足切り回避を狙う。
このリスケジューリングの結果で、経済学、運営管理、情報システムの3科目合格をもぎ取りました。
■初めての1次試験を受験した感想
経済学→結構出来た!意外と簡単な気がする。(72点)
財務会計→内容が分からない。(52点)
企業経営理論→自信あったのに微妙かもしれない。(56点)
運営管理→自信はないけど大丈夫かもしれない。(62点)
経営法務→過去問と全然違う。(48点)
情報システム→合格確信。あれ?意外と簡単?(68点)
中小→勉強した内容が全然出なかった。(57点)
1日目の企業経営理論が終わった段階で落ちたと思っていました。
それでも、希望を捨てずに2日目に向けて勉強しましたが、経営法務が終わった段階で不合格を確信しました。
ですが、2次試験合格後に初めて開示請求をしたところ、初めて受験した1次試験の合計点数は415点でした。
あと5点…
■1年目の1次試験後…
試験日の翌日から仕事が忙しくなった為、答え合わせはしませんでした。
どうせ落ちてるし…
ただ、「ふぞろいな合格答案(同友館)」が売り切れると聞いていたので、何となくAmazonで購入しておきました。
1ヵ月後、科目合格通知が到着した時、初めて不合格だという現実を受け止めました。
その後9月~11月の間、「エア2次勉強」と称した「ふぞろいな合格答案(同友館)」の写経を始めました。
そこで行ったことは、
①B、C答案をどのように変えれば、合格答案になるかを考察。
②答案だけではなく、設問、与件文の全写経を行う。
これが後々に役に立ちました。
同時期にYouTubeの勉強ルーティン動画系にハマり、カフェで勉強してドやるという事を覚えました(笑)。
■モチベーション維持
不合格が判明した次の日から勉強を始められる方はかなり意志が強い方だと思います。
完全独学だった自分はモチベーション維持の為、違う試験を受けることにしました。
色々と調べた結果、
①経営学検定→企業経営理論が不合格だったのがショックだった為
②企業経営アドバイザー→診断士試験をカバーできる試験だと考えた為
を受験することにしました。
特に「企業経営アドバイザー」は、テキストも購入し、12月から本格的に取り組みました。
他の資格試験にトライすることで忙しくなり、結果的にモチベーションを維持出来ました。
■2回目の1次試験に向けて
12月に発刊された TBC特訓問題集「中小企業経営・政策」から勉強を再開しました。
また、2回目の1次試験への対応方法は、以下の通りです。
①過去問10年分ローテーション
②テキストは補助的に活用
③1つの科目を集中的にやらない
④財務会計を得意科目に
⑤朝活!
■2回目の1次試験の感想
財務、企業経営理論は合格したという確信がありました。ですが、2日目、特に中小は勉強していた範囲と全く違う内容が出題され、もう駄目だと思いました。
中小白書を全部覚えろってこと!?
と、思いながら帰りました。
答え合わせはしないつもりでしたが、「1年目と違う事をやらないと合格できない」と思っていたので、帰宅後、答え合わせを行いました。
結果は…
合格!!
まさかの合格!しかも全科目合格点で、信じられませんでした。
すぐさまコンビニにハイボールを買いに走り、祝杯を上げました。
この日は勉強せず、1次試験対策用の参考書を片付けて、2次試験対策モードに切り替えました。
■初めての2次試験に向けて
使用した教材は、
①ふぞろいな合格答案シリーズ(同友館)
②30日完成!事例Ⅳ合格点突破計算問題集(同友館)
また、合格発表後、各予備校の模擬試験の申込期限が迫っていたため、即刻申し込みました。そして、アプリでの勉強時間管理も始めました。
基本的な1日の流れは朝に1時間30分、昼休みに1時間を確保し、事例Ⅳを勉強しました。
帰宅後、事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの過去問を1日2問ペースで解いていきました。
休日は大体9時間は勉強していました。
絶対合格!!
9月下旬ごろ、30日完成問題集が終了し、過去問も全部解き終わりました。
この頃は憑りつかれた様に勉強しており、前日の勉強時間を超えるのがノルマになっていて、
ハッキリ言って苦しかったです。
大体、木曜日か金曜日に疲れがピークに達することが多く、耐えられない時は早めに就寝するようにしていました。
この時期を乗り越えられたのは、試験日まで余裕がない事と、
ここまで来たら2次試験は一発合格したいという一心でした。
9月下旬から事例Ⅳ全知識&全ノウハウ(同友館)を追加しました。
解けないわけではないのですが、事例Ⅳの勉強は遅れているかもしれないと思っていました。
事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲはあまり遡りすぎると今の問題と違いすぎて役に立たないかもしれないと思ったので、過去5年くらいに絞り、テーマを持って設問を解くようにしていました。
テーマの例
「キーワードだけで解答が作れるか」「解答が思いつかない時の対応方法」「わざと不合格の解答を作る」などです。ここで1年目のエア2次勉強が役に立ち、回答の骨子を作るのがとても楽でした。
■アクシデント発生
2021年は新型コロナウイルスの変異種であるデルタ株が蔓延しており、ワクチン接種も始まっていました。1次に集中する為、接種を見送っていましたが、1次試験終了後、1回目のモデルナワクチンを接種しました。
副作用が酷いなどと騒がれていた割に、1回目は腕がちょっと痛いくらいで何ともありませんでした。
ただ、2回目の接種時に事件が起きます。
2回目は月曜日の勤務終了後に接種会場に行きました。
そして、接種した翌日…昼頃に発熱、体がだるくなり、勉強できるような状態ではなく、この体のだるさが土曜日まで続き、ほぼ1週間、勉強できませんでした。回復したのは日曜日の朝でした。
いま考えても、この大事な時期に1週間勉強しなければ諦めていたと思います。
ですが、日曜日からはいつも通り、平日5時間、休日9時間ペースで勉強を再開し、試験に臨みました。
この時の自分を支えたのはやはり、ここまで来たら合格したい、という一心だったと思います。
2次試験にかけた勉強時間は360時間でした。
■そして2次試験へ
事例Ⅰ~丁寧に解きすぎて時間が足りなくなる(69点)
事例Ⅱ~フランチャイジーとフランチャイザーで頭がごちゃごちゃに(60点)
事例Ⅲ~一番できた!10分残して途中退室(62点)
事例Ⅳ~あれ?意外に簡単?(62点)
総じて手ごたえがない試験だと思いました。感覚的には半分は出来たかなと思っていました。
試験後はしばらく燃え尽き症候群になりましたが、1か月後には来年の2次試験を見据え勉強を再開しました。
■合格…その瞬間
合格発表日は仕事でした。会社のパソコンで見るか、スマホで見るかを迷いながら朝を迎えました。
とりあえず実務補習は15日コースを受けようと決め、11時30分に合格を確認しました!
本当に信じられないといった気持ちでした。
あまりに信じられない気持ちだったので何故か冷静になってしまい、実務補習の申し込みを淡々と処理しました。お陰様で実務補習難民になることはありませんでした。
その後、実務補習、協会への入会など怒涛の約半年間を過ごし、今に至ります。
■おわりに
自分なりの合格のコツは1次は過去問、2次は国語力だったと思います。
2次試験は量より質の試験ですが、量で押し切りました。
次回はことさんの登場です。
お楽しみに!
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