合格体験記~ギリギリだけど何とか受かったよ編 byまっぺ
みなさん、おはようございます!タキプロ13期のまっぺと申します。
過去の記事はこちら。
※タグ「まっぺのノウハウ」で飛べます。
私はストレート合格者ですが、短期間の勉強だったため色んな面で超ギリギリを走っていました。
今不安の中合格を目指して頑張っている受験生に、こんな例もあるよ~と励ますつもりで赤裸々に書きましたのでご笑覧いただけますと幸いです。
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目次
■時間がない人用サマリ
・筆者は1次2次ストレート合格生(1科目免除あり) 勉強開始時期は2021年2月~
・受験理由はキャリアアップ、部署異動希望のため。
・受験スタイルは
・1次:スタディング+TACスピードテキスト(企業経理理論)+Youtube+過去問
・2次:ふぞろい10年+事例問題攻略マスター+事例Ⅳ全知識・全ノウハウ+Youtube+過去問
・家族の協力に最大限の感謝を。
・合格後は診断士登録予定。現業以外にも仕事、学びの場、横の繋がりがあることは嬉しいメリット。
・最後まで諦めないで!絶対合格できると信じ最後まであがくことが大事!!
■私の経歴、合格までの受験回数・時間
年代/性別 :30代/女性
職種 :機械メーカーのIT企画推進
受験歴 :1次:1回、2次:1回(AAAB)
勉強時間 :1次:200時間、2次:80時間
勉強方法 :1次:STUDYing+α、2次:独学
得意科目 :1次:企業経営理論、運営管理、2次:事例Ⅱ(マーケティング)
知識下地 :簿記3級、応用情報技術者試験(1次経営情報システム免除)
■中小企業診断士に挑戦したきっかけ
私は今の会社へは中途入社なのですが、採用時説明されていた業務と若干異なる配属になり、
部署異動希望のため経営知識の武器を探していました。
MBAと中小企業診断士の2択で迷いましたが、MBAは2年間拘束されること、自身が超文系バックグラウンドのため経営・経済関連の研究をやり切れるかという不安、現業との両立の不安もあり、
一旦中小企業診断士に挑戦してみて手応えをみようと判断しました。(もちろん費用の問題もありました)
■学習スタイルと試験当日~1次試験
・1次:スタディング+TACスピードテキスト(企業経営理論)+Youtube+過去問
勉強を開始したのが2021年2月ごろと遅かったこともあり、初めは1年目で科目合格できればいいや、程度に考えていました。
独学をするには各テキストを吟味している時間がなく、勉強範囲がコンパクトという噂と合格実績も高いスタディング(STUDYing)に決めすぐ申込み。
平日は朝1時間のみ、土日は日中時間が取れたらという感じで勉強していました。
当初は動画2倍速で流しテキストを読み込んでいましたが、私は音声より文章を読んでいるほうが頭に入りやすかったので途中からテキスト読込みに全振り。
こちらの記事にも書きましたが、過去問やる前にテキスト1周しないとと思いこんでいたので、実際に過去問に着手したのは6月後半でした。しかし、過去問の解答を見てもスタディングで出てきていない範囲が多いように感じられたため、以降は過去問メインで勉強を進めることとしました。(なので過去問は早めに着手することをお勧めします!)
このままでは確実に落ちると思ったため半分賭けでしたが科目ごとに対策を講じました。
この辺りから、科目合格では苦手科目は永遠に受からないと感じ、1発合格するしか道はない!と1次試験合格自体が目標になりました。
テキストだけでなく、Youtubeも思いっきり活用しました!
A.経済学・経済政策 | 苦手科目①だったので足切り回避を目指し、スタディングの直前対策テキストを周回。 スタディングの解説で意味不明な箇所はYoutubeで単元を検索し、解説動画を視聴。 |
B.財務・会計 | 苦手科目②でしたが2次試験にも関係するため、過去問をひたすら周回。 理解できなかった問題はネットやYoutubeの解説を読み込んで理解できるまで解き直し。 |
C.企業経営理論 | 勉強していて楽しかったのもあり8割目指してTACスピテキ追加購入。ひたすらスピテキと過去問を周回。 |
D.運営管理 | そのままでも比較的高得点を取れたため、過去問をひたすら周回。 |
E.経営法務 | 暗記科目①と認識し、ラスト1週間で詰め込み。Youtube(「ダンシ君のサブノート」の1問1答)で短期記憶を定着。 |
F.経営情報システム | (資格免除) |
G.中小企業経営・政策 | 暗記科目②と認識し、ラスト1週間で詰め込み。 中小企業経営はスタディングの直前対策テキスト、中小企業政策はYoutube(ほらっちチャンネル・ダンシ君のサブノート1問1答)。 |
7月からはお尻に火がついて、朝2時間、夜3時間、土日はカフェや図書館に出向いて7時間くらい勉強していました。
コロナ対策のため在宅勤務だったので、本来は通勤の時間帯に机に迎えたのは幸いでした。
また夫の協力もあり、ラスト2週間は家事をほぼ免除してもらっていました。
・試験当日
試験当日は勉強せず余裕を持ったほうが良いと言いますが、人によります!笑
私は落ちた時に後悔すると思ったので、みっともなくあがき続けました。
移動時間、休憩時間もひたすらテキスト読込み(口の中で語呂合わせをぶつぶつ)、
1日目が終わった後は採点せず、2日目の科目を夜更かしして詰め込み。
結果、ほぼ6割で合格しました。(点数は恥ずかしくて出せません笑)
最後まであがき続けたことが合否を分けたと個人的に感じています。
■学習スタイルと試験当日~2次試験
・2次:ふぞろい10年+事例問題攻略マスター+事例Ⅳ全知識・全ノウハウ+過去問
自己採点をした後、合格したかも?と感じ2次試験の準備に着手しました。
スタディングの2次試験対策も見ましたが私には合わず、1次試験同様過去問が大切だろうと下記テキストを購入しました。
何故この3つかというと、解説が理解しやすかった「ダンシ君のサブノート」(というYoutubeチャンネル及びブログ)でおすすめされていたからです。
結果としては合格できたので、私に合っていました。
※診断士はテキストが色々ありますが、一通り見て理解が進まなかったら自分には合わないと判断して大丈夫です。考え方が似ている人のおすすめ書籍は当たりやすいと思います。
準備したのは良いのですが、1次試験後に手術や通院があったため、実際に勉強着手したのは試験1か月前でした。(ここでも超ギリギリ)
①ふぞろいな合格答案10年データブック | 事例Ⅰ~Ⅲ過去問と解説確認用 | 超有名な過去問解説問題集。H28~24年の事例Ⅰ~Ⅲを1.5巡。 ふぞろいの採点はキーワード形式のため、間違えた際は「何故このキーワードが拾ってこれなかったか」を突き詰めて考え、 結果、与件文整理には赤(S,O)、青(W,T)、緑(その他気になるワード)で線を引き、回答作成時に消し込んでいくスタイルに落ち着きました。 コラムの量が多かったのも孤独な独学受験者としてはとても励まされました。 ただ個人的には、ふぞろい10年は平成28年分以前収録なので事例が古いため、時間がない受験者はふぞろい合格答案の最新版を買うほうが良いのかなと感じました。 |
②2次試験事例問題攻略マスター | 事例Ⅰ~Ⅲ過去問と解説確認用 | R1年~H27年の事例Ⅰ~Ⅲを1.5巡。 ふぞろいとは異なりキーワード形式の採点でないため、考え方の補強として使用しました。 SWOT分析や与件文の整理、全体感の説明が丁寧なので理解が進みやすかったです。 ふぞろいと解答が違ったことも私には安心材料になりました。(要素を押さえていればキーワードがなくても点が取れる…!という) この記事で触れた時間配分もこの本を参考に組み立てました。 |
③事例Ⅳの全知識&全ノウハウ | 事例Ⅳ用 | 書籍に記載の「6テーマの学習順序」の通り進めました。 ・主要3テーマ(経営分析、損益分岐点分析、意思決定会計)の重要度A・B問題を2巡。 ・準2テーマ(セグメント別会計、キャッシュフロー分析)の重要度A問題を2巡。 ・その他計算問題を1巡。 この時に意思決定会計は捨て問にしようと決意。そのため他テーマで点を取れるように解説読込&復習に力を入れました。 |
とにかく試験まで時間がなかったので、事例Ⅰ~Ⅲの過去問は解答骨子を作成する35分(多めに見て40分)で1回切り上げ、キーワードや解答の方向性が合っているかを確認し、次の過去問に進んでいました。(つまり、解答用紙に解答を書きこんでいません。メモのみ)
朝の出勤前に事例を1つ解き、その日の夜に朝の採点・解説確認および事例Ⅳ全ノウハウのセクションを1つ解く…というスタイルで毎日高速回転。制限字数内に文字を収める訓練は、土日の時間がある時にふぞろいの再現答案を写経(=丸写し)することで端的に解答できるワードをストック。
試験直前期は事例1つにつき解答記入まで含めて80分で全問解き終わるように時間を計り、事例Ⅰ~Ⅳの本番順で回しました。
ふぞろい式自己採点で過去問の8割取れるようになっていれば合格ライン、というのを見たことがあったので目指していましたが、結果的に直前でも6.5~7割くらいでした。
・試験当日
1次試験同様、2次試験も休憩時間はファイナルペーパーを読んでいました。
さちのひもけぶかいねこ、だなどこ等の手法や、機能別組織のメリデメ等の1次知識をひたすら繰り返し…。
R3年は最初の事例Ⅰの手応えがなさすぎて落ち込みましたが、事例Ⅱで何とか回復し、最後まで集中力が持った記憶があります。
終わった後は全く自信がなく、確実に落ちた…と思いました。合否発表前にもかかわらず次年度に向けてイケカコノートを購入し、事例Ⅳ強化を始めていたくらいです。
合否発表にて自分の番号があった時、本当に!?!?と何度見もして驚くと同時に、もうとにかくほっとした記憶があります。(来年も走り切れるのか自信がなかったため)
・口頭試験:タキプロの予想問題集のみ
2次口頭試験の準備にて初めてタキプロにお世話になりました。予想問題集を頂き、直前まで何回も反芻。
2次筆記試験後に再現答案がきちんと書けていれば特に恐れることはないと思います。
私は筆記試験中の記憶がほぼなく、再現答案が書けなかったため、予想問題集を頼りに対策しました。
当日は事例Ⅲと事例Ⅳについて質問があり、特に事例Ⅳセルフレジ関連の質問は予想外だったため、近所のスーパーから感じた個人的意見を交えて話を延ばしました。
面接官との会話が途切れなければ合格できるはずです!
■今後について
異動アピールのための資格取得ではありましたが、勉強していくうちに中小企業診断士という職業にも魅力を感じ、中小企業診断士として登録予定です。
(今年3月に実務補習5日間を受講済み。残り10日間は実務従事で獲得予定)
MBAは費用面とライフイベントの兼ね合いでまだ検討中。
実務補習5日間ではメンバーにも恵まれ、とても充実した経験をさせていただきました。
またこのようにタキプロの活動にも参加させていただいており、現業以外の繋がりができたことは合格後の大きなメリットです。
■合格を目指す方へのアドバイス
勉強開始が遅かったことや手術入院、仕事の繁忙期等諦める理由はいくつも見当たり、その度に何度も挫けそうになりましたが、
・自分の得意、不得意を早期に判断し、自分にあった勉強法を見つけられたこと
・最後まで諦めずにあがいたこと
が合格ポイントだったのではと個人的に思います。
今この記事を読んでいる受験生の方!
今年絶対合格できますので、諦めずにひた走ってください!!!
精神論になりますが、最後まで支えてくれたのは諦めない心です。
直前期は様々な方の合格体験記に励まされ、合格するイメージを固めたことでモチベを維持できました。
私の体験記もどなたかの参考になればと思います。
■おわりに
余談にはなりますが、試験勉強期間中、夫の最大限の協力があり勉強に集中することができました。夫!本当にありがとう!!
夫からの「来年はないよ」という辛辣な一言も発破をかけたと思います!涙
他の方みたいに余裕のある感じではなくてだいぶお恥ずかしいですが、
いち合格者のリアル体験談として緊迫感が参考になれば幸いです。
次回はかずをさんの登場です。
お楽しみに!
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