メーカー勤務×勉強時間が取れない人への事例Ⅲ対策 by おぐ
読者の皆様、いつもブログを読んでくださりありがとうございます。
タキプロ13期のおぐです。
前回は合格体験記「保育園が休園して勉強時間が思うように取れない人向けの合格体験記」にて、自己紹介、1次試験と2次試験の勉強法概要について書きました。よければリンク先の記事も読んでみて下さいね。
さて、今回「事例Ⅲ対策」として、メーカー勤務の方が事例Ⅲの勉強時間取れない場合どうすれば良いかというマニアックなテーマで書かせて頂きます。
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■メーカー勤務者にとっての事例Ⅲの難しさ
①回答の深さがわからない点と②過去の記憶との混同があるかと思います。
事例Ⅲは、「与件文にあるQCD(品質・コスト・納期)の問題点を把握して、回答すれば良い」という大きな方向性はわかるんです。
ただメーカー勤務者、特に現場に近い仕事をした方にとっては自分たちが過去解決してきた具体例を想起しやすかったりして、細かく書きすぎてしまったり、与件文ファーストが失われてしまいがちです。模範解答にあるような内容よりも、まず現場に足繫く行って、おっちゃん達との関係築いて、それで根回しした上で改善案入れないとどうにもこうにも進まないですよね・・・とか考えるのはやめましょう。笑
しかも生産方式が個別生産なのか連続生産なのかによって、あるべき姿が変わるのに自分の勤務している会社のあるべき姿を当てはめてしまうようなことも起きてしまいます。
■試験対策時間がないメーカー勤務者がやるべきこと
私がやったことは、他の方のファイナルペーパーをまず収集しました。
移動中に「事例Ⅲ ファイナルペーパー」として検索し、与件文に記載の課題・問題点に対して解答のキーワードが記載されているものを多く読み、丸暗記しました。
生産計画・生産活動・生産統制・情報システム・営業面での課題に対して、どういう回答が加点ポイントか覚えてしまいます。
以下、例です
【生産計画】
・生産計画が形骸化している
↪生産計画の精度向上
↪生産計画の短サイクル化(週次化・日次化)
【生産活動】
・作業方法にバラつきがある
↪作業方法のマニュアル化、標準化
↪作業方法のルール統一、基準の明確化
↪3S
【生産統制】
・作業指示がなく、現場対応
↪余力管理、進捗管理
↪作業手配、差立て
【情報システム】
情報共有がされていない
↪DRINK
・D:データベース化、共通データベース
・R:リアルタイムでの情報共有
・I:一元管理
・N:ネットワーク整備(部門間)
・K:共有化
【営業面】
・需要予測が不十分 ・需要予測の精緻化
↪販売計画の立案
その上で、過去問を解いて、ふぞろいで採点をしながら、足りてなかったキーワードを再度暗記します。
邪道のような勉強方法かもしれませんが、諸先輩達がまとめてきたファイナルペーパーの中でも上位にヒットするものは洗練されており、回答の深さを知るのに凄く役立つのです。もっと細かく書きたい気持ちは抑えて、その粒度で回答を抑えることを意識し、与件文ファーストを心がければ変な妄想回答路線にドハマリしていくことはないかと思います。
■おわりに
前の終わりにでも記載しましたが、今の時期から時短に拘る必要はないとは思いますが、直前期に思うように時間が取れないことがあればこのブログを思い出して頂ければ幸いです。
実際に私は中小企業診断士実務補習として、製造業の中小企業の支援に入りましたが、中小企業診断士としての勉強経験が活きました。
次回はtanayanさんです。
お楽しみに!
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