タキプロ的おすすめ書籍⑯「日本で最も人材を育成する会社のテキスト」
おはようございます!ふくまにあ@タキプロ九州です
昨日は診断協会支部の研修会と忘年会に行ってきました!
地域流通経済研究所の専務理事より、来年3月の九州新幹線全線開通がもたらす効果についての講義がありました。
ふくまにあの住む熊本県、くまもとラーメンや馬刺し、阿蘇山はもちろん人気なのですが、意外なことに「夜の街に魅力があった」と感じる人がとても多いそうです。それも、何回も訪れる人ほど、「熊本の夜の街、よかぁ~」と思うそうです。
ふくまにあ、その辺詳しくないんですが。。。いかが?熊本にいらっしゃいませ~
さて、今週のおすすめ書籍は、「日本で最も人材を育成する会社のテキスト 酒井譲」です。
- 「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト (光文社新書)/酒井穣
- ¥777
- Amazon.co.jp
この本は、企業の人材育成担当者をはじめ、経営の行き詰りに直面している経営者や自らの成長戦略を考える若手のビジネスパーソンにも役立つ、と紹介されています。
第1章の人材育成の目的から、具体的な育成ターゲットの選定、育成のタイミング、育成プログラムの設計、その測定など実践的な内容になっています。
ふくまにあが日常接する中小企業では、人材育成といっても、名ばかりのOJT、プラス年数回の研修会どまりです。
そんな計画なし、まともな教育なしの中小企業の人材育成でも、それでも、育つ人は育っています。
このような、放っといても育つ人を「積極的学習者」といい、組織全体の10%程度存在するそう。
その他は、消極的学習者(60%)、学習拒否者(30%)という構成になっているそうです。
人材育成においては、放っておいても育つ積極的学習者はいいとして、消極的学習者をどう育てるかが最終的に企業間の格差につながります。
また、「伸びる人材の特徴」として下記のような一節があり、非常に興味を持ちました。
松尾睦教授(神戸大学)は、著者「経験からの学習」(同文館出版)の中で、営業マンの成長にとって「顧客志向」の信念が経験学習の効果(学習の速度)を左右することを明らかにしています。
「顧客志向」の信念を持った営業マンは、商品をただ売るのではなくて、顧客満足を達成しようとし、顧客のためにならない商品の販売はときに自らこれを拒否すらします。
結果として仕事の難易度が高まり、処理すべき情報量も増え、同じ「顧客に商品を売る」という行為から得られる経験が異なってくるでしょう。
ここで私が注目したいのは、顧客志向というのは「社内顧客」という概念を用いれば、企業のいかなる部門にも適用できる信念であるということです。
「顧客のために自分が」と決心した瞬間、人はぐんと成長します。
自ら仕事の難易度を上げ、考える時間を増やします。
結果として、顧客志向で始まりつつも、自分の能力を自らで引き上げることになっています
この本はさらっと読むこともできますが、細かい部分まで情報がつまってますので、書き出してまさにテキストとして使いたいと思っています
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■12月11日(土)17時30分~(会議室4)
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■12月16日(木)18時~(会議室4)
→口述試験対策
■12月23日(木)18時~21時30分(会議室4)
※場所:高田馬場 戸塚地域センター
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