【2次試験・多年度受験生向け】今の内からできることを!
こんにちは。水曜の朝担当、「よこっち@1/2岩手」です。
さて、この時期は1次試験の話題ばかりなので、今回は2次試験について。
◆多年度受験生だからこそ、今の時期にできること
多年度受験生の今の最大の強みは、ストレート受験生が1次に専念している今の時期に、2次試験の勉強ができることです。
だからこそ、時間がある今だからできること、今しかできないことを行なうことをおすすめします。
それは、①1次知識の補強と各事例で必要な項目の整理と、②自分なりの模範解答の作成です。
◆知識の補強とキーワード整理
各事例では、頻出のテーマや概念、キーワードがあります。
事例Ⅰでは、モラール・モチベーション向上、評価、能力開発、後継者の育成、事業承継・譲渡・買収(M&A)、組織文化、同族会社の特徴等。
テーマでは、高齢者・女性の活用や、非正規社員の活用が注目されています。
事例Ⅱでは、STP、顧客関係強化関連施策やCS・顧客生涯価値(LTV)、インターナルマーケティング等。
テーマでは、コーズ・リレーテッド・マーケティングやCSRは、引き続き注目です。
事例Ⅲでは、QCD改善とその方法、受注生産と見込み生産の違い、小ロット化等。
テーマでは、製造業の業務改善が主流です。
2次試験合格には、頻出テーマやキーワードを押さえておくことが重要ですので、不安がある人は、復習して、知識補強に努めてください。
また、特に事例Ⅱの企業は、マーケティングに注力できるくらい「ある程度成功している企業」が題材となります。
新しい概念やワードが出やすい事例でもありますので、1次試験を受験しない人も、今年H25年の問題だけは、1次試験後に入手して、知らない単語がないように押さえておくといいと思います。
なお、これらの必要な知識の見極めとしては、『2次試験合格者の頭の中にあった全知識』『2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ』等、2次試験に特化したテキストがおすすめです。
◆キーワードの羅列にならないように!
上記、キーワードを押さえておくことは必要条件ですが、合格の十分条件ではありません。
単なるキーワードの羅列では、“その会社・企業にあった提案”をしているとは言えないからです。
合格後の実務補習や実務従事を行なうと良くわかりますが、各企業の状態や資源(ヒト・モノ・カネ・情報)、あるいは立地条件や外部環境で、取るべき戦略・取れる戦略は大きく異なってきます。
その企業の状況を考慮して、提案を行なうのが『中小企業診断士』であり、診断士の存在意義でもあります。
なので、その企業でできることかどうかをしっかり考えて、提案することが必要となります。
ただ、2次試験では、その企業の状態を示す情報は与件文に記載されている内容だけですので、与件文から外れないようにだけは、気をつけてください。
◆自分なりの模範解答を!
この時期の勉強法としては、過去問を用いて、自分なりの模範解答(事例企業ごとの最適提案)を作れるように練習し、それを他の年度の過去問でも再現できるようにすることをおすすめします。
その時「自分なり」と「自分よがり」は異なるので、注意が必要です。
「自分よがり」は、個人的意見や与件文から外れた解答を書くことで、必要項目の抜け漏れが発生してしまいます。
「自分なり」とは、自分の言葉を使いながら必要項目を記載していくことです。
模範解答を作成する際には、最初は自分だけの考えだと多面的な見方ができない可能性がありますので、『ふぞろいな合格答案』『全ノウハウ』といった他の人の過去問解答例を参考にすると良いと思います。
◆時間と問題入手が可能なら、旧事例を
もし、この時期、勉強するものがなくなってきた、過去問を解き過ぎてて解答がワンパターンになってきたと感じている人は、H12年以前の旧事例を解いてみることをおすすめします。
旧事例では、回答字数が1000文字を越えるもの、図表を用いた設問等がありますので、例えば昨年H24年の事例Ⅲのように傾向が変わって図表が出ても、本番で焦らずに問題を解けるかもしれません。
なかなか旧事例の入手が難しいのは、難点ですが
なお、もちろんタキプロでも1次試験後の8月10日に、2次試験向けセミナーを開催します。
また、今日書いた『ふぞろいな合格答案』『全知識全ノウハウ』合同セミナー等、1次試験後にいろいろと開催されますので、参加を予定してみてください。
今日はここまで。
来週もお楽しみに
最後はタキプロ勉強会のご案内です。
タキプロ勉強会のお知らせ
【今後の予定(東京)】
・7/25(木) 19時~21時半 新富区民館 1次試験対策(相談会)
・7/28(日) 9時半~12時 八丁堀区民館 1次試験対策(相談会)
*2次試験対策では、すべての設問を議論の対象とすることは時間の都合上できません。なるべく受験生の希望を反映するため、参加申し込み時にディスカッションをしたい問題をご記載いただければと思います。
また、題材の事例について事前に解答を作成し、5部程度コピーをお持ちください。
*1次試験対策を希望される方は、参加申し込み時に対策をしたい科目と、どのようなことをしたいかを簡単にご記載ください。
勝手ながら各回とも開催日前日の0時に申込みを締め切らせていただきます。
〆切後に参加を希望される方はメールにてお問い合わせください。
お問い合わせ先:takipro2010(あっと)gmail.com
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