2次試験の学習は過去問を最大限利用 by おだっち
読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期のおだっちと申します。
過去記事・自己紹介はこちら↓
企業経営理論は診断士の「考え方」である byおだっち
合格体験記 ~過去問は最高の教材~ by おだっち
私は令和3年度の2次試験に合格し、2・3月の15日の実務補習を終え5月に診断士登録しました。
本稿執筆時点で様々な機会に恵まれ忙しくて死にそうな楽しい日々を送っています。
目次
■はじめに
先週末は1次試験でしたね。皆様本当にお疲れ様でした!
1次試験が終わったばかりなので、ゆっくり休んでください、と言いたいところですが、特に今年初めて2次試験を受ける方は2次試験に向けてすぐに行動を開始する必要があります。
今回は、2次試験の学習を進める上で私なりに重要だと思うKey Pointについてお伝えします。
独学・初学者の方を想定して書いていますが、予備校利用や多年度の方にも参考になれば幸いです。
■参考書を決める(特に独学の人)
当たり前の事ですが、2次試験対策を行う上で参考書が必要です。
2次試験の参考書は多数ありますが、その中で自分がこれだ!と思う参考書を決めてしまいましょう。
参考書によって、「テイスト」が異なります。いくつかの参考書を見て自分に合った参考書を選ぶのがいいのではないかと思います。
複数の参考書に手を出すより、同じシリーズの参考書を何周も行い記憶の定着を図るのがよいと思います。
ちなみに私は完全独学だったため、過去問を最大限活用すべく「ふぞろい」をメイン参考書として、事例IVのみ「全知識&全ノウハウ」も利用しました。
そのため以下では、過去問をメインの学習教材として進めることを前提としてお伝えしていきます。
■過去問1周目:重要論点を自分の言葉で理解する
過去問1周目実施時は、何を聞かれているのか、何を書けばいいのかチンプンカンプンかと思います。
独学だった私も、あまりにもチンプンカンプンすぎてずいぶん焦ったのを覚えています。
でも大丈夫。みんな初めはチンプンカンプンです。
過去問1周目はまずは事例問題に取り組んでみて、参考書で論点を確認しましょう。
この際、ただ参考書を読むだけでなく、自分なりに考え、分析し、自分の言葉として表現してみると良いと思います。
ちなみに私の場合は、「秘伝のエクセルシート」を作って学習していました。
詳細は過去記事にも書いたので是非参考にしてください。
合格体験記 ~過去問は最高の教材~ by おだっち
■過去問2周目:ミスしたことを記録する
過去問2周目は、1度学習したことがある事例なので、全容を把握している事例に取り組むことになります。
でも、2周目ではまだ納得のいく回答はまだ書けないと思います(少なくとも私はそうでした)。
1度取り組んだ事例なのにも関わらず書けなかった・分からなかった場合は、自分の考えにバイアスがかかっている可能性があります。いわゆる「思い込み」です。
そこで私は、「どこを・なぜ間違えたか」を記録し蓄積していくことで、自分の「思い込み」のクセを把握しバイアスのない解答を追求しました。
また、事例IVではケアレスミスも含めて「どこを・なぜ間違えたか」リストに記録しました。
このようにすることで、自分がミスしやすい点や苦手な分野が明確になり、それが3回目以降の重点注力ポイントとして浮かび上がってきます。
■過去問3周目以降:飽きるまで繰り返す
過去問3周目以降は、さすがに事例の内容がかなり頭に入っているので、模範解答に近い回答が書けてしまいます。
ですが、2周目から少し時間をおいてから取り組むことで新たな気づきがあったり、繰り返し実行することで診断士としての考え方が定着してきます。
また、事例IVでは3周目・4周目でも引き続きケアレスミスが発生します。
練習でケアレスミスするなら、本番でもケアレスミスします。自分のケアレスミスのクセはしっかり把握して徹底的に潰しておきましょう。
■過去問学習時の時間設定
あくまで私の例ですが、下記のような時間配分で実施していました。皆様の学習計画の参考になれば幸いです。
過去問1周目
設問回答:時間無制限(とにかく書いてみる)
参考書で理解を深める:1事例につき120~180分
過去問2周目
設問回答:80分
参考書で理解を深める:1事例につき60分
過去問3周目
設問回答:65分
参考書で理解を深める:1事例につき30分
過去問3周目では1つの事例65分の時間設定とし、このペースに慣れておけば本番でも初見の問題になんとか時間内に対応できると思います。
私の場合、合格年度は各事例を試験終了数分前に書き終えることができました。
■何年分の過去問をやるか
これは様々議論があります。もちろんたくさんの年度分やった方が良いですが、そこは正直学習に使える時間との相談になります。
だた、間違いなく言えるのは
・最近の試験年度の方が重要(古いのは設問のトレンドやそもそも社会情勢が変わっています)
・事例Ⅳは、他の事例より多くの年度分の過去問を解くべき
かと思います。
この点を踏まえ、過去問1周目をやりつつ、学習の進捗を見ながら何年分の過去問を解くかを決めていくことになると思います。
ちなみに私は、事例I~Ⅲを2事例実施 → 事例Ⅳを1事例実施 → 事例I~Ⅲを2事例実施 → ….. のサイクルで学習を進めていました。
■おわりに
いかがでしたでしょうか。
学習方法は人それぞれですが、何かの参考になれば幸いです。
今回は試験勉強に焦点を当てた内容となりましたが、2次試験を通して学ぶことは診断士としての考え方のベースとなります。
また、2次試験を勉強が進むにつれて身の回りの様々なビジネスに対する視点が変わり成長が実感できます(視座が高くなるとも言います)。
試験勉強大変かと思いますが、その先には新しい景色が待っています。
まだまだ気を抜かず頑張っていきましょう!
次回はロッキーさんの登場です。
お楽しみに!
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