現状分析/課題対策ってやっぱり基本です! by Dadao
読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期のDadaoと申します。
3度目の投稿になります。今回は合格体験について書かせて頂きます。
(私の以前の記事、自己紹介はコチラ。①事例Ⅱのノウハウ ②事例Ⅰのノウハウ)
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■はじめに
1次試験が終わり、10月30日の2次試験まであと2か月ちょっとですね。
この2か月をどう過ごすのか、皆さんいろいろ思料されているかと思います。
2次試験が初めての方と2次試験経験者では対応が異なりますが、できれば、やみくもに過去問を解く前に現状分析をして頂きたいと思います。
合格レベルがどのような状態で、現在のご自身がどのレベルで、ギャップを埋めるにはどのような対策を立てて練習して行けばよいのか、という観点が大切かと思います。
(2次試験が初めての方は、とりあへず過去問を解いてみて、自分の現状の把握が必要かと思いますが。)
なお、かくいう私は、このような現状分析がうまくできず、2次試験を4回も受験することになりました。予備校の2次試験対策コースを利用することが多かったので、独学の方とは属性が異なると思いますが、甘ちゃんだった私の受験経験を振り返ることで、皆さんが何かの気付きを得られるきっかけになればと思って書かせて頂きます。
■2次試験1回目
1次試験を突破した余韻と、1次・2次合格コースという予備校のカリキュラムをただこなすだけで2か月間を過ごしてしまいました。自分の立ち位置を把握せず、自分の弱点もあいまいなまま2次試験では、得意の事例ⅣでⅠ~Ⅲをカバーするという安易な戦略で挑み、事例ⅣがD判定という、全く歯が立たない結果となりました。
■2回目
2次試験対策専門予備校に通い、予備校のカリキュラムを信じてひたすら予備校の問題をこなしていました。
それなりに2次試験で求められている内容も理解し、模試でもある程度安定した得点を取れていましたが、2次本試験では失敗しました。
今になって振り返ると、予備校のカリキュラムと予備校作成の問題を中心に演習し、過去問にじっくり向き合わなかったことが敗因かと思っております。
■3回目
1次試験の受け直しからはじまり、昨年度の反省から過去問とふぞろいのみを勉強道具に独学で対応しました。
結果としては少し手ごたえはあったものの、事例Ⅳのミスなどもあり不合格でした。
■4回目
3回目の不合格時点での敗因分析は、下記に集約されることが分かりました。
①自分の思い込みの強さ
②1次知識を十分に自分のものにできていない
そこで、この弱点を克服するためにはどうすればよいかを調べる中で、ある予備校で①メタ認知の難しさとその対策、②2次試験における1次知識の重要性に関する説明があり、これだと思い受講しました。
①の対策では、受講生同士でディカッションを繰り返し、多様な考えを知って自分の思い込みを振り返ることができました。(簡単に自分の思い込みグセを直せるわけではないですが、意識できるようになりました。)
②の対策では、1次知識を体系的にリスト化したものを繰り返し覚え込み、設問文から想定される1次知識を書き出す訓練を行いました。
以上の弱点克服策と、過去問を題材にした演習を徹底的に繰り返したおかげで何とか2次試験を結果的にクリアすることができました。
とはいうものの、本試験当日は、緊張からか事例Ⅰの与件文が全く頭に入ってこず、設問も何を聞いているのか分からず、ただ時間だけが過ぎていき、焦りから半ばパニック状態に陥ってしまいました。それでも何とか空欄だけは避けて埋めましたが、全く自信がもてず、完全に落ちたモードになっていました。
そのような状態だったので、自分の受験番号を見つけた時は、うぉ?マジですか?という感想でしたが、今考えると弱点対策の1次知識の覚え込みがパニクッた際も無意識化でそれなりの対応ができていたのかなと思っております。
■おわりに
以上のように、自分の現状と合格レベルのギャップをはっきりと認識し、そこを埋める対策を自分で具体的に確立して練習を繰り返すことが重要かと思います。
甘ちゃんの私はこの認識と対応に4年もかかってしまいましたが、早くにこの部分に気付き、重点的に対策をしておけばおそらくもう少し受験期間が短くできたかもしれませんが、気付けただけでもよかったと思っております。
2次試験は、1次試験をクリアしたレベルの高い人達が2割弱しか受からない狭き門になります。
最終的には何が何でも点数をもぎ取るガチンコ勝負になりますが、そのような中で点数を積み上げていくには、弱点をできるだけ克服し、勘違いなどの大きなミスをせずに安定的な対応を自分なりに確立することが重要かと思います。
以上、ご参考になれば幸いです。
次回はつるさんの登場です。
お楽しみに!
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