事例Ⅲ 解答パターン例! byちよ
読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期のちよと申します。
2次試験を受験予定の皆さま!受験申込はもうお済みでしょうか?
「そんなまさか~!忘れるわけないよ~」とお思いの方も多いと思いますが、過去にはせっかく1次試験に合格したのに、2次試験の申し込みを忘れたまま勉強だけしていた!なんて方もいらっしゃったそうです。
もしもまだの方がいらっしゃれば、今年の受験申込は、9月22日(木)までですので、お早めにお申込み下さいね^^
そして、2次試験まで、残り約1か月半となりました。
勉強のできる期間が短くなるにつれて焦る気持ちも大きくなると思いますが、本日は得点源となりやすく対策しやすいと言われている事例Ⅲの勉強方法についてご紹介します!
■はじめに
私は令和3年度の中小企業診断士試験に、運よくストレートで合格が出来ました。
1次試験が終わるまで、2次試験の対策については一切考えておらず(考える余裕もなく)、8月下旬ごろから本格的に2次試験の勉強を始めました。
ほぼ独学のスタイルだったため、情報収集は主にYouTubeでした。
そこで分かったことは「事例Ⅲは対策しやすく、得点源としやすい」(と、受験対策の学校では言われているらしい…!)ということでした。
しかし、実際に事例Ⅲの過去問題を解いてみても、全く出来る気がしませんでした(笑)
「本当にこれが得点源になりやすい科目なのか?」「仕事で生産管理関係をしていて、関連知識がある人だけの話じゃないか?」
と感じていました。
しかし、最終的には、76点を取ることが出来、事例Ⅰ~Ⅳの中で最も高い点数となったので、YouTubeで得た情報通りの結果となりました。
本日は、私の経験をもとになりますが、事例Ⅲの勉強方法についてお伝えします。
少しでも参考になれば幸いです。
■事例Ⅲが対策しやすい理由?
では、なぜ事例Ⅲは対策しやすいと言われているのでしょうか。
それは、以下の3つのポイントが考えられます。
①与件文に企業の課題(問題点)が書いてある
②解答の方向性が決まっている
③120~160文字での解答作成を求められることが多い
上記のような理由から、解答パターンやシナリオが決まっている事が多いので対策をしやすく、きちんと対策をして濃い内容の回答を書けた人は、他の受験生と差をつけやすいのだと考えられます!
■解答の方向性
事例Ⅲは、生産や技術に関するテーマが出題されます。
どの企業にも必ず、強みと弱みがあります。
事例企業にも、必ず強みと弱みが与件文に書いてあります。
そこで、事例Ⅲの解答の基本は、自分自身がすでに中小企業診断士になったつもりで、「支援先企業の強みを活かして課題解決する提案」 or 「弱みを補うようにして課題解決をする提案」をするよう意識することだと思います。
そして、具体的な提案の方向性は、「短納期化」「高品質化」「生産効率アップ」を出来るようにすることが多いです!
提案しない方がいい方向性は、大量生産をして価格勝負することです。
事例企業は中小企業のため、大企業との価格勝負になって負けてしまいそうな提案は避けた方がよいということですね^^
■解答パターンの具体例
次に、具体的なよくある解答パターンや活用できる単語について一部をご紹介します。
本当は沢山のパターンがありますので、受験生の皆さんは以下を参考に頂き、手間はかかりますが、オリジナルの解答シナリオ集ノートを作成してみてくださいね。
■例えば、与件分にこんなヒントが書かれていたら
「作業員の作業遅れ、作業者により作業時間が異なる、作業者がそれぞれの経験で行っている」→技能研修、熟練技術者のOJT、作業のマニュアル化をして、標準化!
「納期遅れが生じている」→生産計画を短サイクル化する
「工程管理方法がバラバラ」→全体的な生産計画を立てる、生産計画の専門部署を設置する
「仕掛品が散乱している」→5Sを徹底する
■よくある強みと弱みのパターン例
強み…技術力、一貫生産体制、高い営業力、提案力、短納期対応 など
弱み…生産能力不足、収益性が低い、生産管理体制不十分、残業発生、○○専門部署が無い、○○会社への売上依存が高い など
こういった解答パターン例は、「ふぞろいな合格答案」の合格者答案を参考にまとめていきました。
そうする中で、沢山の合格答案を見て気づいたことは、与件文には難しいことが色々と書いてあっても、解決策の提案はいたってシンプルでもOKということです!
難しい、かっこいい回答が書けなくても大丈夫です^^
■問題用紙への書き込み例
私は上記のように解答パターンを決めていたため、試験当日は与件文を読みながら、問題用紙にパターン化された答えを書き込んでいました。
後は、それを綺麗な文章にまとめて解答用紙に記入するだけでOKとなります。(とは言いつつ、試験当日は終了時間ギリギリまで、わっちゃわっちゃ書き直して「こりゃ駄目だ…」と内心思っていましたが…(;^_^A)
参考までに実際の問題用紙をアップします。
■おわりに
もしかすると、実際に生産管理系のお仕事をされている方にとっては、実際の現場で行われる高度な改善方法も思いつかれるかもしれません。
しかし、勉強時間の限られた2次試験対策では、ご自分の経験から解答を作成するよりも、合格者の解答パターン例をそのまま真似して覚えてしまった方が合格には近道かもしれませんので、参考にして頂けたらと思います。
シンプルな解答でも合格は勝ち取れます!ぜひ事例Ⅲを得意科目とし、得点源にしてください!
次回はしんたさんの登場です。
お楽しみに!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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