【インタビュー】中小企業診断士 ぶっちゃけ副業で幾ら稼いでますか?by Yuma
読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期の暴れん坊、Yumaです。
二次試験勉強も、残すところあと1か月程度となってきました。
この時期は、勉強の疲れが溜まってきて、息切れし…段々とモチベーションが保てなくなってくる時期だと思います。
そこで今回は、皆様のモチベーション維持(内発的動機付けではなく、衛生要因面での)につながる様な記事を書いてみました!
それではご覧ください!
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■はじめに
突然ですが、最近、中小企業診断士資格の人気が高まっていますよね。
そんな状況において、中小企業診断士を目指されている方はもちろん、中小企業診断士の資格に興味を持つ方や、新米の中小企業診断士の多くが興味を持っていること。
中小企業診断士の資格を使って、ぶっちゃけ幾ら稼げるの?
「こんな仕事が、幾らぐらいの単価で受けられるよ」といった情報はネットによくあるものの、ズバリ幾ら儲けているのか?といった情報は、当然といえば当然ですが、なかなかありません。
そこで、中小企業診断士の多くが企業内診断士であること、加えて昨今の世の中が副業解禁に大きく舵を切り出していることを踏まえ、サラリーマン+中小企業診断士として活躍する方に、ぶっちゃけどれ位稼いでいるのか、インタビューしました。
なお、中小企業診断協会がとった中小企業診断士活動状況アンケートに、関連情報が纏められていますので、こちらも参考にしていただけると幸いです。
https://www.j-smeca.jp/attach/enquete/kekka_r3.pdf
それでは、お楽しみください!!
なお、本インタビューはYouTubeでも公開しておりますので、ぜひこちらもチェックしてみてください!
https://youtu.be/a6GrfhfBA9Y
■ズバリ、いくら稼いでいますか?
Yuma
まず、今回副業に取り組まれているということで、今までタキプロではYouTubeとかでどういう(診断士資格の)活かし方してきているかって
定性的なところは結構インタビューできているんですけど、いくらぐらい稼げているかっていう、その…金額面ですね。
これは、情報としてないなかなか無い。
まぁ、当たり前ですが、出しづらいところではあるので。
でも、やはり気にされる方多いんですよね。
そこで、〇〇さんから、実際の副収入の状況など、聞かせていただければと思います。
〇〇さん
去年のペースでいけば(年間)300万円で、確定申告の金額ベースで行けば310万円になりますね。
今年はちょっと300万円超えないかな?
260~270万円ぐらいになるかなと思います。
ちなみに私の中では、会社員部分と、診断士部分、投資の部分があって、その内の、診断士関係の部分という意味です。
Yuma
投資についても、診断士の知識って結構活かせるものかなと、私自身も経験として持ってるんですけど…
どのぐらい稼がれているのですか?
〇〇さん
投資は去年だと110万円ぐらいだったかな?
Yuma
プラス診断士と投資で稼がれているということなので、去年で行くと、
だいたい本業+420万円ですね。
■これまでの副業収入の推移
Yuma
今、複数年、副業に取り組まれてるじゃないですか。
1~3年目とかその辺りの推移って、どんな感じだったんですか?
〇〇さん
1年目が…6万円とか、それぐらい。6~7万円だったと思います。
2年目の時に30万円。
3年目が310万円ぐらいで、4年目270万円ぐらいです。
普通に(副業)やってる人は、100万円/年ぐらいじゃないすかね、多いのが。
100万円/年台が多いんじゃないのかな。
ただ、もちろん稼いでいる人は1千万円とか、推測ではありますが、います。
会社員で1千万円の年収ありながら、診断士の副業収入で1千万円あげた人。
補助金の採択が1回につき、6件採択されたって話を聞くと、年間それが2~3回効いてるので、大体1,000~1,500万円/年ぐらい。
Yuma
副業で1千万円とか稼がれている方っていうのは、補助金の申請支援だけを行うことで、このぐらいの収入を達成してるイメージですか?
〇〇さん
副業の定義にもよりますが、会社員という立場がある人という定義でいくと、まぁ補助金の人が多いのかなと思います。
■副業収入が急に増えた要因
Yuma
今のが結構ヒントになると思うんですけど、10倍ぐらいに膨れてるじゃないですか、2→3年目の診断士収入が。
コレって、どんな変化があったんですか
〇〇さん
協会活動をしてる中で、1~2年目って顔覚えてもらったりしてるとか、あるいは…
正直、協会活動ってボランティアなんですよ。
ボランティアなんですけど、それで一生懸命真面目にやる人と手を抜く人って出てきます。
真面目にやってると…例えば会に出席するとか発言するとか、意見するとか、資料ちゃんと作るとか。
そうなると、(独立した人に声かける場合が多いかもしれないけど)その人に、ちょっと手伝ってくれないとかいう様なことで、声をかけられるケースとかが増えたかなってのありますね。
Yuma
協会活動で振ってもらえる仕事って、具体的にどういったものがあるんですか?
〇〇さん
書類審査、先輩診断士と行う診断業務、セミナー講師、xxxxxxの大きく四つですね。
書類審査は、事業者さんが書いた補助金の事業計画書をチェックして、公募要領通り書けているかどうかとか、添削するお仕事です。
先輩診断士と行う診断業務は、会社がどういう風に経営革新の申請してるかとか、経営革新に取り組んだ概要とか、これからの課題について、どう取り組んでいくかとか、助言どうしたかとか、その辺をまとめて報告するっていうようなお仕事です。
セミナー講師は、年間3~4件受注しています。
Yuma
この四つ、それぞれ幾らずつ稼がれているのですか?
〇〇さん
セミナーだったら1~2万円/回なので、年間8万円ぐらいですね。
書類審査、先輩診断士と行う診断業務は、それぞれ年間10万円ずつぐらい。
xxxxxxは、年間50万円ぐらい。
その他諸々が合計で70万円ぐらいあり、協会関係でいうとトータルで年間150万円ぐらいですね。
Yuma
ということは、残りの約150万円は、別の方法で稼がれているのですね?
〇〇さん
そうですね。
その他は主に、補助金申請支援と、執筆業務になります。
Yuma
それぞれ、お幾らほど稼がれているのですか?
〇〇さん
補助金のほうが80万円ぐらいですね。
そして、執筆のほうが20~30万円ぐらいですね。
Yuma
補助金も執筆も、直接受注されているのでしょうか?
〇〇さん
いえ、全て個人では受けていませんね。団体通じて受けています。
基本的には、個人ではやらないつもりでいます。営業が大変だからです。
直接やったほうが単価がいいとか、他の先生に取られるからとか、いろいろ意見あると思うんですけど…
私は、全然取ってもらっていいと思うんですよ。やっぱ営業大変だと思うんで…仕事取るの。
ということなので、別に、それで抜かれるどうこうとかっていう考え、全然なくて。
そっちの方の負荷の方が…と思うので。ホームページ作ったりとかあるので。
■ワークライフバランスについて
Yuma
結構、副業に関しても幅広くお仕事されている印象を受けます。
そこで、やっぱり気になってくるところは、日ごろの負荷。
相当忙しいとかだったら魅力度は落ちるし、逆にワークライフバランスしっかりとれているというなら、すごく魅力的な話になるかと思います。
負荷的に、どの様な状態ですか?
〇〇さん
スケジュールをお話ししますと、平日のところは、だいたい朝、副業やってます。朝6時ぐらいから7時ぐらいの間、1時間は取ってます。
夕方についてはいろいろありますが、大体6~9時。9時以降はやらないと、思ってやってますね
Yuma
結構、ワークライフバランスは取れてるような印象を受けました。
〇〇さん
私より稼いでる人って、もっといっぱいいます。
ただやっぱり、補助金などの診断士の仕事に集中しすぎて、残りの時間は会社員の仕事だけになってしまい…
例えば、友人とか家族と過ごす時間をないがしろにするのは、ちょっとそれどうかなって思いがあったので。
なので、先ほどの、自分の取れる時間の中にはまらない仕事は、正直断ってるものもたくさんあります。
あと、気をつけていることは、一気にやろうとしないこと。小分けにしてやってるっていうのが、あります。
執筆で構成たてるとか、この部分をやるとか、細かく15分~1時間単位に分け、作業行ってたりしますね。
市場調査するんだったら15分とか、その部分だけやると。それだったら別に平日全然空いた時間でやれるので。
Yuma
自分でコントロールできる、というところがポイントなんですね。
〇〇さん
そうですね。
今、副業OKなので、有給ガンガン使ってバランスさせるって考えの人もいると思うんですけど、結局、有給使っても限界があるなと思ったので、ある程度自分の時間をコントロールできる案件で、かつ自分に価値を感じてくれることしかやらないって思ってます。
なので、価値を感じてくれる案件だったら、別に無償でも全然いいなと思ってやってますね。
Yuma
やりがいが大事ですよね。
サラリーマン生活の中で、やりがいがないと言いませんけど、心を殺してしまう部分とかも多少あると思うんですよね。
なのにプラスアルファで、同じことをやってしまうと、あまり意味がないと私も思ってて、やっぱり本業というか、サラリーマン生活では得られない何かが得られる…
お金だけじゃなくて、やりがいもそうだと思いますし。
それらこそ、このパラレルワークとか副業において、大事なことなんだろうなっていうのは、すごく感じます。
今回はメインテーマとして「幾ら稼いでいるのか」をあげてはいるんですけれども、額だけじゃ測れない所、やりがいだったりとかワークライフバランスが取れているかどうかといった、生活の質の部分も、大きく見なきゃいけいない要素であるんでしょうね。
〇〇さん
そこが決まってないと、幾ら稼いでいるという事は、なんの指標にもならない気がします。
月10万円あれば、別にもう、いろんな美味しいとこ1回ぐらい行くこともできますし、遊びにも出かけられますし。
そうすると、300万円もいらないのかなっていうのは…たまたまなりましたけど…思ったりします。
■今後の副業収入イメージ
Yuma
今のお話は、今からまさに、聞こうと思っていた所につながってくるんですけど
1年目目6~7万ぐらいで
2年目に30万円稼がれて
3年目で300万円ぐらいで
4年目は300万円いかない位かな
と来たわけですが、今後の診断士としての収入の額のイメージとその前提…
先ほどおっしゃられたようなワークライフバランスの面だったり、負荷の面だったり、というところを
どういう風に設計して行こうか、どういう状態に持っていこうとしているかについて、お聞かせいただけたらと思います。
〇〇さん
収入の面で行けば、まあ300万円。
300万円いるかいらないか、どうかなって言っていましたけど、200~300ぐらいの所でもいいのかなと思います。
あと、月~金は診断士と会社員、平行していいんですけど、土日のところとかは家族と過ごすとか友人と過ごすとか、自分でやりたいこと…すでに自分の旅行とか(予定に)入れまくってますけど…やりたいことはやってるのかなぁとは思ってます。
診断士の関係で、今やりたいなと思うテーマが二つできたので、それに関してやっていきたいとは思ってますね。
それに関わることだったら、もう無償でもなんでもいいからやっていきますし。
ちょっと、それ関わらないんだったら…正直関係ないことも全然やってたので、どんどん削っていく段階に来たかなと思ってます。
Yuma
なるほど、選択と集中の時期に来ているということですね。
やりたいことに集中し、楽しみつつ、この収入を維持するっていうことが、一番のポイントなんだろうなぁと、思いました。
自分のプライベートも充実させながらこの収入を維持する。
これって相当、贅沢なことだと思うんですけど、でも、それを実現することができる状態を築き上げてきたからこそ、成せる業だと思います。
最初は、いくら稼いでるのか、その数字的なマックス値はどこなのか…みたいな思考には、なりやすいかもしれないけど、それでトレードオフになるのは、自分の生活とか充実感なので、その両方を最大化させようとしている、今の姿勢や考え方というのは、すごく学ばなきゃいけないし、私も目指さないといけないなと感じました。
■おわりに
Yuma
それでは最後に、診断士を今目指されている方とか、興味を持っている方、あとは新米の中小企業診断士の方に向けて、メッセージや副業収入に関するアドバイスを頂けたらと思います。
〇〇さん
ちょっとモヤっとする表現かもしれないんですけど、いろんな補助金(申請支援)とか執筆とかセミナーとか、色々経験したことない機会を得るチャンスがあります。
それを生かすかどうかも、その人次第にはなってくるんで、診断士資格取ったらぜひ、その辺はチャレンジしてもらうと、新たな視点を取り入れられることで、今の会社員の方も良くなる可能性もありますし、また、今後の定年退職の方だったら定年退職後の新たな仕事にも繋がる、非常に面白い資格なので是非チャレンジして欲しいなと思います。
それと収入に関しては、複数のルートを持つことが重要かと思います。
そもそもの話、会社員とか独立とか関係なしに、収入のルートっていうのは、大体の人が会社員だったら会社だけだと思うんですけど、私の場合は、それ以外に8本の収入ルートがあるので、後は受注時期をずらすようにコントロールしていくと、特に負荷が変に偏ることなくていいのかなと思います。
Yuma
本日は、かなり聞きづらい内容にもズバリお答えいただき、本当にありがとうございました。
次回は、我らが13期のマスコットキャラクタースーパースター、TKP43 神4メンバーの一角、ヤマフリさんの登場です。
お楽しみに!
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