合格後は全方位戦略で!Byわぎーさん
口述試験対策セミナー
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■はじめに
タキプロ13期の“多年度生代表”わぎーさんです。
私についての詳細が気になる方は、過去のブログやYouTube動画をご覧ください。
■合格から登録までの一般的な流れ
私の話をする前に、多くの方が歩むであろう、稼げる診断士になるまでの一般的な流れについて説明します。
もちろんこのような方法をとらなくても、診断士になることはできます。
2次試験合格後、登録するにあたり実務ポイントを15ポイント(1日=1ポイント)取得する必要があります。実務補習に代えて実務従事や専門家としての窓口相談業務でも要件を満たすことができますが、普段のお仕事が中小企業の診断助言業務等を行っている場合を除いて、実務補習を受講してポイントを集めるのが一般的です。15日の実務要件を満たすと、晴れて経済産業大臣から中小企業診断士として登録を受けることができます。
さて、多くの方が登録申請と前後して各地の中小企業診断協会に入会します。“多くの方”と言ったのは、弁護士・社労士などとは異なり、中小企業診断士には強制加入団体はなく、今後活動するにあたり協会に入会する事は必須ではないのです。言い換えると、弁護士・社労士などの資格は弁護士会・社労士会に入らないと、基本的に活動ができませんが、中小企業診断士はそのような規定はありません。
そして多くの方が、協会への入会後、協会内の研究会に入会します。ここで、先輩診断士と知り合いとなり、徐々に仕事をもらっていくという流れが一般的なようです。
■ひよこ食いに注意
ここで注意したいのが、いわゆる“ひよこ食い”です。
登録前後の期間は、これからどのように資格を活かしていったら良いか、不安になります。というのも、登録証が来て「はい!今日から中小企業診断士です。」といわれても、どうしたら良いかわかりませんよね。
どんな仕事も、知識と経験の2軸は必須です。診断士試験に合格したことで、知識のお墨付きはいただきました。しかしながら経験はありませんよね。このことを不安に思い経験不足を知識で埋めようとする方が一定数います。その気持ちにつけ込んで、セミナーや教材を売りつける商売が少なからず存在します。ここではっきり言っておきたいのは、経験は知識で埋めることはできないと言うことです。
そのことに気づいた私は、合格後は知識の補充にお金をかけない戦略でいくことにしました。
■登録を急がず 経験を積む
中小企業診断士として必要なスキルは、知識・書く力・話す力、といわれています。
知識が必要なのは言うまでもありませんね。
書く力は、診断報告書等の書類作成や出版等の執筆活動で必要です。
話す力は、意外と見落としがちですが、診断報告会でのプレゼンテーションで必要な他、企業研修など講師として活躍するのに必要です。よろず相談窓口などの相談業務でも必要な力です。
私は登録を急がず経験を積み、これら3つの力をつけることを優先させる全方位戦略を採りました。具体的な活動は以下の通りです。
■わぎーさんが採った“全方位戦略”とは
●実務補習
――と、ここまで書いておいて、実はお金をかけて実務ポイントを取りに行っています。1回(5日間)だけ実務補習を受けました。実務補習でどんなことを学ぶのか少し気になったからです。本来の診断業務にかなり近い内容を学ぶことができました。
噂では、休日を潰して、寝る間を惜しんで、取り組まなくてはならないと聞いていました。私の班は指導員の先生が、事前にレールを敷いてくれていたので、その上に乗っかって調査し、診断報告書にまとめる事ができました。そのため噂ほど大変ではありませんでした。これは指導員の先生によるようです。
実務補習は、同期合格でかつ近所の仲間と繋がることができる良い機会になりました。
●受験校講師
受験生時代の先生の紹介で、受験校の講師としての仕事(主に作問と添削)をさせてもらうことができました。正直、講師の仕事は工数の割にお金にはなりません。しかしながら、先生の紹介で、業界専門誌と受験テキストへの執筆を経験することができました。
また、将来教壇に立つ前提で話し方も教わっています。先日は、昨年の合格者代表として2次試験の解答解説会に登壇させていただきました。
これらの経験により、自分自身を大きく伸ばすことができたと実感しています。
●研究会
過去に受験校の同じ教室で肩を並べていた方で、私より先に合格された先輩診断士の方が研究会を主宰していました。その方の計らいで、合格発表直後なのにもかかわらず研究会に入れてもらうことができました。研究会の内容と現業の事業領域が若干被っていることもあり、登録前にもかかわらず診断士としての本格的なお仕事をいただくことができ、現在進行中です。
このお仕事は、実務ポイントがもらえるようなので、このまま登録できそうです。
●受験生支援
これは、主に「タキプロ」での活動です。このブログをお読みいただいている皆様はすでにご存じと思いますが、「タキプロ」とはボランティアで行われている受験生支援団体です。このブログの他、勉強会の開催、各種イベント・YouTube等による情報発信を通じ、中小企業診断士を目指す方の合格確率を1%でも高める事を理念として活動をしています。
私ははじめ、ブログ班の他、勉強会班に加入していました。ブログ班で書く力を磨き、勉強会班では合格への恩返しと自分自身の知識を陳腐化させない事を目標にしていました。
今期初の試みでYouTubeチャンネルを立ち上げるとのお誘いがあり、キャパオーバーなのは承知の上で、こちらにも加入することにしました。ここで、話す力を身につけられれば、稼げる診断士への近道となると考えました。
その後、ひょんな事で“ヘッポコ受験生”の代表として、YouTube動画の演者として登用されました。このことがきっかけで、一気に知名度(ブランド力)を獲得しました。その結果、中小企業診断士の業界誌『企業診断』からも取材を受けることになりました。年明けぐらいに出版されるそうなので、気になる方はお手に取ってみてください。
そのほか、多年度受験生グループ「TKP43」(タキプロの多年度生…合計43年という意味です)で、電子出版をしようと言うことで現在執筆中です。こちらも乞うご期待!
これらの活動を通じ、登録前にもかかわらず若干の収益を得ることができています。さらに年明け早々には、中小企業診断士として経済産業大臣から登録を受けることができそうです。
■チャンスはいつ訪れるかわからない
最後に、合格からもうすぐ1年になりますが、この1年は激動の1年でした。
常軌を逸した活動を通じ、13年かけた受験生生活を一気に取り戻す事ができたといっても過言では無いぐらいの飛躍ができたのではないかと、自分自身感じています。
ここまで読んで、合格後の自分にできるかなぁ?と思った方も少なくないと思います。というのも、受験校講師のお誘いも、研究会のお誘いも、YouTubeへのお誘いもすべて偶然だからです。
ただ、ここで皆さんにお伝えしたいのは偶然を待つのではなく、“チャンスはいつ訪れるかわからない。訪れたチャンスは確実に掴み取る!”ということです。
正直、私自身「こんなヘッポコな自分にできるかなぁ」と思うこと、しばしばです。駄目なら辞めて軌道修正すれば良いんです。
もう一度言います。“チャンスはいつ訪れるかわからない。訪れたチャンスは確実に掴み取る!”
これは、あなたにもできます!
■おわりに
2次筆記試験以降モヤモヤした日が続いていると思います。でも、そろそろ試験のことは忘れましょう。1月12日の「口述試験を受験する資格を得た方の発表日」までの間、これまでずっと我慢してきたことを一気にやりましょう。クヨクヨしていても結果は変わらないし、変えられない。どっちに転んでも、合格発表以降は急激に忙しくなります。それまでの間、頑張った自分へのご褒美を与えてください。
次回はににさんの登場です。
お楽しみに!
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