やっぱり財務は大事なんだ!

おはようございます。ナリ@タキプロ5期生です。

先日、霜が降りているのに気が付きました。11月も下旬なので当たり前なのかもしれませんが、本当に寒くなりましたね。街の中にはマスク姿の人が増えました。皆さんは、体調を崩さないように健康に十分注意を払ってください。

私は今、認定支援機関として認定されるための研修を受けています。認定支援機関というのは、中小企業・小規模事業者が安心して経営相談等が受けられるように、団体や個人を対象にして、専門知識や実務経験を一定レベル以上に保有していることを国が認める制度です。

この研修は、9時~18時の日程が17日間もある結構ハードな研修です。そして受講する私自身が驚いたのは、内容のほとんど全てが財務会計の知識・技術を使う内容だということです。

診断士にとって財務会計は重要なのだと改めて認識しました。

今回の研修には、経営が行き詰っている会社を再建するために必要になる知識・技術を習得するというテーマが設定されています。そのために内容が財務会計に集中している側面はあります。

でも、決算書から企業の強み、弱みなどの経営内容や実態を知ることができるのも事実です。もっと言えば、決算書の裏に隠れた事情(あるいは隠された理由)まで読み取れるのですから、企業と付き合う上で財務会計の知識は大切です。

もっと早くに知識を身に付けるべきだったと反省しています。

皆さんは今、財務会計を学習しているのは診断士試験に合格するためですが、財務会計の知識は合格後まで続く重要なものなのです。

今回の研修コースは診断士専用ではありませんので、一緒に受講している方々には他の士業の方やNPOの方もおられます。財務の知識の少ない人は大変苦労されていますが、診断士はしっかりと実務的な内容を吸収できています。診断士の仲間は心強いですよ。

読者のみなさんの中には、財務は苦手だ、という方は多いのではないでしょうか。私も苦手でした。1次試験では問題集を2年間で何度繰り返したかわからない程回数を重ねました。2次試験でも勉強時間の4割~5割は財務(事例Ⅳ)に当てていました。にもかかわらず、努力しても、努力してもなかなか得点につながらない辛い科目でした。本番の試験でも満足できる結果を残せていません。

それでも今になって改めておもうのは、あきらめずに何度も繰り返し勉強したお蔭で、知識は今でも比較的安定したレベルで身に付いているのです。ありがたいことです。

努力は裏切らない!

今の研修で学習している論点は、キャッシュフロー計算、意思決定会計、損益分岐点分析、企業価値、差異分析等、まさに1次試験、2次試験を通じて取り組んで来たテーマばかりです。

お相撲の世界には「三年先の稽古」という言葉があるそうです。1~2か月先ではなく、三年後を見据えて、今何をすべきかを意識しながら努力し、工夫・改善を加えつつ継続させる取組みのことを言うそうです。

来年の試験合格、さらにその先の実務を見据えても財務会計では取組むテーマ(何をすべきか)は明確です。後は、取り組み方、復習のしかた、課題やメモのまとめ方等、自分なりに意識をもって努力を継続させて本番で成果をきっちり出しましょう。

今日は以上です。

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