業種別審査辞典って?
みなさーん、ゆっきーです。ハロウィンが終わったと思ったら、街は一晩であっと言う間にクリスマスの装飾に。改装するお店の人も大変ですが、改めて日本ってすごいなぁと感じました。
さてさて、2次合格発表を待っている受験生は、この時期、何かとソワソワしますよね。1次試験を来年受ける受験生も、まだちょっと先なので少し時間にゆとりがあると思います。
今日は合格後の実務従事や実際のコンサルにも役に立った『業種別審査事典』についてお知らせします。
コンサルの場面では、何も知らない業界の経営指導を依頼される事もままあります。そんなときに参考にする本の一つがこれです。(発行:社団法人金融財政事情研究会)
ゆっきーの経験した最初の実務従事は、電子部品の卸売の会社でした。食品、消費財の会社に長くいましたので、その分野に詳しくなく、しかも経営診断のレポートが必要でしたので、この市場動向や業界特有の慣習など、業界の理解をするのに役立ちました。
『業種別審査事典』は、全業種1140を網羅していて、この執筆には中小企業診断士も、他の金融機関やシンクタンクの執筆者に混じって担当されています。診断士の活動の幅の広さもわかりますね。
事典の内容は、1.業種の理解(業種の特色、市場規模など)2.業界の動向(需要同行や展望と課題など)3.業務内容と特性(製品知識など)4.審査のポイント(取引形態と条件、経営指標の見方など)5.取引推進のポイント、6.関連法規制と制度融資、7.業界団体などです。
出版元が出しているサンプルページはこちらです。
このように、データが集約的・網羅的にあるので、個別にネットで集めなくてもよく、その点も便利です。『審査』の名前がついているとおり、もっぱら金融機関の融資担当がその審査の参考に使うと思います。審査のポイントもあるので、「なるほどこんな視点なのか」と勉強になりますね。
アマゾンでも買えます
第13次業種別審査事典(第1巻) 【農業・畜産・水産・食料品・飲料 分野】
が、全10巻もあって、ちょっと財布が厳しいよって方も心配なかれ、主要な図書館に行くと大抵置いてあります。
診断士になるとこうした情報も必要です。レポートした中小企業の経営者から、感謝やねぎらいの言葉をいただいたりすると、苦労が吹き飛びますね。
今日は、受験生のみなさんにも、診断士の仕事の一部を垣間見てもらいました。
明日は、とまとりんごさんのブログです。楽しみだなぁ。みなさんもお楽しみに。
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