診断士にとって一番大切なもの!【げっち@2期生】
こんにちは!約1年ぶりに久々登場のげっち@2期生です。タキプロも新たな合格者を7期生として迎え入れ、次の1年を始動すべく引き継ぎ作業が行われています。今年も元気なメンバーが活発に動き回ると思うので、どうぞご期待ください!(^^)
さて久しぶりの登場ですので、改めて自己紹介しますね。2010年度試験で合格し、創設2年目からタキプロで活動している「げっち」です。参加当時、このブログでは「初学者の2次対策」シリーズとして、解答プロセスの作成方法や初学者でも無理のない2次対策手法をまとめていました。内容は、タキプロ電子書籍「絶対合格eBook 2次試験編」としてもまとめられています。
マスメディア企業に勤める企業内診断士。「企業内の限界に挑戦する診断士」をモットーに、創業支援やビジネスモデル策定に力を入れて活動しています。合格後、今年で6年目で、秋には初めての更新を迎えます。今日はこれまでの自分の診断士生活を振り返ってみて、皆様にこんなお話をしてみたいと思います。
皆さん、「診断士にとって一番大切なもの」とはなんだと思いますか!?
NHKの朝ドラ「あさが来た」で、渋沢栄一役からこんな言葉がありました。
「銀行にとって最も必要なのは、信用がおけるかどうか」
「信用される存在になれるかどうか」
診断士6年目にして、まさしく同じことが言えるなと感じます。良い診断士か、悪い診断士かは外からは見えません。クライアントの皆様、中小企業の社長さんに「この人なら安心して自分の会社のことを相談できるな」「自分の会社のことを診てもらおう」と、そう思ってもらえる存在であるかどうか。あるいは、同じ診断士仲間、先輩方から一緒に仕事してみたいと信用してもらえるかどうか…。独占業務がない診断士だからこそ、この「信用」というのがより一層、重みを感じさせます。
これまでの自分を振り返るってみると…。
1.診断士1年目
畑を耕し、種をまく日々です。試験合格後、活動を始めてすぐに、あの3.11を迎えました。日本中が不安と混乱に襲われていました。新米診断士ができることは何だろう。悩みながらも、大阪、名古屋など各地の受験生と語り合い、診断士に求められる役割を考え、そして手探りながらも、がむしゃらにいろいろな研究会などに顔を出す日々でした。
タキプロ以外にも、受験機関などで合格体験記を寄稿。ミニセミナーで試験勉強法をスピーチしたり、タキプロセミナーでプレゼンしたり。小さな経験を積み重ねながら、診断士としての基礎スキルを身に着けます。そして、今後につながるたくさんの方々と出会った1年でもありました。
2.診断士2年目
まいた種が芽を出すかが問われるのが2年目です。真摯に愚直に手を抜かず1年目を過ごしてきたか。頑張っていれば、その姿を先輩診断士の皆さんがしっかり目に留めてくれています。執筆案件や創業塾の手伝い、セミナースタッフなど、単発の案件で声をかけてもらえるようになります。
「この人なら、真面目に取り組んでもらえそうだな」。そう思ってもらえるように、お願いされた案件はしっかり引き受ける。引き受けた以上は着実に結果を出す。当たり前のことですが、これが問われる1年です。
診断士同期と一緒にビジネスモデルの研究チーム「ビジネスモデルカフェ」を立ち上げました。月刊ビジネス誌にビジネスモデルに関する特集記事を掲載していただいたり、連載枠に記事を載せていただいたりという機会にも恵まれました。
3.そして診断士3年目以降
出した芽が花開くかどうか。そして次々に芽を出し続けるか。単発の案件で結果が出れば、次は少し長めの案件、数週間、数カ月前から準備に掛かる案件。あるいは1年がかりで企画検討する案件。そうしたお話にも誘っていただけるようになります。
【執筆】執筆面では、ビジネスモデルに関する電子書籍をAmazonで発表し、ランキングにも登場。さらには受験生時代の先輩方にお誘いいただき、共著で診断士試験攻略ガイド「待ってろ、診断士!」を発刊いたしました。
「中小企業診断士試験攻略ガイド『待ってろ、診断士!』
~受験の達人が教える合格の秘訣88~」(同友館)
【セミナー講師】セミナー講師としては、さまざまな場面でのプレゼンや発表にチャレンジする中で、出身大学の診断士会に声をかけていただき、大学母校の講義「中小企業診断士実務概論」の一コマで、ゲスト講師として登壇させていただいています。診断士として、これから社会に出る学生の皆さんにビジネスのお話をする、しかも、創業支援やビジネスモデル革新の現場の話をさせていただいています。商工会での創業塾講師のお話もいただきました。
【コンサルティング】診断活動では、学生起業家選手権にて、メンターとして頑張る学生さんたちのビジネスプランを一緒に磨き上げるお手伝いを経験。さらに、若手起業家の皆さんをご支援する中で、事業計画書づくりや創業補助金の申請支援なども。企業内診断士ながら補助金採択件数7件を数えるまでに至っています。
自分の診断士活動の5年間は、本当に周囲の先輩方、診断士の皆さんにじっくり見守られてきていたんだなと感じます。そして今、同じように1つ下、2つ下、そして新しく診断士になった皆さんの活動を、温かい気持ちとともに、しっかりとウォッチしている自分がいます。
「この人なら大丈夫、ちょっと荷が重いかもしれないけれど、きっとやりこなす」
「この人は実はこういう案件をやりたいんじゃないか」
先輩方や診断士仲間は、いろんな思いで声をかけてくださいます。自分のことを理解して声をかけていただいたお話は、基本的に全部お受けしてきました。お話をいただくのが最初の「きっかけ」。自分のこの5年間はそればかりです。
歩みはのろいかもしれないです。それでも徐々に自分の進むべき道、自分がやりたいことが見えてきます。そして、やがて自分が目指す方向に沿った案件の比率が高まってくる。そうした中で、今、初めての更新を迎えようとしています。
昨年は、診断士仲間で作った「ビジネスモデルカフェ」を通じて、全国の製造業経営者が集まるコミュニティーに参加し、経営者数十名の皆様と一緒に新たなビジネスモデルを生み出すワークショップにチャレンジしたり。身体障害者の方々と一緒に生活を豊かにする新しいサービスづくりのアイデアを出すグループワークのファシリテーションを務めたり…。さらには、都心にあるホテルのバンケットフロアを貸し切り、全国の若手診断士300名以上を招くシンポジウムを主催するという今まで思いもしない体験もできました。
受験生時代、そして、診断士1年目には思ってもいなかった体験ばかりです。でも、1年目、2年目、少しずつ結果を出して、そして「信用」を大切に頑張ってきたからこそ、1つ1つ新しい経験をさせてもらえるようになっています。
診断士1年目は可能性とやる気がすべて。でも、3年目以降は実績と経験。つまりは長く信用できるかが問われます。大先輩の診断士、ベテランの診断士の方々の中にも、ごくごく一部ですが残念ながら信用の重みを意識されない方がいるのもまた事実です。だからこそ、診断士全体の信用が失われることのないよう、少なくとも1診断士としての「信用」を磨き上げる努力を続けていきたい。そう身を引き締める6年目の春だったりします。
今、自分が考えること。
診断士にとって一番大切なのは「信用」。
そのために…
①いただいたらお受けする
“ちっぽけな自分”でも「信用」して声をかけてくださるから
②お受けした仕事は結果を出す
着実に、そして、できれば事前期待以上に!
③ただし、「やらないこと」は決める
「土日どちらかは空ける」「not ToDoリストを作る」等
診断士の後輩たちの中でも、1年後、2年後に見る見るうち大活躍される方々がたくさんいます。タキプロメンバーにも多いです。どんどん追い抜かれてしまいます…。(^^;)
「信用」を大切にしている皆さんたちです。
そして、そうした価値観を分かち合えるのが、タキプロの良いところでもあります!
これを読んでいる受験生の皆さん!
さあ新しい世界へ。
頑張る受験生の皆さんが、
来年、このステージに登場されることを楽しみにお待ちしています!
大丈夫だ!!受験生! タキプロは燃える受験生を応援します!!
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