合格後の活動・未知の世界へのパスポートとしての診断士資格! by かわけん
皆さん、こんにちは。
「人と会社を健康で幸せにする」、体と心と会社の医士(医師+中小企業診断士)のかわけんです。
自分の専門である、医療、労働衛生、メンタルヘルスの分野から皆様に役立つ情報を発信したいと考えています。特に、私と同じような方(高齢、独学、初学者)の助けになれば幸いです。よろしくお願いします。
まずは2次試験に合格された方、本当におめでとうございます。無難に口述試験を終えられましたら、あとは本日の合格発表を待つばかりです。まず合格に間違いないとはいえ、楽しみですね。
喜んだあとは、まずお世話になった皆さんに感謝を伝えましましょう。そして、タキプロに参加申し込みですね!
一方、2次試験が残念だった方は、色々考えられていると思います。それでいいんですよ。迷われるのは全く普通のことです。
「成功のコインの裏側は、失敗ではなく成長だ!」
と言われます。成功に集中するあまり、失敗を通して成長しているプロセスを見逃さないようにすることが大事です。診断士試験に置き換えると、「不合格は決して単なる失敗ではなく、合格のための経験の蓄積」になります。
大丈夫、しっかり不合格に向き合えるなら、なにか必ず得るものがあるはずです。ぜひうまく行かなかった理由を考え、次回の試験や今後の人生に活かしてくださいね。
合格した方も残念だった方も、もし時間がありましたら、以前に私が書いた”審査員から皆さんに伝えたいこと”をご一読ください。今後参考になることがあると思います。
さて、今回いただいたテーマは合格後の活動です。
私が12期の中で最後の書き手になりました。メンバー書いたものを見ると、もう独立して開業している人もおられます。さすがにタキプロの参加者は積極的なので、行動が迅速で頭が下がりますね。
もともとかわけんの本職は外科医です。そして副業として、産業医・労働衛生コンサルタント、メンタルヘルス関係の仕事などをしています。
そして、かわけんが中小企業診断士を取った目的は以下のものです。
1プロの産業医として、広い視野で事業所の課題解決に取り組めるようにすること
2自分の好奇心を満たすため、知識を得、交流範囲を広げ、新しい世界を知ること
です。簡単にまとめると、「産業医に+αを加えるためと自分の楽しみため」です。これが1年と少し経ってどうなったかですね。
まずは、補助金申請や経営支援などの診断士らしい仕事は全くしておりません。キャッチフレーズが体と心と会社の医士(医師+中小企業診断士)なので、補助金申請や経営のコンサルティングなどはの依頼はまずないと思ってます。
もし私が経営支援に行ってクライアントから「本職はなんですか?」と聞かれたときに、「外科医です。悪いところを切ったり縫ったりするのが得意です」と答えたら、クライアントの目が点になりますよね。「うちで手荒なことは止めてください」と言われかねません。私なら外科医の診断士なんて絶対信用できませんよ(笑)。
そのような理由から積極的に診断士らしい活動していませんので、こんなものかなと思ってます。
「じゃあ、何をしていたんだ?」
と言うことですが、結論から言いますととても充実した予想できない一年になりました。私の人生の中で最も動きのあった一年だったかもしれません。
診断士資格の活用方法は人によって様々です。かわけんはちょっと珍しい経歴の持ち主だけに、合格後の活動も一風変わっています。
今日は”未知の世界へのパスポートとしての診断士資格”の題目で、かわけんの合格後の活動についてお話しようと思います。項目別に順にお話しますね。ざっくりした行動は一覧表にしました。
いつものように長いですが、最終合格発表日の気楽な読み物だと思ってください。
このブログがどなたかの参考になれば幸いです。よろしくお願いします。
私は今まで以下のような投稿をしています。興味のある方はご覧ください。
※どれも長いですm(__)m
1回目 合格体験記
2回目 令和二年の事例Ⅳ、どうすべきだった? かわけんの経験より分析してみた!
3回目 ITを活用した効率良い勉強方法 by かわけん
4回目 運営管理の勉強で使った副読本 by かわけん
5回目 まだ1次試験に間に合います。気合を入れて最後のラストスパート! by かわけん
6回目 事例1・幸の日も毛深いネコとモチベーション by かわけん
7回目 独学・初学者のための2次試験の解き方 by かわけん
8回目 インターネットから学んだ事例Ⅲのエッセンス by かわけん
9回目 審査員から皆さんに伝えたいこと by かわけん
10回目 事例Ⅱの戦略とモデル企業 by かわけん
11回目 経済学・経済政策 ゲーム理論 by かわけん
12回目 タカ・ウサギ・カメ・ドラゴンとストレス対策 by かわけん
13回目 資格についてつれづれ by かわけん
1中小企業診断士関連
まずは中小企業診断士そのものに関してです。こちらは、ほぼ予想通りで、結果は大いに満足でした。
以下のような時系列です。
12月11日 合格発表
12月20日 口述試験
1月1日 開業届提出
1月5日 合格発表、大阪府中小企業診断協会入会、実務補習申し込み
2月5日から 実務補習5日間
4月4日 大阪府協会「新歓フェスタ・オンライン」
4月10日 東京協会オンライン説明会「新勧ピッチ2021春」
4月頃 実務従事2回、研究会入会
6月17日 診断士登録
開業届
新年明けてすぐ、1月1日設立の開業届を税務署に提出しました。おそらく収入はほとんどないでしょうが、確定申告の開始が1月からなので早いほうがいいだろうと思ったからです。業種は経営コンサルタントにしました。
診断士協会入会
1月5日に最終合格を確認後、すぐに大阪府中小企業診断協会に入会しました。協会への入会は、合格していれば診断士資格がなくても可能です。
私は神戸市在住で大阪の病院に勤務していたので、大阪と兵庫のどちらの協会でもよかったのですが、研究会の多さから大阪府協会を選びました。ちなみに金銭と時間が許せば両方の協会に参加することができます。
早期に入会した理由は、どうせいつかは加入するので、少しでも早い時期に入っていろいろなセミナーを聴講したかったからです。入会後すぐにセミナーに申し込み、1月からいろいろなセミナーを聞きました。セミナーは協会の先輩診断士やゲストの方々が、いろいろな話をしてくれますので大変勉強になります。リアルの研究会なら会場への往復や、挨拶などの人間関係が面倒かもしれませんが、現在はオンラインなので好きなときに入退場ができるので気が楽でした。
研究会
研究会に参加しだしたのは、4月4日に大阪府協会の「新歓フェスタ・オンライン」が終わってからです。説明を聞いた中から興味のあるものに参加しました。選択の基準としては自分が興味ありそうなもののうち、1自分の仕事に直接関係あるもの、2自分の専門性が活かせそうなもの、3自分に全く関係のないもの、を選びました。あえて全く知らない分野を入れたのは、自分の興味の範囲を広げるためです。
また、東京協会の医療ビジネス研究会にはとても興味があったので、こちらも4月10日の東京協会の「新勧ピッチ2021春」参加後に入会しました。本来、東京協会会員以外の枠はなかったのですが、私の入会後に地方会員枠を作っていただきました。
現在、大阪の研究会3つと東京の研究会1つに加入しています。また大阪府協会のゆるつなカレッジと言う新加入者向けの勉強会兼懇親会のようなものにも参加しています。それから正式加入をしてませんが時々参加している研究会がいくつかあります。
研究会のメリットは、1勉強できること、2知識欲と好奇心を満たせること、3人間関係が広がること、だと思います。そういった意味では大いに満足しています。逆にデメリットは、1時間が取られること、2負担が増えること、です。ただし最近はズームでの研究会ばかりなので、リアルの研究会に比べればデメリットは少ないです。また、リアルなら東京の研究会には参加することはとてもできませんが、最近はズームでの開催が多いですから気軽に参加できます。ある意味、とてもありがたいです。
実務補習
合格発表当日に大阪で行われる5日間コースに申し込みました。そして2月に実務補修を行いました。指導者のもと、チームを組んでコンサルティングを行った実務補習は、とても濃厚な5日間で参加して本当によかったです。内容に関してはタキプロのメンバーが詳しいことを書いているので、そちらを参考にしてください。
ひとつアドバイスですが、Apple派の人でもまったく問題なく実務補習ができます。実は私、バリバリのApple派でして、WordやPowerPointはほぼ使えません。補習前はそれを心配していたのですが、やってみると何とかなりました。ウィンドウズ用のPCを別に用意する必要は全くありません。
一方、実務補習中は病院の仕事を完全に外してもらう必要があったので、外科の残ったメンバーには多大な負担をかけてしまいました。少ない人数でやっていますから、トップが抜けるのはやはり大変だったみたいです。本来なら夏に残りの10日間の実務補習をやろうと思ってたのですが、残される者の負担を考えるとそれは難しいと感じました。そこで残り10日は実務従事を選びました。
実務従事
知り合いの社長にお願いし実務従事をさせてもらいました。会社の内情を全て開示してくれた友人には本当に感謝です。
実務従事は極論すれば書類を出すだけです。実務補習に比べると拍子抜けです。ただしそれでは全く勉強になりませんので、本当にまじめにコンサルティングをさせていただきました。友人の好意に応えるために、一生懸命考え報告書を作りましたよ。知人の会社なので、報告後の状況まで見れるのが、実務補習に比べいいところかもしれませんね。
もしどうしても本業の関係で実務補習が困難な人で、知り合いに会社を経営している人がおられる方は、私のように実務従事を選んでもいいでしょう。ただし実務補習はとても良い経験になるので、少なくとも1回は参加したほうがいいと思います。
診断士登録とその後
実務補習5日間と実務従事10日間で書類を揃え、6月には診断士登録ができました。中小企業診断士登録は官報に掲載されます。官報を買いにいかれる方もおられますが、私はインターネット版をダウンロードしました。自分の名前を発見した時は相当嬉しかったですね。
登録後は診断士らしい仕事は全くしておりません。
また診断士登録、転職、資格試験が一区切りついた段階で新しい名刺を作りました。ただこのコロナ渦の中、配る機会はほとんどありませんでした(T_T)。
まとめ
合格後の活動として診断士の関連では、早急に動き出し資格は取得、セミナーや研究会はたくさん参加しているものの、診断士らしい業務はほとんどしていないということになります。ただ、自分の知識が広がり、興味が充足され、人間関係がとても広がりました。そういった意味では私の中小企業診断士を取った目的の2番目は十分満たされたと思います。
2タキプロ
次はタキプロ関連です。こちらは、ほぼ予定通りで、結果は期待以上でしたね。
2次試験に合格後、タキプロに加入しようと決めていました。受験生時代にブログでお世話になっていた受験生支援団体がいくつかあるのですが、どちらかと言えば雑多なタキプロが自分に1番合っていると思ったからです。
主にブログ班です。それは自分の受験時代の得たことを誰かに伝えたいという強い思いがあったからです。また、正直言ってストレート合格者は知識がすごく薄いので、勉強会班で人に教えるのはちょっと厳しいと感じていたのも、ブログ班だけにした理由です。
メンバーがブログを書くのは3月に2回位のペースで、テーマは基本的に決められています。ただし与えられたテーマ以外で自分で書きたかったことがあったので、フリーテーマとして号外に書かせていただきました。このブログでもう14回目になります。結構書きましたね。
ブログは本当に楽しかったですよ。私は今まで医学論文以外で、人前で公表する文章を書いたことはありませんでした。ブログは一度公表すると訂正は困難なので、最初からできるだけ正確な内容を書く必要があります。そこで公表前に、可能な限り調べるように心掛けました。その過程で、受験生時代は曖昧だった知識が整理され明確になったし、下調べも十分にしたので知識がかなり膨らみました。はじめてのブログ活動でしたが、とてもいい経験をさせていただいたと思います。
それから、タキプロ主催の臨時セミナーとオンライン宴会に何度か参加しました。おかげで関西のみならず日本中にたくさん知り合いが増えました。こちらもとても楽しかったです。
まとめ
タキプロで、自分のノウハウを人に伝え、知識を明確に整理し膨らませ、人間関係を広げることができました。本当にタキプロに参加して良かったです。
参加を迷っておられる方、ぜひ前向きに考えてください。メリットばっかりですよ!
参加申し込みはこちらです。
3資格試験
次は資格試験です。前回のブログでかなり書きましたね。こちらは、ほぼ予定通りで、結果はまあ満足でした。
以下のような時系列です。
11月15日 日商簿記3級
3月14日 ビジネス会計検定1級(結果は準1級)
4月21日 健康経営アドバイザー
6月13日 医療経営士2級
7月11日 健康経営エキスパートアドバイザー・知識確認テスト
9月17日 健康経営エキスパートアドバイザー・ワークショップ
診断士試験終了後もいくつかチャレンジし、大体快調に資格が取れました。ビジネス会計検定が準1級に終わったのは残念でしたが、おおむね満足です。
ところで、もしかしたら前回のブログで、2次試験の直後に受けた日商簿記が3級だけとは、かわけんにしては無難な受け方だなと思われた人がおられるかもしれません。そうなんです、これは私のまったくのミスなんです。ちょっと笑える話です。
2次試験の直後に簿記を受けようと思ったのは、大学で経済学を勉強している娘が
「大学の単位のために簿記3級を受けたいからお金をちょうだい」
と言ってきたがきっかけです。2次試験の勉強に疲れていたかわけんが、ちょっとできるところを見せて家庭内での地位向上を図ろうと思ったのと、2次試験がダメだった時に次回に役立てたいと思ったのが、理由です。そこで2次試験の3週間後に行われる、日商簿記の2級と3級の同時受験を申し込みました。
そして2次試験の翌日に、2級と3級の本を1冊ずつ買って勉強を始めました。2次試験の直後でモチベーションは下がっていましたが、大体順調に勉強を終え試験直前には何とかいけるんじゃないかと思ってました。
そして試験2日前、本屋さんで問題集を見ていた時、2級の本がもう1冊あるのを発見しました。
「なんじゃこりゃぁ~!」
目が点になりましたよ。2級は商業簿記と工業簿記があるのに、かわけんは工業簿記を買い忘れていたんです。ショックでしたね。さすがに前日だけで工業簿記を勉強するのは無理でした。と言うことで、2級はあきらめ3級のみを受験しました。それが3級のみになった理由です。笑うでしょ。冗談抜きで、2級を受けられる方は注意してください。
結果は、3級92点と娘に圧勝の高得点でした。普通なら目論見通り尊敬されるのですが、ミスで2級を諦めざる得なかったのと、娘は手も足も出ず不合格だったので逆に嫌われてしまい、かわけんの家庭内での地位向上は果たせませんでした。世の中うまく行かないものです(笑)。
もう一度勉強して2級を受け直すことも考えましたが、商業簿記はほぼマスターできたし、私には工業簿記は不要なので、現時点では諦めています。
ところで私が取得した資格の中に、健康経営エキスパートアドバイザー(図中には健康経営EAと記載)があります。エキスパートとつくとかっこいいですね。これは別の資格がないと取れない資格です。その指定資格は7つで、中小企業診断士はその中に含まれています。企業の健康課題に対し、その解決策を考えると言う診断士向けの資格になっていますので、もし興味ある人はチャレンジしてください。ちなみに大阪府協会には健康経営研究会もあります。
4本業 外科医
次は本業 外科医です。実は10月に病院を転職しました。こちらは、全く予定外で、結果は大いに満足でした。
理由は実務補習の終わった3月頃、前任の病院で院長や事務長に診断士活動について相談したときに、「おおっぴらに副業は困る」と言われたからです。基本的に大きめの急性期病院では、労務管理の難しさから職員の副業は禁止されていますから仕方がないことです。そこで、全く抵抗せず辞めることにしました。4月に辞める旨を伝え、最終的に9月に円満退職しました。
今回、初めて自分で就職活動しました。そもそも大体の勤務医はどこかの大学医局に属しており、そこから指示された通りに異動するのが普通です。そして勤務医の世界は完全に年功序列で、給料も地位も医師○年目でほぼ決められています。異動はいつも以下のような感じです。
医局秘書さん:教授の話があるのですが、大学に来ていただけませんか。
かわけん:いいスッよ。
教授:今度、〇〇病院に行ってくれませんか。
かわけん:いいスッよ。
〇〇病院の事務長さん:先生は医師○年目ですね。それなら地位は部長で、給料は○万円です。
かわけん:いいスッよ。
こんな感じです。かわけんは「いいスッよ」しか言ってませんね(笑)。
医師免許を持っていれば、本人の能力、実績、資格、リーダーシップ、性格、評判に全く関係なく、医師○年目で給料や地位が決まります。しかもよっぽどのことがない限り定年まで降格人事や降給もありません。一般企業の方から見たらあまりにも完全な年功序列ぶりに、びっくりするでしょう。診断士試験の事例Ⅰではありえないですね。少し前にいた病院では、外科医が6人で、5人が平部長、1人が研修医と言う笑える状況もありました。
今までは大学医局の指示通りに異動してきたわけですが、今回初めて自分の意思で就職活動したことになります。就職活動するといっても全くフリーでするわけではなく、大学の教授の許可を得た上で大学関連病院の中から選びました。だから普通の会社員の方がされる就職活動とはやや異なるものです。
この転職もかわけんは迅速です。いくつかの病院をリストに乗せて、自分で検討しました。考えたのは1ヶ月位です。そして決めた後は、日曜の晩に教授にメール、月曜の朝に教授から許可をもらい、その日に先方の病院に打診、その晩に事務長と電話で話して土曜に理事長と面談を約束、土曜に理事長と面談、週明けの月曜に条件をいただいて、決定です。
動き出してからはたった1週間でしたね。速いでしょう(笑)。
先方と条件の駆け引きもほとんどしてません。最後の条件提示も電話で、
事務長さん:「○○万円でいかがでしょう?」
かわけん:「いいスッよ」と即答ですね。
先方の事務長も「えっ、いいんですか?」と即答ぶりにびっくりしていました。
普通の医師ならいろいろと細かい条件交渉があるんでしょうが、前回のブログで書いたように世の中何があるか分からないし、評判が良ければ給料も後で上げてくれるでしょうから、細かな交渉はせずにあっさり決めました。もともとそのようなキャラクターなのかもしれません。
現在の病院では、今までのように医師○年目で一律ではなく、かわけんの経験、業績、技術、評判を全て加味した上での評価をいただきました。初めて自分のマーケットでの評価をいただいたみたいでとても新鮮な経験でしたね。しかもかなり高い評価でしたからとても嬉しかったです。長年、外科医としてまじめに頑張ってきて本当に良かったなと思いました。
ちなみに中小企業診断士資格は全く評価されませんでした(笑)。
現在、とてもご機嫌に週4.5日勤務しています。以前の病院は完全な急性期病院で手術、外来、会議にとても忙しい日々を送っていましたが、今は手術はほんの少しするだけで基本的には何でも屋としてゆっくり働いています。手術がなくなったら少し寂しいですか、時間をかけて落ち着いている患者さんと触れ合うのもなかなか良いと感じています。
少ないながら自分の時間もできたし、堂々と副業できる立場を得たので全く不満はありません。また外科を立ち上げてほしいと言われてますから、医療経営士と中小企業診断士の知識を合わせて、外科のマーケティング活動に取り組んでいます。そういった意味では中小企業診断士の資格が若干役に立ってますね。
定年の65歳まで前の病院のような忙しい立場で働くのはとてもしんどいので、今回の診断士合格はその状況を変えることを考える上でちょうどよかったかもしれません。人生ではじめての転職でしたか、なかなかうまくいきました。
5副業 産業医・労働衛生コンサルタント
次は副業 産業医・労働衛生コンサルタントです。こちらは、予想外で、結果は期待はずれでした。
私が診断士を取った大きな目的の1つは産業医活動に役に立てるためです。産業医として会社に出入りしているので、労働衛生に経営的な視点を加えることができれば、クライアントにとても役に立つのではないかと期待していました。
結論から言うと、こちらは全く期待はずれでした。
産業医をしている事業所で「診断士資格を取りました」と話しました。しかし、「すごいですね!」と言われるだけでした。中小企業診断士として何かを依頼される事は全くありませんでしたね。期待に反して、産業医+中小企業診断士のニーズはないようです。唯一良かったのは、安全衛生委員会に出席されている方の1人が、受験生だったので会話のネタが増えたことです。
また、本当は労働衛生やメンタルヘルスの専門家かつ中小企業診断士としてセミナー講師の依頼があることを期待していました。ただしこちらも依頼はありませんでした。まあ、積極的に広告活動をしているわけではありませんから仕方ないです。ただ参加している研究会やセミナーで、時々産業医であることをお話ししてますからそのうち講師の依頼が来るでしょう。あまり期待せずに待っています。
健康経営エキスパートアドバイザーも取得しましたので、今後は産業医+労働衛生コンサルタント+メンタルヘルス専門家+中小企業診断士+健康経営エキスパートアドバイザーで差別化を図りたいと思います。目標は健康課題解決のプロフェッショナルなマルチコンサルタントです!
6副業 ビジネス活動
次は副業 ビジネス活動です。これは、全く予定外で、結果は大いに満足でした。
何度かブログで書きましたが、私は7月から12月まで京都大学の医療ヘルスケア・イノベーション起業家人材育成プログラム(HiDEP)に参加していました。
これは診断士の情報収集のため様々なメーリングリストに登録した中で、バイオ・医療機器産業情報のメールに数行のHiDEPの案内が入っていたのがきっかけです。診断士資格を取ったものの今後どのように活用すべきかわかってなかったので、自分の専門分野である医療とビジネスを結びつけるプログラムはとても魅力的に感じました。
調べてみると、同様のプログラムは関西では京都大学だけではなく大阪市立大学や神戸大学にもありました。その中で、職場の近くで、平日の夕方にZOOMで講義があり、大学職員(かわけんは大学の外科臨床教授)は割引価格で講義を受けられる京都大学のプログラムを選びました。
HiDEPの参加者は京都大学医学部や経済学部の大学生や大学院生、留学生、会社員、医師、自営業、MBA保持者など(not MECE)多様な人々です。参加者の大多数は自分で医療ビジネスを立ち上げたいと考えている人々です。その中で私は最高齢かつ唯一の中小企業診断士でした。毎週2時間程度の系統だったオンラインの授業を受け、そしてメンターの指導を受けながら半年かけてチームでプロジェクトを完成させます。
結論から言うと、HiDEPはとても面白かったです。アントレプレナーシップは今まで全然知らなかった未知の世界で、なにより参加されている皆さんの熱意が素晴らしかったです。自分のアイディアで解決策を考え世の中にイノベーションを起こしたいという熱い気持ちです。その熱さがこちらまで伝わってきましたよ。最近は医師免許を持ちながら起業する人を「ドクトレプレナー」と呼ぶらしいのですが、そのような医師と初めて接点を持ちました。 とても新鮮な経験でした。
ただ皆さん、熱意、アイディア、プラン、経験はそれぞれ持っておられるものの、それらをつなげてビジネスプランにまとめ上げる系統だった知識は診断士が一歩先を行っているように感じました。診断士の知識はとても役に立ちましたよ。
授業を受けていくうちに自分のやりたかったことが徐々にはっきりと形になってきました。結局、私のやりたいことは「医療現場の課題を、デザイン思考でイノベーティブに解決し、新市場を創造する。そしていい医療につなげる」でした。私にとってこのコンセプトは、個人理念の「人と会社を健康で幸せにする」、体と心と会社の医士にも直接つながるものです。
そしてそのコンセプトを具現化した私のプロジェクトが最終日のビジコンで優勝となりました。本当に嬉しかったです。中小企業診断士として面目を保ちましたよ。
このHiDEPで良かったことは以下の3点です。
1医療ビジネスについて学び、医師経験、医療経営士、中小企業診断士を連結することができた
2デザイン思考を学んだ
3いい意味でも悪い意味でもスタートアップの創業フェーズを経験できた
1は参加する前から期待していた通りの成果です。バラバラだった各分野の知識や経験が、今回のHiDEPで一つのコンセプトとして結実した気がします。
2のデザイン思考は、デザイナーの行うデザインプロセスの手法を活用して「ユーザー」のニーズに合ったプロダクトやサービスを構築していく思考法です。HiDEPで一番最初に受けたデザイン思考の講義は衝撃的でした。その後ネットの情報を調べたり、本を読んだりして習得に努めました。その結果が最終日のビジコンの優勝につながっています。HiDEPのメンターからも「ここまで勉強して忠実にデザイン思考を用いた受講生は、今までいなかった」とお褒めの言葉をいただきました。かなり嬉しかったですね。このデザイン思考はどんな分野でも活用できますから今後の診断士活動にも活かしていきたいと思っています。
3は本当にリアルな、楽しく、苦しく、醜いものでした。プロジェクトはほぼ1人で進めていたのですが、途中からチームに提出しみんなのプロジェクトとして進めました。最初はチームビルディングの過程がとても楽しかったのです。しかし途中から様々な人が権利を主張し始め、チームの統制が取れなくなってきました。いろいろな利害が絡む中、アイディアの発明の権利、特許の権利、出資比率、仕事分担、利益分配等の条件を決めるのはとても困難でした。以前、ゲーム理論のブログ・かわけん企業編で話した内容はほぼリアルです。そして最終的にチームはばらばらになってしまいました。
HiDEPのメンターが授業で「起業するのは簡単だけど、ビジネスをするのはとても難しい」と話していましたが、身を持ってそれを実感しました。
確かに起業そのものは簡単です。以前のブログで書いたように、書類を出すだけですから。しかしビジネスを始めようとするのは本当に大変で、特にアイディアが絡んでくる医療系のスタートアップを始める時はその傾向は強いようです。まだビジネス化も全然していないのに、本当に大変で心底疲れましたね。でもメンター曰く、我々のトラブルも普通によくある話だそうです。そのフェーズをメンターのもとで経験できたのはとても貴重な経験でした。
最終的にチームはバラバラになりましたが、スタートアップの本によると、スタートアップは信頼できる仲間で始めるのが1番重要であると書かれています。だからこの先のことを考えると、困った人と始めるより一人ぼっちもいいことかもしれないと前向きに捉えています。
最終的に個人でアイディアを3つ考えました。いずれも私のやりたいことのコンセプト「医療現場の課題を、デザイン思考でイノベーティブなプロダクトを開発して解決し、新市場を創造する。そしていい医療につなげる」に沿ったものです。
1つ目は、医療現場のイノベーションでビジコンで優勝したものです。これはソロファウンダーとしてスタートアップを進めています。
2つ目は、ヘルステックのイノベーションで、医療系の企業とアライアンスの方向で進めて行こうと思っています。
3つ目は、労働衛生に関連したイノベーションで、今はアイディアをデザイン中です。これは最初の2つが落ち着いてから取り掛かろうと思っています。
実はこの課題には実務補習の経験が深く関係しています。2月の実務補習で担当させていただいた会社の社長さんが数カ月後に急死されました。我々の補習中、丁寧に応対していただき最後にはとても喜んでいただいた元気だった方なのですが、突然の出来事だったようです。本当に残念でとても悲しかったです。この知らせを聞いた時に、労働衛生の専門家として中小企業の方になにか貢献できるんじゃないかと考えたのがアイディアの源泉になっています。実現は遠い道のりですが、一歩一歩頑張ってみたいと思っています。
以上の3つのスタートアップを始める予定です。
最初の2つはメンターによれば、Devil Riverは越えているようです。しかし医療ベンチャーのスタートアップの成功はわずか数パーセントで、その先のValley of DeathやDarwinian Seaを越えられるかは全く未知数です。まして新規市場を創造するのはかなり困難で、失敗する可能性はとても高いんです。本当に3つもできるのかととても心配です。デザイン思考、リーンスタートアップ、アントレプレナーシップ、イノベーション、起業関連の本も随分勉強しましたが、やっぱり不安は消えません。
でも、自分で練り上げたアイディアに光を当て、世の中にイノベーションを起こすのは、とてもチャレンジングで夢があります。
なので、ダメ元でできる範囲でがんばってやってみようと思います。新米の中小企業診断士が中小企業になっちゃいましたね。冗談みたいな話です。困ったらタキプロの誰か、助けてくださいよ(笑)。
ところで先日、居間で大学の課題をしていた娘(経済学部生)が
「日本ってスタートアップが少ないよね。しかもすぐ潰れるし」
と話しかけてきました。かわけんは心の中で
「そのスタートアップが目の前におるぞ。しかも失敗する可能性の高い医療系のベンチャー」
と思いつつ、さらなる家庭内での地位低下を恐れるかわけんは
「うん、そうだね」
と無難に答えておきました(笑)。
嫁さんには「無駄遣いはしないでね」とだけ言われています。でもベンチャーなんて完全なギャンブルですからそんなの絶対無理ですよね。まあ、言われなくてもお金がなくなれば終わりです。
また、東京協会の医療ビジネス研究会でも新規ビジネスを立ち上げる予定で、私はそちらにも参加しています。医療ビジネスが専門の診断士の皆さんとチームを組んでビジネスを行うのは、ソロファウンダーとは全く異なる楽しみです。
こっちの方も頑張ってみたいと思っています。
まとめ
上記のように、診断士資格の知識を存分に活用した副業のビジネス活動はとてもおもしろいことになりそうです。これらは合格時には全く予想外の活動でしたね。かわけんの強みが活かせるのは医療関連のビジネス活動かもしれませんね
私はもともと医療系なので医療ヘルスケア・イノベーション起業家人材育成プログラム(HiDEP)を選びましたが、似たようなものは全国各地に、他の分野でもあると思います。
一本のメールの一部に含まれていた案内がここまで広がりました。診断士に合格されたらいろいろなところに登録し、積極的に情報集めることで、診断士資格とご自分の経験を活用し世の中に貢献できる道が見つかるかもしれません。興味がある人は積極的に探してくださいね。
7その他
ZOOM
受験生時代にはほぼなかったものがZOOMの研究会やセミナーです。2021年は合計103回参加しました。診断士関係は68回、HiDEPが21回、その他は数回でした。いち早く大阪府協会や研究会に加入したのが、この回数につながっています。どれもとてもためになりました。さすがにこれだけ参加すると入会費や年会費のもとが取れますね。やっぱり迅速に積極的に行動するのはいいと思います。
家庭
転職をして病院勤務としては時間に余裕ができましたが、結局他のことで時間を使っているので、相変わらず忙しいお父さんと言う家庭の立場は全く変わりません。しかし子供は学校で忙しいようですし、嫁さんも全く私に興味はないようで、両者とも全く気にしてません。またうちのネコちゃんは、餌がほしい時以外は、私にいつも背中を向けて「あっちいけ」と言わんばかりにしっぽを振っています。おそらくネコちゃんの頭の中では、「家庭内格付けランキング:嫁さん>>息子>娘=ネコ>かわけん」なんでしょう。かわけんの家庭内での地位は低下したままです(TOT)。
キャリアコンサルタントの更新講習の講師
キャリアコンサルタントの講師をやっている知人に頼まれて、更新講習の講師をすることになりました。最近の講習はZOOMなので自分でビデオ撮りをしました。かなり手間と時間がかかりましたが、ZOOMの使い方に習熟することができました。なんでもやってみるものです。
バイク
バイクを衝動買いしました。大学生の頃バイクに乗っていて楽しかったのですが、外科医になった後は手をすると怪我すると仕事ができないのでやめていました。
転職を決めた5月ごろ、近所のバイク屋さんでとてもかっこいいスーパースポーツのバイクを見つけて思わず買っちゃいました。いわゆるリターンライダーです。今は冬なのであまり載っていませんが、また春になったら乗り始めようと思います。ただ問題はスーパースポーツなんですか、乗り手が下手なので上手なスクターより遅いことです。まあ、それも安全運転でいいかもしれませんね。
最後に
かわけんの合格後の活動は以上です。結構色々やりましたね。
合格後の一年を振り返ると、かわけんが中小企業診断士を取った目的
1プロの産業医として、広い視野で事業所の課題解決に取り組めるようにすること
2知識を得、交流範囲を広げ、新しい世界を知ることで、自分の好奇心を満たすこと
の1はほぼだめでしたが、2は十分に満たされています。協会、研究会、HiDEPが大きかったです。また交流範囲が広がる過程で多くの方々にお世話になりました。本当に感謝しています。
総じて、結果は大いに満足でした。本当に診断士資格、様様でしたね。
ところで先日、前述の大阪府協会のゆるつなカレッジで「困っておられるマフィン屋さんの売上をアップさせよう」との課題が出ました。結構仕事が忙しかったのですが、正月を潰して1人で取り組むことにしました。一旦始めると、業界のことを詳しく調べ、マーケティングの提案内容を考えるのはとても面白かったです。
診断士試験で売上向上と言えば、1売上=客単価×客数、2客数=既存顧客+新規顧客、3既存顧客とは関係性強化、4新規顧客を開拓して固定化、ですね(客単価はとりあえず別としています)。皆さん、もちろんよく知ってるコミニュケーション戦略が中心です。
令和2年の事例Ⅱの第3問(設問2)はオンラインのコミニュケーション施術に関する問題で、私は以下のような解答を書きました。
1掲示板に使用法や感想の書き込み行い関係性強化とニーズ把握、2SNSでハーブのこだわりを発信し口コミ増加、3メールで個別に興味にあった情報を発信し興味持続、を図り関与を高める。
最初はこんなふうに提案するつもりでした。試験的にはこれで問題ないですよね。
だけどよく考えてみると、実際はこれじゃ全然ダメなんです。だって具体性も実現性も全くありませんから。こんなものを提案したら、クライアントから即クビにされますよね。
そこで以下のような提案にしました。
1日本で最もSNSの月間アクティブユーザーが多いLINEの公式アカウントを導入する
2リアル店舗とEC店舗の顧客に、新規開発するミニマフィンを進呈してLINE登録してもらう
3LINE公式アカウントの機能である宣伝、販促、集客、顧客解析ツールをフル活用し、両店舗の顧客を連結し相乗効果を目指すCRM戦略を行う
4LINEの導入費用は、中小企業診断士に協力してもらって小規模事業者持続化補助金の一般型を申請する
どうです、試験の解答とは異なり、具体的で実現可能なものになっていませんか。
この提案を考えるのに、1LINE公式アカウントの機能、2LINE導入のメリットと問題点、3ミラサポの補助金、を調べています。また同じプレゼンの中で、健康食品ブームと焼き菓子、自動販売機による販路拡大、を提案したのですが、これらもかなり調べました。結果的にこれらの項目や洋生菓子業界の現状についてずいぶん詳しくなりました。そして調べた結果をミックスして理念根本から考える提案として、「理念から導かれるストーリーに沿った戦略で夢の実現へ」との題目で発表しました。このブログのような濃い内容を制限時間に圧縮したものです。発表後は自分の気づき、先輩診断士の意見、他グループのアイディアを取り入れてバージョンアップしました。
自分で丁寧に調べ、深く考え、全体の流れを作り、濃いプレゼンをして、指導を受けて、再度発表を考え直す、プロセスはとても楽しかったです。これらを楽しめるのがかわけんの持ち味かもしれませんね。
このように自ら率先して積極的に行動した結果、 新しい世界がどんどん広がっていくのはとても良いことではないかと実感しています。
試験に合格してからこの1年間本当にいろいろなことがありました。
数年前までは私は単なる外科医で、定年までずっと外科医だろうと思ってました。しかし、最近は先のことは全く想像ができないようになってます。診断士試験を受けようと思ってからずっとこんな感じです。
たとえば、5年前の私に
「お前は来年の今頃、外科医をしている」と伝えても、
「当たり前だろう」と答えているでしょう。
言われたとおりで、ずっとそのままだと思っていましたし、実際そうでした。
しかし3年前の私に
「お前は来年の今頃、中小企業診断士の試験勉強を始めている」と伝えても、
「中小企業診断士って何?知らんし」と答えているでしょう。
また、2年前の診断士試験の経済学の勉強で苦しんでいた私に
「お前は来年の今頃、試験に合格して大阪の協会に所属している」と伝えても、
「あり得ない、そんな簡単に合格するもんじゃないよ」と答えているでしょう。
そして、1年前の診断士試験に合格して喜んでいる私に
「お前は来年の今頃、転職して、バイクに乗って、医療ベンチャーをしている」と伝えても、
「何、ばかなこと言ってんだ。今の病院好きだし、外科医にとってバイクなんて危ないし、ベンチャーみたいなギャンブルするわけないだろう。補助金申請や経営支援をやっているよ」と答えているでしょう。
最近はハズレばっかりで自分の未来が想像できなくなっており、しかもそのハズレの幅がどんどん大きくなっています。
来年の今頃には私はどうなっているんでしょう?
- 「健康課題解決のプロのマルチコンサルタントとして大活躍」(診断士取得の当初の目的)
- 「嫁さんと子供に尊敬され、ネコちゃんに好かれる」(心の底からありたい姿)
- 「簿記2級にリベンジして、3級に合格した娘から祝福される」(ありそうだが面白くない)
- 「IPOして数十億円の資金調達に成功」(さすがにこれはないだろう)
- 「資金をすべて失って嫁さんに怒られ、家庭内地位の更なる低下が進む」(マジにありそう)
- 「バイクが上手になって中小企業診断士×アラ還MotoブログをYouTubeで開始」(笑)
- 「洋生菓子専門の経営コンサルタント」(ちょっとあるかも)
本当に1年後の自分が全く予想できません。しかし、その不確実性がとてもワクワクします。
そのワクワクする未知の世界へ導いてくれるパスポートが、私にとっては診断士資格です!
何事も迅速に積極的に取り込むことで、診断士資格がさらに意味のあるものになってます。これからも体調に気をつけて、タイムマネジメントをしながら、前向き積極的に取り組んでいきたいと思います。
中小企業診断士は、本来は中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家です。ただし診断士の資格の汎用性はとても高く、活用方法は補助金申請や経営支援に限られるものではないと思います。かわけんのように珍しい使い方もあります。受験生の皆さん、頑張って資格を取りましょう。また、診断士の皆さん、資格取得はゴールではありません、取った資格を何らかの形で活用しましょう。
こんな面白い資格、取らない、活用しない、なんてもったいないですよ。
数年前まで私は医者の世界しかありませんでした。それが産業医を始めてから労働衛生やメンタルヘルスの世界が増え、診断士に合格してから未体験の研究会やアントレプレナーの世界が増えました。診断士の方々も受験生の皆様も、ぜひこの資格をフル活用して新しい世界を発見してくださいね。
皆さんと、またどこかの世界で会えることを、とても楽しみにしています。
最後になりましたが、本日最終合格される受験生の皆さん、本当におめでとうございました。
ここまで長文を読んでいただきありがとうございました。かわけんでした。
次回は今晩、ぶらんちさんによる、(1/30)に行われたタキプロ13期キックオフイベントのレポートです。
また、明日からはメンバーによる”最後に伝えたいこと”シリーズが始まります。
お楽しみに!
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