実務補習15日間コースの思い出 by ざわ
タキプロ15期の ざわ と申します。
タキプロに参加してから3回目の投稿となります。
時が経つのは早いものですね。
過去の投稿は以下のリンクからご覧いただけます。
1次試験まで2か月となりました。学習は順調ですか?
順調な方は無理せず現在のペースを守りながら、順調でない方もここから充分巻き返せる時間が残っています。焦らず取り組んでいきましょう。
今回の記事は、合格後の実務補習について書かせていただきました。
口述試験対策セミナー
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目次
■ はじめに
まず、実務補習について中小企業診断士協会のホームページでは以下のように書かれています。
中小企業診断士第2次試験合格後3年以内に「実務補習を受講した日数」または「実務に従事した日数」の合計が15日以上あることにより中小企業診断士としての登録の申請を行うことができます。
一般社団法人中小企業診断協会(https://www.j-smeca.jp/contents/005_jitsumuhoshu.html)
実務補習または実務従事の合計が15日以上ということなので、
・実務補習を15日間一気に受けたり、
・実務補習5日間を何回かに分けて受けたり、
・実務従事を組み合わせたり、
・実務従事だけだったり
と、人によって、お仕事やプライペートの事情などとの兼ね合いで、それぞれ選択肢があるわけですが、私は令和6年2月、3月で15日間コース(5日間×3社)を受けました。
なお、今年令和6年7,8月からは新たに「8日間コース」が導入されることになりました。
詳しく知りたい方は、以下のリンク先から診断協会のアナウンスをご確認ください。
https://www.j-smeca.jp/attach/jitumu_hoshu/R6/osirasae.pdf
実務補習中に指導員の先生とも、この「8日間コース」の話題で会話することがありましたが、私がお世話になった4人の指導員・副指導員の先生も、みなさん気になっているようでした。
その段階(2、3月)では、まだ具体的に8日間コースがどういった流れで進められるものかもわかっていないようでしたが、この夏の8日間コースに向けて色々調整が始まっているのであろうと想像されます。
気になりますね!
このタキプロでも、おそらく8日間コースを受講された方が記事を書いてくれるものと期待しています!
私のこの記事では、15日間コースでの筆記試験合格後から実務補習を経て診断士登録するまでの流れをご紹介できればと思います。
5日間の細かい流れなどは他の方々も書かれていますので、私は全体の流れとスケジュール感をお伝えできればと思います。
■ 2次筆記試験合格発表から実務補習前日まで
まず、筆記試験合格発表からの実務補習までのスケジュールを簡単にまとめてみました。
1月11日(木) 筆記試験合格発表
1月12日(金) 実務補習申し込み
1月21日(日) 口述試験
1月24日(水) A日程の指導員からメール
1月25日(木) メールで班メンバーに自己紹介
1月31日(水) 合格発表
2月2日(金) 実務補習A日程初日
カレンダーやメール履歴を見ながら書き出してみたのですが、色々おかしいですよね(笑)
「口述試験は会話できていれば必ず受かる!」とは言われますが、それでも発表までは、そわそわしました。
そんな合格発表前の期間もメールでの自己紹介や事前準備についてのアナウンスがあったりと実務補習は近づいてきました。
■ 実務補習中
15日間コースの実務補習では、それぞれ5日間ずつ3社の診断を行ったのですが、各日程をA日程、B日程、C日程としていました。
A日程:2月2日(金)〜2月13日(火)
最初のA日程は、2月2日(金)から、3日(土)、11日(日)、12日(月・振替休日)・13日(火)です。
同じ班のメンバーや指導員の先生とはメールで自己紹介はしているものの、ほぼ初対面です。
最年少が22歳の大学4年生、最年長が61歳であとは30代1人、40代が私含めて2人の5人でした。
他の班の話を聞くと6人のところもあったようです。
挨拶もそこそこに2時間程度打ち合わせをして早速、ヒアリンクのため企業訪問です。
対象企業は製造業でした。
先方の社長はあいにく出張中のためZoomでの参加、主に新規事業開発担当部長と財務担当部長が対応してくださいました。
事前の準備が不足していた我々の質問には、一貫性が無く業界に対する知識も不足していたことから厳しいお言葉をいただくこととなりました。
事前準備大事!
私はこのA日程でITパートを担当しました。
平日にはZOOMでの打ち合わせやメールで擦り合わせを行いながら成果物の完了に至りました。
ちなみにB日程の指導員の先生からの案内メールは2月9日(金)に届きました。
報告会では、社長も同席してくださりポジティブな感想などもいただけましたが行動変容に繋がるような提案には至りませんでした。
次の日程では良いものを提案できるようにとメンバー間で話しました。
B日程:2月16日(金)〜2月26日(月)
B日程について、とにかく記憶に残っているのはA日程からの期間の短さです。
A日程は振替休日の影響もあり13日の火曜日に終了、水・木を挟んで金曜日にB日程の企業訪問でした。
対象企業はサービス業です。
このB日程では、マーケティングパートを担当しました。
A日程で一通りの流れに慣れていたので概ねスムーズに進みました。
平日の個人作業中にも指導員の先生から報告書の細かい表現、図表の必要性(どういった場合に図表を使うのか?)などフィードバックを受けながら作業を進め、学びの多い日程でした。
C日程:3月1日(金)〜3月11日(月)
A、B日程を終えて少し気が緩んでしまった面がありました。。。
このC日程では、事前に資料として、財務諸表だけでなく税務申告書を7期分提供いただいており、しっかりと読み込んで企業訪問に臨むべきでしたが、業界調査や資料の読み込みが不足した状態で初日を迎えてしまいました。
訪問前の事前ミーティングでの指導員の先生からの質問にもしっかりと回答できず、厳しいお言葉をいただきました。
事前準備大事!
私はこの日程では、班長(経営戦略)と財務分析のパートの兼任でした。
かなりハードだったのですが、指導員の先生のご指導やチームメンバーのフォローのおかげでなんとかやり切ることができました。
周囲の人に感謝すると共に、今後診断士としての仕事への取り組み方を見つめ直すことができた重要な期間を過ごすことができました。
■ 実務補習終了後〜診断士登録
実務補習を終えて数日後(3月中旬)に実務補習の終了証書と診断士登録申請の案内が自宅に届きます。
この申請が認められることで、とうとう中小企業診断士を名乗ることができます。
登録には、結構日数がかかるようで正式に中小企業診断士と名乗れるようになったのは5月1日です。
官報に掲載されると聞いていたのですが、今回は中小企業庁のホームページでの掲載のみでした。
https://www.chusho.meti.go.jp/shindanshi/index.html
これでようやく診断士デビューとなります!
■ まとめ
15日間の実務補習は約1か月半という長丁場です。
平日の個人作業もかなりボリュームがあるため、会社員の方の場合はかなりハードな期間になります。
それでも、3社の診断を通じて短期間の間に複数の指導員の先生(副指導員の先生含めて4人)の仕事の進め方に触れることができたことは、自分が今後どのような中小企業診断士になりたいかを考えるきっかけになりました。
そして、なにより濃密な期間を同じ班の同期のメンバーと過ごせるということは今後の診断士人生で間違いなくプラスになると思います!
■おわりに
次回は、nyoko さんの登場です。
お楽しみに!
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