【合格後を描く】byねぎレモン

実務補習 実務従事

タキプロ15期の   ねぎレモン と申します。  
2次試験日から1ヶ月ほど経ちました。だいぶ落ち着いてきた頃かと思います。
少し先ですが合格後の実務補習(実務従事)について少し触れたいと思います。
これから試験勉強を始めようとしている方も合格後のイメージとして捉えていただけたらと思います。



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■はじめに

令和5年度の2次試験合格発表は1/11でした。4回目の2次試験でしたが今回は手応えがあり、これで合格できなかったら来年はどうしようかな…と思っていました。発表当日、診断協会のHPで受験番号を確認したところ「合格」!(後日届いた結果点数をみると243点でギリギリ💦)。新たな世界の扉が開かれた瞬間です。

■申込み~事前準備

 2次試験の合格発表日の翌日が2月の実務補習申込み受付日でした。ネットで「定員がすぐ埋まるから早めに申し込んだ方がいい」ことを知り、前夜に申込方法の確認をして当日は出張先で外出中でしたが営業車をコンビニに停め、パソコンを開いて受付開始時間と同時に5日間コースに申込みをしました(恐らく開始2分以内には受講申込みできたと思います:福岡での申込みだったので競争率は東京・大阪ほど高くはなかったかもしれませんが…)。
*5日間コース以外に15日間コースもあり、福岡では5日間コースが6班、15日間コースは2班あったようです。


 口述試験後、1月31日が合格発表でしたが、その前から実務補習の担当講師よりメールでクライアント企業(福岡の建設会社でした)の資料が送られてきます。受講者6人の班でお互い顔も知らないまま担当パート分け(経営戦略、財務、マーケ、組織人事、生産管理、DX又はIT)を講師がメールで希望を募り、決まりました。自分の班には実務補習3回目、2回目の経験者が各1人いたため要となる経営戦略パートは3回目の方が立候補し、リーダーになってくれたのです(自分は希望通りマーケティング担当に)。
 資料を元にその企業の経営状況を分析、課題を推測し、質問事項を事前に整理しておくよう指示がありました。また、資料とは別にその企業のHPや業界知識をネットで収集し、当日に臨むことになります。

■当日から終了まで

 実務補習(5日間コース)はまず1日目が2月初旬の金曜日で、班員6人、講師と顔合わせ・自己紹介をします。班員の年代は30代が3人、40代が2人で50代は自分のみで最年長でした(講師も40代!)。業種も多岐にわたり、金融関係、コンサル業講師、技術管理者、電力会社、公務員と自分(民間企業の営業職)と様々です。午前中、各自持ち寄ったヒアリング内容をまとめ、午後クライアント企業を訪問し、社長と面談、現状や強み、課題、ビジョンをヒアリングすることから始まります。


 2日目の土曜日は班全員でSWOT分析し、課題や方向性・提言について議論。あとは各パート毎に落し込み、定時まで各自作業。その夜は講師主催の懇親会がありました!(だいたいどの班も期間中1回は懇親会を開催するようです)。
 担当パート分は家に持ち帰って資料づくり。よく、週中の平日夜にzoomで打ち合わせをする班もあるとか、徹夜になったとか聞いてましたがそんなことはなく、経験者の方がうまくリードしてくれたため効率よく進められたと思います(全員が未経験者だと厳しいかもしれません!)。講師の配慮で水曜日夜にメンバー全員の進捗状況を共有しました。
 ただ、担当パートの資料作りは大変で平日は本業の仕事はそこそこにして帰宅し、期日までに完成させるべく夜遅くまでかかってました。

 3日目は翌週の日曜日で、全員で各パートの資料を持ち寄り発表。修正点や補足事項などを議論し最終的な方向性を決め、それに基づいて各自資料再作成。

 4日目(月曜日・祝日)は最終調整と、資料の統合作業(マージ)、製本と翌日の社長へのプレゼンに向けたプレゼンリハーサル。

 5日目は翌々週明けの火曜日で、再びクライアント企業を訪問し社長に取組むべき課題と向かうべき方向性の提言をパート毎に発表、社長より感想を頂いて終了。そのあと集合事務所に戻って反省会と協会に提出する書類確認など。

・・・ざっとこんな感じが実務補習です。短い間でしたが濃厚な時間を過ごせました。

■気づき

実務補習で気づいた点を3つ挙げます。

 1つ目はクライアント企業が「建設会社」で未知な業種でしたが2次試験で学んできたことはどの業種にも通用するということです。SWOT分析から課題克服のためにどうするか、ビジョン達成のためにどう助言するのか…
これから中小企業診断士として携わる身としては自信につながります。勉強してきたことが活かされることの実感!机上ではなく現場でも役立つ知識は多いです。まだまだ経験しなければわからないことはたくさんありますが、やりがいのある資格だということを実感した研修(?)でした。

 2つ目は、合格者仲間は皆「地頭がいい」「いい人」が多い、「俺が!俺が!」というガツガツ系の人はいませんでした。また、同じ目的で一所懸命勉強してきたので苦労した者同士という仲間意識が働き、すぐに打ち解け、関係性を維持すれば仕事仲間として長くお付き合いできるのではないかと思います。この資格を通じて新たな仲間(それも異業種)ができるという世界の広がりを実感しました。

 3つ目は自分のことですが、「パソコンスキルが低い」というより「低すぎる!」ということです。元々IT系は苦手で避けてきた感がありましたがここにきてモロにその付けが回ってきたといった感じです。1年前からパソコンスクールに通い、苦手意識を克服しようと努力してきましたが現場では発揮されず、わからない点を班仲間に教えてもらいなんとか着いていった状況でした。Googleドライブの活用やWordのマージ(文書結合)など…30年くらい会社の中でしかパソコンは使わず、社内のシステムしかほぼ使ったことがなかったため外の世界では全く通用しないことを実感させられました。
 最終日に実務補習の感想を発言する機会があったのですが、「パソコンスキルが低く、足を引っ張ってしまいすみませんでした」と言ったら、講師から「まず、パソコンスキルを上げる必要がありますね」と言われてしまう始末です…

■実務従事の検討

 5日間コースは、平日2日間会社を休まなければならず仕事上かなりきつかったです。2月で5ポイントは獲得できたので残り10ポイントは7月と9月(福岡は8月は実施しない)で5日間コース×2=10ポイントを獲得すれば登録要件を満たせるかなと考えてました。しかしながら仕事の関係で7月に受講ができなくなり、9月と令和7年の2月に受講しようと考えていたら令和7年からは5日間コースが8日間コースとなり、平日実施は4日間(費用も増加)になるとのこと。平日4日間も都合をつけるのは難しいと判断し実務補習は諦めました。残りは実務従事で10ポイント取得しようと方向転換したのです。
 自分の受講した民間の実務従事開催企業では土日のみ4日間開催、終了後課題提出で10(15)ポイント獲得でき、実務補習では体験しなかった補助金申請についても勉強できました。

 実務補習と実務従事・・・結果としては2つを経験できてよかったと思います。

■おわりに

 実務補習が全てではなく、実務従事という道もありだなと感じ、逆に実務従事だけだとこれもまた何かが足りない(公的な診断士活動を学べない?)ので2つを受けることも有効だなと感じた次第です。
 記述した内容は合格後の世界かもしれませんが2次試験合格と同時に生活が一変します。当初の「志」「将来の診断士像」を強く持ち、心の準備をしておいてもいいかもしれません。

次回は、たろー さんの登場です。 

お楽しみに! 

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