中小企業診断士 実務補習でやってよかったスケルトン
こんにちは、まっQ@5期生です。
2015年2月実務補習で3回目の補習となり、
無事登録申請をすることができました。
今回は実務補習でやって良かった話をしたいと思います。
※実務補習について理解している人は
◆改善 診断スケルトンの作成
だけ読んでください。
◆実務補習における企業診断の流れ
まず、実務補習は
5~6名の診断士試験合格者と
1人の指導員で構成された実務補習グループによって行われます。
(さらに副指導員が加わる場合もありました。)
診断先である企業を経営、財務、営業/施設、人事/組織、情報など
多角的な視点から総合的な診断を行います。
診断先の個別の具体的状況に応じ、
グループ内でアプローチ面を整理し、
メンバー間の役割分担を決定します。
各自、役割に応じて診断を行い、
最後に全体を確認しながら各パートを擦り合わせつつ、
診断結果を一冊の診断報告書としてまとめます。
この診断報告書は診断先企業と診断協会に提出します。
◆私が行った企業診断の具体的な流れ
1日目(木or金)に行った社長ヒアリングをもとに
2日目(金or土)にSWOT分析とクロスSWOT分析を行うことで、
診断先企業の外部・内部環境および強み・弱みを整理・把握し、
企業診断の方針を決めました。
その方針に従って各自で現状の課題や提言をまとめる作業を行い、
翌週の3日目(土)に各自の担当パートを持ち寄り、
擦り合わせを行いました。
4日目(日)までに診断報告書にまとめた上で製本します。
5日目(月)にその診断報告書の内容を各パートごとに
社長や役員に対してプレゼンテーション形式の発表を行います。
◆課題 3日目に巻き戻らないこと
2日目に決めた方針に従って、作成を進めるので
基本的に間違いを書いてしまうことはありません。
しかし、重複したことや相互に矛盾してしまうことを
書いてしまいそうになることがあります。
書いてしまったうえで3日目を迎えれば、
大きく書き直しをすることになります。
具体的には、
「顧客アンケートを導入すること」
という提言が、重複しそうになったということがありました。
顧客アンケートは、
商品改良やサービス改良で営業面でも活かせますし、
サービス改良のために人事面にも活かせます。
アンケートをシステムに組み込んでとなれば、情報面でも…
となります。
それぞれの分野で書くことには問題ありませんが
たとえばアンケートシートのサンプルをすべての分野で
好き勝手に書いてしまえば、
提言を受け取った側は何を実行すればよいか、
わからなくなってしまいます。
◆改善 診断スケルトンの作成
その重複や矛盾を未然に防止できたのが、
診断スケルトンの作成でした。
これは、指導教官となった先生が方法を教えていただいたのですが
非常に良かったです。
<方法>
以下のように、現状、課題、提言と3つに分け
それぞれを3つに分けて書き、
さらに3つに分けた項目を記載します。
各項目は具体的に書き、○○の資料をつけるとか
××のグラフをつけるとかもメモしておきます。
これを順次メンバーで共有しておき、
重複する項目については、互いに調整をして、
場合によっては書き換えます。
<効果>
この方法をとることで、本文を書く段階では
何をどのような構成で書けば、抜けや重複がないかと分かります。
自分でもすっきりと整理して書くことができましたし
本文を書いてから巻き戻ることもありませんでした。
本文を書いてから、書き直しとなると、
3日目はかなり遅くまで作業をすることになりかねません。
ぜひ、お試しください。
<診断スケルトン概要>
Ⅰ.営業
(1)現状
1)商品について
a)xxxxxxは、ddddddである。
b)yyyyyyは、eeeeeeである。
c)zzzzzzは、ffffffである。
2)●●について
a)llllllは、ggggggである。
b)mmmmmmは、hhhhhhである。
c)nnnnnnは、iiiiiiである。
2)◎◎について
a)ooooooは、jjjjjjである。
b)ppppppは、kkkkkkである。
c)qqqqqqは、rrrrrrである。
(2)課題
1)△△△△△
a)・・・・
b)・・・・
c)・・・・
2)×××××
a)・・・・
b)・・・・
c)・・・・
3)◆◆◆◆◆
a)・・・・
b)・・・・
c)・・・・
(3)提言
1)・・・・
a)・・・・
b)・・・・
c)・・・・
2)・・・・
a)・・・・
b)・・・・
c)・・・・
3)・・・・
a)・・・・
b)・・・・
c)・・・・
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