【日曜日は名古屋の日】実務補習 班長のすすめ
どうも、名古屋のあぶじゃです。
みなさん、新年あけましておめでとうございます。今回合格されたみなさんにとっても、今年合格を目指すみなさんにとっても、2018年がよい1年となりますよう、謹んでお祈り申し上げます。
合格されたみなさんの中には、すでに2月の実務補習に申し込まれた方も多いかと思います。中には積極的に情報収集をして、すでに何を担当するかについて具体的な希望をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
実務補習における役割分担について、はじめての方は、やはり自分の業務と関わりのある分野を希望することが多いようです。たとえば金融機関に勤務されている方なら財務を、工場勤めの方なら生産管理を、というふうに。しかし、これが自分の強みだ!といえるものがない場合、どうしたらよいのでしょうか。まあ、これは昨年の私のことなのですが…
はじめての実務補習を前にして、私はどの担当になっても自信がなく、他のメンバーの足を引っ張ってしまうのではないかと恐れていたものです。で、結局何をやったのかというと、班長でした。まったく自信のない中、しかもはじめての実務補習だというのに班長をやるのは無謀だと思われるかもしれません。しかし、後から振り返ると、これが正解だったと思っています。
まず、班長を務めるために必要な資質とは何でしょうか?このような答えが予想されます。
①班員を統率するリーダーシップ
②各担当分野に対する深い経験と知識
③ここぞというときの決断力
自分がこういった資質を備えていると、自信を持って言える人はあまりいないでしょう。多くの人が班長をすることに尻込みする理由でもあります。しかし、こういった資質がなければ、班長が務まらないというわけではありません。その理由を説明するために、班長の仕事内容についてご紹介します。
実際の班長の仕事はというとこんな感じです。
A) 話し合い、インタビュー、報告会の司会進行
B) 全体戦略の策定、個別戦略の整合性、各メンバーの進捗管理
C) 報告書の誤字脱字、表記ゆれ等チェック、お金の管理、もろもろの雑用
①の資質が関わってくるのがA),B)、②と③の資質がB)、といえなくもないのですが、実際にはあまり必要ではありません。なぜなら、診断士に合格する人はたいてい優秀で、なおかつ礼儀正しい人なので、班長がいちいち何か言わなくてもやってくれるんですね。
全体計画の策定なんて、メンバーが勝手に議論して作りだしてくれるので、やることといえば議論が本題から外れたときにそれとなく修正したり、発言が少ない人にふってみたり、時間が来ても意見がまとまらないときに、班長として意思決定するくらいのものです。
ということで、一般的なリーダーに求められる資質がなくても班長は務められる、というのが私の経験からの結論です。
で、これだけでは私が何もしてなかったと思われるので、やったことを書いておきます。
- 図書館、ネットでの資料収集
- 朝は誰よりも早く来て、備品、お菓子、お茶など準備(自腹)
- 報告書原稿の徹底的チェック
1.は政府統計、経済センサスから、業界新聞の記事など少しでも参考になるものまで調べ上げたり、「業種別審査辞典」を閲覧するために、市内で唯一蔵書がある中央図書館まで出かたりしました。
2.については特に説明するまでもないです、メンバーが気分よく作業するための環境づくりですね。多少出費にはなりますが、メンバーあっての班長です。切れる腹は切りましょう。
上記3つのうち、1番大変だったのが3.の原稿チェックでした。各担当が作成して報告書、内容はすばらしくても、変換ミス、図表番号のミス、送り仮名やフォント、英数字半角/全角の不統一が案外多いのです。100ページ近い報告書をチェックしているとすぐ朝になります。
ということで、はじめての実務補習に不安しかないあなた。知識に自信のないあなた、でも雑用は厭わないあなた、あえて班長を目指しましょう。診断士としての第一歩にふさわしい思い出となってくれるはずです。
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