実務補習15日間コースを振り返って byマーチン

皆さん、こんにちは。
タキプロ関東11期のマーチンです。(自己紹介はこちら

令和3年が始まりましたね。
この1年が我々にとって具体的に前進できる、
実り多い日々となることを改めて祈念いたします。

さて、今回は、昨年の今頃を振り返り、実務補習の体験と
その模様について、お話ししたいと思います。


一昨年の12月15日に口述試験を受験し、その後から
実務補習の検討を始めました。

「実務補習」で診断士登録に必要なポイントを獲得するのか、
それとも「実務従事」で獲得していくのかは
それぞれの考えや行動次第です。
業務やスケジュール、スタイルにより変わってくると思いますので、
自分にとって最善なやり方を見極めていく必要があります。

私の場合、先輩診断士やタキプロブログ等の体験談を読んで、
15日間の実務補習コースに申し込むことにしました。
この先の記述は、昨年の私の体験によるものであることを
ご了承ください。

実務補習は5日間で1セットとなる研修です。
原則平日金曜に始まり、翌々週の月曜日に終了します。
その間、土日の3日間はグループで実習先企業様への
報告内容の検討、報告書作成をグループで実施していきます。
15日間コースは、それが3セット実施されることになります。

15日間のうち、平日も7日間、実習に参加するため、
本業の休暇を取得しなければなりません。

なかなか業務上そんなに休みを取れないから、という理由で、
15日間コースを断念する方も少なくないと思います。

私も大変迷ったのですが、以下の点から決断しました。

 ・職場の方々や上司が本補習に参加することに理解を示してくれたこと
 ・翌4月に自分の人事異動で職場が変わることが見込まれていたこと
 ・試験勉強で学んだことを忘れてしまう前に活かしたかったこと
 ・気持ちが高まっているうちに、できるだけ一気に終わらせてしまい、
  早く診断士登録をしたかったこと

15日間とはいえ、足掛け約2か月弱、結構大変でしたね。
でも、可能な方は15日間コースで受講されることをおすすめします。
他の手段は受講していませんので、比較できなくて
申し訳ありませんが。。。

実務補習は研修生6人で1組のグループと指導員1名で
5日間×3社対応します。
#私の場合には指導員の先生は1社ごとに変わりましたので、
 3人の指導員の方にご指導頂いたことになります。

1社あたりのスケジュールはざっと以下の通りです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

実習会の4~5日前:指導員からメールで対象企業の概要連絡や
         事前準備作業の実施指示

 
 1日目:グループでの事前打ち合わせ後、実習先企業へのヒアリング
 2日目:実習先企業に関する調査や報告書内容の骨子を検討

  ~各担当分野の報告書内容検討・作成等の自主学習~

 3日目:各担当分野の報告および全体の方向性の確認
 4日目:前日からの修正および報告書内容の仕上げ

 5日目:実習先企業への報告書プレゼン

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

出会って間もない実習先企業に対し、グループで報告書を作成して
プレゼンまで実施しますので、かなり密度の濃い日々を送ります。

6人のメンバ―で、実務補習先企業に合わせた分野で
担当を決めて報告内容を検討します。

ちなみに、私が所属したグループでは実習先の1つが
金属製品加工業でした。
その際には、以下の6分野に分かれて、
報告書をまとめていきました。

 ①経営戦略、②製造・技術、③システム管理、
 ④人事・労務、⑤財務・会計、⑥販売・営業

それぞれ、これまで全く自分の関わったことの無い分野も
考えて最善の報告ができるように学んでいくことになります。

こんな取り組みを経て、晴れて、
診断士登録に必要な実務ポイントを獲得でき、
登録することが出来ました。

この実習期間中は、本業をやりながらの活動になるため、
相当大変でした。
しかし、素晴らしいグループの仲間や指導員に恵まれ、
充実したものとなりました。
そして、後半のほうでは6人でのチームワークも高まり、
メンバそれぞれの強み・弱みも分かってきて、
やり易くはなっていきます。

よく言われることですが、6人のメンバはみんな
バックグランドが異なり、考えやスキルも人それぞれです。
メンバや指導員との巡りあわせの当たり外れも
あるかもしれません。

でも、そこに参加するメンバは、
少なくとも難しい試験に果敢に取り組み、
その合格を勝ち得た人たちであり、
志を同じくする方々です。

その中で、中小企業診断士としてのスキルや
経験を高めていくために、
あえて自分から経験したことの無い分野にも
飛び込んで鍛えられていく重要な過程だと思いました。

そして、実習先企業にとっては、研修生の立場とはいえ、
貴重な時間を割いて、自分たちのために相談し、
耳を傾けてくれます。
気持ちはプロの診断士として最大限の報告をすることが
実習先企業への礼儀にもなります。

実際に独立する予定が無くても、
診断士としての活動を実践できる貴重な場です。

診断士の醍醐味を味わえる機会だととらえられると、
さらに意義深いものになると思います。

また、私たちのグループの場合、担当していただいた指導員の
先生のご好意により、担当した実習先企業の相談業務を
引き続き実施する機会を得ることができました。

最終日に報告してそれで終わりではなく、実習先企業とも
貴重なリレーションを築き、リアルに継続的に学んでいくことが
できたことも大きな成果となりました。

以上が、昨年、私が実務補習を体験し、感じた内容です。

なにか、皆さんにも参考の一つにでもなれば幸いです。

本日はここまでです。

次回は「MASA」さんからです。

 

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