実務従事について byこう
タキプロ15期のこうと申します。口述試験を受験された方、長い試験勉強、大変お疲れさまでした。
ここでゆっくりしたいところですが、この勢いのまま中小企業診断士登録まで駆け抜けていきましょう!
タキプロ16期メンバー募集
★参加応募受付中★
下記バナーから参加申し込みいただけます!
■はじめに
まずは、1月15日の2次試験見事合格された方、おめでとうございます。7回目の受験を経て合格した私は、昨年を振り返ると受験勉強から解放されて、家族との旅行、趣味を楽しみながら、診断士関連の活動に取り組んでまいりました。口述試験合格後に、昨年、まず私が取り組んだ実務従事について、参加した内容を共有させていただきます。これから合格を目指す方も含めて、皆様の参考になれば幸いです。
■実務補習から実務従事へ変更
昨年の2次試験の合格発表日の10時に合否結果はWEBにアップされますが、早く結果を見たい気持ちの一方で、不合格を知った時の落ち込みで仕事どころでなくなる想像から、なかなか結果をみることがでませんでした。
15時になり、ようやく確認する決心がつき、ドキドキしながら結果画面をおそるおそる見て、自分の受験番号を確認しました。その時は、ようやく合格を掴めた喜びでテンションが一気にあがりました。
その後、口述試験対策の情報収集を行いながら、さっそく実務補習を申し込むべくネットで申込状況を確認しました。仕事の関係上、3月は忙しくなることがわかっていたので、まずは5日間コースに参加しようと思っていましたが、残念ながら東京地区は募集定員に達したとのことで受付終了でした。そこで、まだ仙台では空きがあったので、交通費・宿泊費を負担した上での受講を考えましたが、たまたま某受験予備校のブログで実務従事の体験記を見て、年休を取ることなく15ポイント獲得できることを知り、実務補修から実務従事へ変更しました。
■実務従事とは
2次試験に合格後、3年以内に実務要件(15日以上)を満たす必要があり、以下の2つの方法が定められています。
・【実務補修】登録実務補修機関が行う実務補修の受講
・【実務従事】中小企業に対する診断助言業務に従事
実務従事は民間企業で生業としてサービス展開している企業があります。
企業勤めをしている人を対象にした土・日のみのリアル参加で、あとは個人ワークといった対応しているところや、全てリモートで完結するところもあります。
費用は有償ですが、実務補習よりも比較的安価な設定です。15日間のコースでは今年20万円を超える設定で驚きました。
実務従事終了後は、実務従事の実績報告書を受領できます。(登録申請時の必要書類) 内容が異なるので、一概に実務補修と実務従事のどちらがいいかはいいかねますが、あくまでも自らの置かれた状況、考え次第かなと思います。ただ言えることは、「せっかく資格取得できるチャンスを掴んだので、早く15ポイントをクリアして中小企業診断士登録した方がいい」とのことです。
■私が参加した実務従事の内容
私は某民間企業(東京都品川区)で2月にリアル開催された実務従事に参加しました。理由は、年休を取る必要がなく、早期に15ポイント取得ができ、なおかつ参加費も6万円代と価格面においても魅力的であったからです。(今年は8万円代に価格改定されています)
私が参加した実務従事の流れは以下の通りです。
○リアル会場参加(4ポイント)2月の1週目の土・日と3週目の土・日で延べ4日間
講義
・中小企業診断士としての心構え
・先輩診断士の実体験
・事業計画書の作成や補助金申請の取り組み方のレクチャー
診断実務
・19名の参加者が4グループに分かれる
・担当診断士から診断先の企業についての状況レクチャー、関連資料提供
・診断先企業の経営者にZoomでインタビュー
・グループワーク及び個人ワークで事業計画書(パワポ)を作成
・経営者に事業計画をZoomでプレゼン
・経営者から講評
○個人ワーク(11ポイント)
・本番提出用の様式に沿った事業計画書(ワード)を作成、実務従事実施会社へ提出
・内容チェック、フィードバック付きで返信
・実績報告書を受領
※期限はなく、個人ごとのペースで取り組む
■参加して良かった?
結論から申し上げると「ベストではないかもしれませんが、参加して良かった」です。
同じグループになった方は、某大手通信企業、コンサル企業、金融機関にお勤めの方で皆さんレベルが高く議論を引っ張っていただき、様々な気づきを得ることができました。また先輩診断士の方からもリアルな裏話しも聞ける機会も多く、情報収集もできました。そして、経営者の方とはZoomでの対話でしたが、ビジネスに対する熱量、多様な視点を持っていることや苦しい経験を経ていることを伺うことができ、企業勤めの自分とは別世界で非常に大きな刺激を受けました。
私は、3月の仕事が忙しい時期には個人ワークに着手できず、4月から取り組み、5月初旬に個人ワークの課題を提出でき、7月に無事、中小企業診断士登録をすることができました。(早い人は3月提出、5月登録している人もいました)
■おわりに
実務補習の15日間コースは、20万円を超える金額と年休取得が必要になりますが、それに対する価値はあると思います。しかしながら、働き方など諸事情により参加が難しい場合があると思いますので、ぜひ実務従事も選択肢にご検討してもらえればと思います。
合格後、皆様が中小診断士登録を無事終えて、ご活躍されることを祈念しております。
今回が私の最後のブログとなりますが、少しでも皆様の参考になれば幸いです。
次回は、にゃーもん さんの登場です。
お楽しみに!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
↓下のボタンを押して、読んだよ! と合図していただけると、とっても嬉しいです。
(診断士関連ブログの人気ランキングサイトが表示されます[クリックしても個人は特定されません])