【タキプロ9期合格体験記】 「よっしー」さんの場合
こんにちは。50代ストレート合格の「しげ」です。
今日は、合格体験記をご紹介いたします。
独学で、タキプロ勉強会も活用して、みごと昨年末に合格された「よっしー」さん。タキプロ9期にも参加されます。これからのご活躍が楽しみですね。
それでは、どうぞ~!
=======合格体験記 ここから=======
【自己紹介】
よっしーと申します。
IT系一筋の37歳
東京と札幌を行き来するシステムエンジニアで、繁忙期には東京に数ヶ月滞在する「単身赴任」族です。IT技術者なので、中小企業診断士試験に使える自前知識は経営情報のみでした。
受験動機は「スキルアップ」と「誘われたから」
中小企業診断士を目指した理由はスキルアップです。私の場合、「今後の自分のキャリアが危ない」という、焦りによる動機からでした。
この焦りは就職した当初から持っていて、情報処理技術者の受験をITストラテジストまで一通り合格させたのが35歳。
その後、次の自己研鑽を検討していた時、2016年1月12日付日経新聞で「取りたいビジネス関連資格」トップに中小企業診断士が選ばれていたことと、私より早く受験を始めていた友人から誘われたのが後押しとなり、受験を決意しました。
【受験歴と成績】
1次試験 2回
2016年 :企業経営理論のみ科目合格
2017年 :314点(経営情報を科目免除行使)で1次合格
2次試験 1回
ABBA 総合Aで2次合格。
勉強時間は、1次2次合わせて約1200時間です。
【1次試験の勉強方法】
独学を選択
私は単身赴任族で、次の月に東京にいるか札幌にいるかも分からない状況のため、当初より予備校通学は選択肢から外し、気軽にどこでもスキマ時間で勉強したかったので、通信教育ではなく、独学で勉強することにしました。
「フライト時間」も勉強時間
集中出来る場所は皆さんそれぞれですが、私の場合、東京札幌間の移動時間でした。隔週で移動するスタイルですが、私の勤務地から家族のいる自宅までの移動リードタイムは片道5時間です。1年続けると「5時間*2往復4フライト*12ヶ月=240時間」となり、貴重な勉強時間を確保できました。
過去問題集の開始直後は成績が伸び悩む
苦労した時期は、過去問題集に取り組み始めた5月です。過去問に取り組み始めた頃は、成績は散々、同じ設問で何度もミスを繰り返し、一番精神的に苦しかったです。
工夫したポイントは、間違えた問題を、問題集やテキストの解説のみに頼らず、書籍を使って複数の解釈から要点を理解しようと努めたことです。例えば経営法務なら会社法・民法・知的財産系の入門本を有効活用しながら、自己採点していました。
結果、免除2科目を60点で計算すると、434点でギリギリ1次試験を通過しました。
【2次試験の勉強方法】
タキプロ勉強会
タキプロとの出会いは夏セミナーに参加させて頂いたのがきっかけですが、勉強会参加のきっかけは、2次模試で成績上位79.2%ライン、つまり下位20%というひどい成績だったためです。
手応えが無く、受験日まで時間も無いことから「また来年も受験かも…」と絶望する中、夏セミナーで紹介された勉強会を思い出し、すがる思いで参加したのが、タキプロ勉強会でした。
後述の勉強会スタイルも自分に合っており、短期間で下位20%から合格ラインの上位20%まで駆け上がることができました。ちなみに過去問は過去10年分を2回転しました。
【2次試験のエピソード】
タキプロ勉強会で「ベスト解答」を目指す日々
※タキプロ勉強会の流れ:
受験生は4人から6人のグループに分かれます。タキプロメンバーの先輩診断士さんがファシリテーター担当として各班に付き、受験生があらかじめ解いて持ってきた2次試験の答案を班内に配布・発表して、お互いの解答をチェックし評価する内容です。
最後に、毎回ベスト解答を多数決で決め終了します。
2017年9月に初めて参加したタキプロ勉強会では、私は準備をガッツリやり、今までで一番自信のある解答を持参しましたが、「綺麗な文章だけど、中身がスカスカ」という評価を受け、倒れそうなくらいのショックと疲労感を感じました。全然歯が立たないと。但し、ここが運命の分かれ道だと自分を鼓舞して行動に移しました。
取った行動は、
1.勉強会の班でベスト解答になった受験生にコツや勉強法を教えて頂いたり
2.ベスト解答を自宅で分析して、参考ポイントを導き出す
ということです。
得たノウハウは次の勉強会ですぐ実践し、PDCAサイクルを都度回すことで、実力を合格レベルまで引き上げることが出来ました。
【2016年の不合格の原因】(1次試験)
計画無視の無茶による失敗
2016年の勉強開始が5月と遅かった為、3科目合格を目指し2カ年計画を立てましたが、途中で欲を出し全科目勉強した結果、1次敗退、1科目科目合格と計画ショートを経験しました。
少ないリソースで色々手を出し、無計画に多角化して失敗する企業の失敗パターンを見事に再現することになりました。
科目免除の判断ミス(自信が裏目に)
「経営情報」は科目免除出来る権利を持っていたのに、得点源にしようと下心を出し、ただでさえ少ない勉強時間を浪費し、得点源どころか合格点にも満たない点数で終了しました。
その年の経営情報は得点補正が入る程の高難易度ではありましたが、「診断士試験恐るべし」と認識を改め、合格した年は潔く科目免除を行いました。
【2017年の合格要因】
タキプロ勉強会に参加したこと
私は勉強会2回目以降「今度こそベスト解答に選ばれる日!」と意気込み参加しましたが、勉強会参加者は皆やる気も実力も十分で素晴らしい方ばかりで、結果1回もベスト解答に選ばれませんでした。
しかしベスト解答に選ばれなかったのは結果として良い方に作用しました。理由はベスト解答と自分の解答の差は何か?という問いを試験直前まで強く意識することができたため、貪欲なノウハウ吸収意欲に繋がったからです。
【受験生へのメッセージ】
“合格前“合格体験記のススメ
実は合格する前から、何度か合格体験記を作成しています。合格する前から?と思われるかもしれませんが、これが意外とオススメなのです。
理由は、合格したイメージ(なりたい自分)を具体化させて、現状とのギャップを掴めるためです。回数を重ねていくと、最初はぼやけていた合格イメージが次第にハッキリし、何をすれば合格に届きそうか、具体的なアクションまで見えてくるのが実感できます。
セルフコーチングの手法ですが、合格への道中迷いやすい方にもオススメです。
科目免除は使いましょう
もし、読者の皆さんが1次試験科目免除の資格をお持ちでしたら是非その権利を使ってください。試験は水物で、科目によっては難易度も安定しません。回避できるリスクは回避したほうがよいです。私は合格した年、経営情報を科目免除にしました。企業経営理論は前年に科目合格したので、受験を逃れることができました。この2つの科目免除は、大きなメリットとなりました。
メリット1:勉強期間中の優位性
私は平均すると、1科目100時間程かけていますので、2科目の免除で200時間の勉強余裕時間が生まれました。この余裕時間を苦手科目に振り分けて弱点克服することが出来たのが、1次試験通過の大きな要因です。
メリット2:試験当日の優位性
2科目受験がないことで、1次試験1日目の最後の難関「運営管理」と、暗記が勝負の分かれ目の「中小企業政策」の前に2時間ずつの休憩余裕時間が生まれました。当日、受験生控室でコンディション回復をはかりながら、次科目に向けて必要十分の準備ができ、他の受験生と比べて有利に難関科目に向かうことが出来ました。
以上です。受験生皆様のご検討をお祈りしております。
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いかがでしたでしょうか?
手に入る教材や勉強機会を単純に使うのではなく、独自に工夫して勉強方法を考え出しているところが、本当に素晴らしいと思いました。
また、自分が合格するイメージを強く持ち、合格するために何をするのか、自分で考えられていますね。まさに、自分の力で引き寄せた合格と言えるのではないでしょうか。
これからも、その前向きな姿勢で、新しい世界を切り開いていかれることを楽しみにしております!
明日は、転んでもただでは起きない「Maxx」さんの登場です。お楽しみに!
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各自、できる範囲で、楽しく、色々な経験ができます。
既に、タキプロ9期の活動が始まっていますが、今からでも間に合います。安心して、申し込みください。
お申し込みはこちらから>>>http://kokucheese.com/event/index/499509/
■ タキプロとは
中小企業診断士試験の受験生の合格確率を1%でも上げるべく、東京・関西・名古屋を拠点に活動する中小企業診断士及び試験合格者の団体です。
■参加資格
2017年度中小企業診断士試験 2次試験完全合格した方、または養成課程を修了した方で、
- 受験生支援活動に関心のある方
- 中小企業診断士の人脈ネットワークを積極的に作りたい方
- タキプロ活動のいずれか、ないしは複数に真剣且つ積極的に貢献をする意欲のある方
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