中小企業診断士という資格はどうやら人生をも変えるらしい by エニスカイ

 初めまして、タキプロ15期の エニスカイ と申します。  
 この記事では、大きく3項目(自己紹介、勉強法、中小企業診断士の魅力)で構成していますが、それぞれの項目で自分なりの気づきもお伝えしているので、参考になれば幸いです!

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■自己紹介と試験結果

【自己紹介】
HN: エニスカイ(40代♂)
職業: 今週いっぱいは地方公務員(後述)
受験歴: 1次1回(独学・ちょうど300時間くらい)
     2次1回(予備校・180〜200時間くらい)
資格: 宅地建物取引士、簿記2級、ビジネス会計検定2級、ビジネス法務エキスパート

※ちなみに・・・・
 勉強時間だけを見ると優秀そうに見えるかもしれませんが、他の資格試験での下地があるので(宅建だけ別ですが)、実質的な勉強時間はもっと長いですし、択一の勉強法も確立できていました。さらに、20年くらい前とは言え、公務員試験で経済学を一通り学んでいたアドバンテージもあります。
 このように、試験科目の多いこの試験では、受験生のバックグラウンドで必要な勉強時間がかなり変わるので、他人の勉強時間なんて気にしないほうがいいと思います!

【一次試験結果】 466点
A 経済学・経済政策 68点
B 財務・会計 72点
C 企業経営理論 69点
D 運営管理 62点
E 経営法務 72点
F 経営情報システム 64点
G 中小企業経営・中小企業政策 59点
この記事を書くタイミングで、一次試験の自己採点をしていなかったことに初めて気がつき、慌てて採点しました汗

【二次筆記試験結果】 251点
事例Ⅰ 65点
事例Ⅱ 59点
事例Ⅲ 57点
事例Ⅳ 70点

■公務員がなぜ中小企業診断士を目指したか

【きっかけ】
 地方公務員の私は、産業商工関係とは全く無縁の事業畑を歩んできました。そんな私が、なぜ診断士試験を受けるに至ったか。
 今にして思えば、最初のきっかけは、公認会計士の方と一緒に仕事をしたことです。財務分析をお願いしたのですが、あんな紙っぺら(財務諸表)から企業の状況を読み解いていくのがカッコよく見えて、簿記から会計まで勉強を始めました。

【衝撃】
 これがなんと楽しいことか!
 民間企業の方にはもしかしたらわからないかもしれませんが、役所というのは単式簿記なんですね。借方も貸方も、見越しも繰延べもありません。ただの家計簿です(これには地方自治法の原則があるので仕方ないのですが)。ここで私は、白色の世界から青色の世界を知ってしまったわけです。
 余談ですが、それにしても複式簿記ってすごくないですか?誰がこんなものを発明したのかと、『帳簿の世界史』なる本まで買ってしまいました。陽気なイメージの 🇮🇹イタリア人🇮🇹 による発明ということも、けっこう衝撃でした笑

【邂逅】
 企業会計を勉強していたら、自然と企業経営にも興味を持つようになりました。YouTubeでビジネス系のチャンネルばかりチェックしては、俺、公務員だけどちょっとはビジネスのことわかってるぜ〜みたいに思っていました(イタい)。そんな折、以前仕事で目にした報告書に「中小企業診断士 ○○」と記載されていたのを思い出しました。

 そう言えば、中小企業診断士ってなんだ?

【決意】
 どんな仕事なのだろうと調べてみると、試験科目もいろいろあってとにかく面白そう。
 じゃあやってみよう!(安直)
 と思ったはいいものの、なかなかボリュームがあってすぐにはやる気が出ず、経営法務に役立ちそうなビジネス実務法務検定を受け、なぜだかわからないけど関係ない宅建を受け、勉強に疲れて趣味のDTMに没頭し、コロナで仕事がめちゃくちゃ忙しくなり、コロナが落ち着いてきて時間ができてきた2023年2月末、本当にある日突然、やる気が降ってきてテキストをポチったのでした。

■一次試験の勉強法

 択一試験の勉強法は、王道の過去問演習中心主義ですが、これまでの資格試験の経験から自分なりのこだわりポイントがあるので、ご紹介してみます。もちろん、有効な勉強法は人それぞれ異なるので、自分に合った方法を見つけるべきという前提で、参考までに。

①テキスト選び
 テキストはカラフルでないもの、余計な絵柄などがないものを好みます(簿記のテキストは本当に絵が鬱陶しかった・・・)。2色刷りがちょうど良いです。これは、自分でハイライトしたり書き込んだ内容が目立つようにするためです。

②過去問題集選び
 大体そうだとは思いますが、テーマ別に構成され、問題ごとに頻出度や重要度が表示されているものを選びます。短期合格のためには、優先順位をつけた勉強が必須ですね!

③テキストの単元を読む
 この段階ではまだハイライトはせず、また細かい論点に深入りしない程度に読みます。

④単元ごとに問題演習をする
 問題を解く際は、全ての選択肢をしっかり吟味し、誤答肢はどこをどう直せば正答肢になるのかまで考えるようにします。解説を読む際は、テキストの該当ページも確認します。

⑤テキストへの書き込み
 問題演習で覚えにくい知識はテキストにハイライトし、補足なども書き込みます。ハイライトは、重要なものにするのではなく、重要度がそこそこ以上で、自分の頭に入っていなかったものにします。どんなに重要な論点でも、一発で覚えられるような知識や、すでにしっかり理解できている論点にはハイライトしません

⑥繰り返し
 あとは④〜⑥を繰り返すだけですが、④は当然ながら、重要度の高い過去問の正答率を優先して上げていきます。というより、例えば重要度がA,B,Cとある場合、C問題は解かなくてもいいくらいかなと思います。私は、診断士試験では時間が足りず何周もできませんでしたが、3周すると高得点が取れるイメージです。
 これでカスタマイズされたテキストは、自分の脳みそにピッタリ合った最高の相棒です!

■二次試験の勉強法

 一次試験終了後に、慌てて試験内容を調べたのですが、私にとっては全く初めてのタイプの試験で右も左もわかりませんでした。そのため、タキプロも提携していた弱小診断士勉強会さんのセミナーに参加させていただき(私のタキプロとの出会いはここです)、自分の能力では独学でのストレート合格は危険すぎると判断・・・初めて予備校を利用することにしたのでした。
 二次試験については、私なりに考えたことがあるので、次回の記事で詳しく書きたいと思います!

■試験後のちょっとしたお話

 自己紹介にも書いたとおり、私は今週いっぱいで地方公務員を退職します。
 実は二次試験終了後、落ちたと思っていました。そして、仕事を辞めて、退職金を使って6ヶ月間の養成課程に進もうと決意しました。これには明確な理由があって、①資格取得はスタートであり、少しでも早く資格が取れる時間的価値が大きいと判断したこと、②試験勉強をもう1年やるより、実践的な学習をしたかったこと、この2点です。
 そのため、11月には退職願を提出し、養成課程の説明会にも参加し、志望理由を書き書きしていたところ、合格していたんですね。受験番号が長いので何度確認しても不安で信じられず、隣の席の後輩にも確認してもらったけど信じられず、合格通知のハガキでようやく安心できたほどびっくりでした。そして、書きかけの志望理由書をポイして、実務補習(5日間コースだけど)と並行して転職活動を進めるというヘヴィな2月が始まるのでした。

■中小企業診断士の魅力とは!!

 色々なところで書かれていますが、自分なりの観点で感じた魅力をお伝えします。

   私が感じた1番の魅力、それは正のスパイラルです!

 これは、ややもすると閉鎖的な公務員という職業柄なおさらなのかもしれません。自分の出会った方達は、本当に素敵な方ばかりです。なぜだろうと考えてみると、診断士の資格って会社で必要とされたり、手当てがつくから取るような資格ではないからでしょうか。自己研鑽や成長意欲の強い、ポジティブエネルギー溢れる方ばかり。そういう方達との交流の中で、皆さんのポジティブエネルギーを浴びて自分もポジティブになれるし、自分のエネルギーがまたみんなをポジティブにする、そんな正のスパイラルが生まれる印象です。

 おまけにもう一つ、転職活動でも大きなメリットがありました。
 とある会社の役員面接で、中小企業診断士のワードが社長の目に留まったらしく、中小企業診断士である社長自ら急遽面接官に入ってくれたんです(面接前日に、エージェントから面接官変更のお知らせがあったのはこういうことか!)。
 面接の中で、私の質問に対する社長の回答がめちゃくちゃかっこよくてブッ刺さりまして、この価値観最高過ぎて一緒に仕事してぇ〜!と思っていたら、通常は「選考結果は後日エージェントを通じてごにょごにょ」だと思うのですが、その場で口頭ながら内定をいただけました
 診断士のおかげで社長面接になり、社長がいたから即決で内定をいただけたと思うと、本当にこの資格が運命を決めたと言っても過言ではないですよね!

■おわりに

 いかがでしたでしょうか。
 私は、会社で仲間と一緒に事業をやっていきたいという思いも強いので、副業で診断士としての経験やスキルを磨いて会社に還元し、会社と共に成長していきたいというビジョンを持っています。そのビジョンに向けて、想像をはるかに超えた力を持つ資格だなぁと感じる一方で、この力を活かすには、合格をスタートにしてそこから行動を起こす必要があるとも感じています。
 皆さんも、それぞれのビジョンを持って勉強を頑張っていることと思います。未来を切り開くためにも、そしてまずはスタート地点に立つためにも、絶対に合格を勝ち取りましょう!!

 次回は、みっひー さんの登場です。 

お楽しみに! 

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