「診断士はAIに置き換えられない士業」というのはそもそも間違っている by ヤマジュン
受かってから皆さんどうしますか?
タキプロ10期関西メンバーの「ヤマジュン」です。
試験からはや3週間。皆さんお疲れさまでした。合格発表までドキドキされて待たれているかと思います。
そんな中、一度気分転換として、このようなことを考えていただきたいと思います。
「受かったらどうしようか。」
受かってから変わること
中小企業診断士という資格、
皆さん当然ご存知かと思いますが、独占業務がありません。
ということは、合格しても安定した仕事を得られる訳ではないのです。
じゃあ、受かっても仕事につながらない=結局何も変わらないんじゃ・・・
と思われる方もいるかと思います。
これは、合格して約1年経た私の経験から申しますと、
めちゃくちゃ変わります!!
独占業務がないということ
先日診断士のベテランの先生にお話をお伺い出来る機会がございました。
先生にした質問は、
「独占業務がないということをどのようにお考えでしょうか?」
というものでした。
それに対する先生の答えは、
「独占業務がないからこそ自由なんだ。それこそが診断士の魅力である。
独占業務を作ってしまうと、それは定型化がしやすくなるということ。
つまり、マニュアル化され価格競争に陥る。独占業務がないということにはそれにはそれで利点がある。」
というものでした。
これには、私も同席していた同期の皆さんも深く頷いておりました。
診断士はAIに置き換えられない士業
皆さんは、「診断士はAIに置き換えられない士業」ということを聞かれたことはありませんか?
私は受験生の時に、この話を聞いたことがありました。
当時は単純に、「あ、AIに置き換えられないのであれば今後有利だな」ぐらいにしか考えておりませんでした。
ただ、先生の話を聞いてそんな単純な話じゃないんだと、改めて考えることが出来ました。
診断士という資格は、独占業務・定型業務がないからこそ、AIに置き換えられないのです。
「AIに置き換えられない」のではなくて「AIに置き換えれるような仕事はそもそも存在していない」
ということです。
それはつまり、自分たちが自分たち自身で仕事を創造する必要がある、ということなのです。
だからこそ、自分の頭で一からどうすればいいか、を考えてそれを実践し失敗し改善、を繰り返す。
他と連携したり、今までにないようなやり方を試す。それが上手くいくかはわからない。
当然データにないし、加えて他の莫大な要素を考慮すれば、いくらAIでも答えを出せるはずがない。
「今後有利」とかいうレベルではなく、死ぬ気で考える必要がある士業、ということなのです。
そこに私は、診断士としての価値がある、と思っております。
冒頭にあげた、診断士に受かるとめちゃくちゃ変わります、と申し上げましたが、
単にお金の面ではありません。それ以上に、
繋がり・経験・スキル・仲間・考え方、
という面が非常に大きいと、私は思っております。
ただし、変えたいと思って活用するのか、取って満足するのか、
は人次第です。自分次第でどこまでもいけるチケットが、中小企業診断士という資格だと思います。
そのチケットを使うか、持ち続けるかは、その人によります。
ぜひ、チケットをどう使うかに、合格発表を待たれている間、ワクワクしながら、
夢を膨らませていただきたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました!
【ヤマジュンの過去記事】
過去ありえないミスをしながら合格したことを、全3回を通じてお伝えさせていただきました。
また、昨年の事例Ⅳでの再現答案とどういう思考で解いたのかを伝えさせていただいております。
■財務会計特化型の事例Ⅳ考察番外編④(1次試験前にこれだけは伝えたい)
■財務会計特化型の事例Ⅳ考察番外編⑤(この問いに答えられるか)
■財務会計特化型の事例Ⅳ②(私が伝えられるたった一つのこと)
■財務会計特化型の事例Ⅳ③(前日にこれだけは読んでおいて!)
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