養成課程出身者に聞きました byかまかま

どーも、かまかまです。

二次筆記試験から1ヶ月近くたち、試験を受けられた方はそろそろ落ち着いてきた頃でしょうか?
まだまだ、落ち着かずもやもやしている方もいらっしゃるかと思います。
そんな方は11月28日(土)に受験生おつかれさま会がございますので、ぜひご参加ください。
もやもやを吐き出してスッキリして下さいね。

さて、今回は以前から気になっていた養成課程について調べてみました。

養成課程って何?

昨年二次筆記試験が終わった後に、一枚のチラシをもらいました。
中小企業診断士になるためのもう一つの道「養成課程」への入学案内チラシでした。
(正確には「養成課程」ではなく、「養成課程実施機関」ですが、「養成課程」に統一)
試験の出来がよくなく落ち込んでいた私にとって、「試験を受けなくても診断士になれる」のはとても魅力的でした。

中小企業診断士になるには、一次試験・二次試験に合格して実務補習か実務従事を実施して診断士登録する方法と、一次試験を合格して中小企業基盤整備機構または登録養成機関が実施する養成課程を修了して診断士登録する方法の2つの道があります。
この二次試験を受けずに診断士になる方法が「養成課程」です。

養成課程出身者に質問です

養成課程のことを知りたいなら、実際に養成課程出身者に聞くのが一番だろうということで、
養成課程に通われた方に質問して答えていただきました。

どれくらいの期間通われましたか?

2019年2月開講~2020年2月修了の1年間

費用はいくらくらいかかりましたか?

入学金 200,000 円
受講料 1,800,000 円

養成課程に進まれるきっかけは何ですか?

本業が繁忙のため、一次試験の時からわずかなスキマ時間での独学に努めてきましたが、二次試験で同じ方法ではかなり厳しいと感じたこと。また、仮に二次試験に合格したとしても、知識面だけで診断士となってしまうことに不安を感じたためです。一番の決め手は大阪中小企業診断協会と提携し、20名を超えるプロのコンサル講師と10名を超える大学教員で構成されており、実践的知識・能力の双方をバランスよく身に着けられると感じたからです。

養成課程に進まれるにあたって、試験はありましたか?

書類審査と小論文がありこれに合格後、面接試験があります。

養成課程にはどのような方がおられますか?

同期は24名居ましたが、60歳以上が4名、一番下は27歳と年齢、職種とも様々なメンバーです。企業務めのメンバーも将来的にはコンサルタントを目指すといった方も居れば、企業で活かしたいという方など様々です。

授業はどのような感じでしょうか?

各授業は演習を重視されており、4~6人グループで議論し、意見をまとめて発表するスタイルの授業がほとんどでした。このため活発な議論が行われ非常に良かったと思います。座学も無いことはないですが少ないです。

養成課程の同期はとても仲が良くなると聞きましたが、実際はどうですか?

授業は平日夜間(月・水)と土曜日(終日)にあり、また実習時は日曜日(終日)もあります。このように、メンバーが顔を合わせる機会が非常に多いことがベースにあるからだと思います。さらに各授業(1科目あたり数回)ありましたが、最終回後には先生を交えて懇親会を行うようなルールが自然とでき、年間20回以上は参加しました。これも授業は演習がメインであったこと、実習も5回とみんながお互いを理解し、苦楽を共にしてきたから仲良くなれたのだと思います

養成課程は実習が大変だと聞きましたが、どんな感じなのでしょうか?

実習は全5回(流通業、製造業、経営戦略策定Ⅰ、Ⅱ、経営総合ソリューション)あります。
1社当たりの期間は1ヶ月~2ヶ月、1チームは8名構成の3班です。
※ただし今後は1班6名になる可能性もあると聞いています。
報告書は100ページ~200ページでした。さらに別紙参考資料を添付したりすることもありましたが、これは班の方針により異なります。
このため、外部環境の調査にも十分時間をかけますし、ヒアリングや現地調査にも数日かけ、事実をしっかりと把握したうえで、あるべき姿をメンバーで話合い方針を固めてから報告書にします。各班の講師が実習を進めるのではなく、あくまでも情報提供・助言のみで、基本的にはメンバーから選出された班長と副班長が中心となって推進します。

養成課程に通われて良かったことは何ですか?

一番は一生の人脈が作れたことだと思います。同期24人と大阪中小企業診断協会の先生方との人脈です。また、コンサルティングプロセスをしっかりと学べたこと、各分野においてプロのコンサルの生の声や考え方を教わったこと。またメンバー全員で苦労して報告書を作成し、実習先社長に喜んでいただけたことも大変良かったと思います。

養成課程で苦労したことはありましたか?

本業が繁忙であったため、授業や実習を休まないようにスケジューリングすることに苦労しました。この点は会社のメンバーが協力をしてくれたので大変助かりました。
また、授業では実習期間中でも通常授業もあったので、実習と演習、課題提出が重なったりすることがあり大変苦しかったです。

養成課程の中で一番印象に残っていることは何ですか?

一番というのは難しいですが、5回の実習はどれも印象深いです。
それだけ濃い時間をメンバーと過ごしたということになります。
養成課程修了時には全員で伊勢に旅行に行きました。

養成課程を受ける前に戻ったとしたら、また養成課程を受けますか?

もちろん養成過程を受けます。

養成課程を受けようと迷っている人がいたらおススメしますか?

授業料は大変高価ですが、十分な価値はあるためおすすめします。

養成課程について、ブログの読者に伝えたいことはありますか?

養成課程に進まれた方は本当に実践力やスキルアップを図りたいという熱意のある方のみという感じがします。是非強い熱意のある方は養成課程という道も考えてみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回、養成課程出身者にいろいろと教えてもらって分かったことは、養成課程は二次筆記試験がダメだった場合に行くのではなく、明確にスキルアップを図りたい人が通い、そこでは試験や実務補習だけでは得ることのできない人脈や知識、経験が得られるということでした。
試験の合格者と養成課程出身者のどちらがエライということはありませんが、すぐにでも独立したい人であれば、養成課程で学んだ方が近道なのではないかと思います。

次回は、名古屋のマッチョな診断士ゆたごんさんです。お楽しみに。

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