中小企業診断士合格後のまわりの反応は・・・? byえみた
今回は僭越ながら私の合格体験記を記載いたします。
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読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ14期のえみたと申します。
今回は、中小企業診断士の合格を知った周りの人たちの反応を書いてみたいと思います。どこまで需要あるかわかりませんが・・・。
■はじめに
今回で二度目の投稿になります。あらためまして、プロフィールは以下の通りです。
年代/性別:30代 男性
職種:食品メーカーの営業
受験歴:1次1回、2次1回
勉強時間:1次650時間、2次240時間
勉強方法:独学
1児(1歳)の父です。育児と勉強の両立に悩みながら勉強しました。
中小企業診断士の勉強をしている事は、妻の他にはだれにも言っていませんでした。ただ、合格後に会社の資格取得支援制度で受験費用を補助してもらおうと思ったので、最初に部長に報告することになります。(申請には部長のサインが必要なので)。
■上司の反応
正直、部長に合格したことを伝えることにはためらいがありました。それは、
中小企業診断士は必ずしも職場で評価されるわけではなく、むしろマイナスに働くこともある。そのため、勉強していることはもちろん、合格したことを最後まで言わない人も多い
というのを、以前、とある書籍で読んでいたからでした。部長のことは好きですが、昔ながらの仕事一徹タイプの方であり、書籍にあったように、仕事とは直接関係の無い勉強をすることに対してあまり良い印象をいだかないだろう、と思ったからです。ゴルフのスコアだったら喜んでいたでしょうが。
ただ、部長に報告しないまま資格取得支援制度を申請することはできません(1次2次合わせて約3万円はでかい・・・)。
やむを得ず、部長に「中小企業診断士受かりました。資格取得支援制度の対象なのでハンコください」と、要点だけメール。あわよくば「了解です」と電子印鑑をポンと押して返信がくることを期待しました・・・が、残念ながらすぐにTeamsで電話がかかってきました。
「おい、さっきのメール。あれ何。中小企業診断士って何これ?なんで取ったの?俺が取れって言った資格じゃ無いよな」
とのお言葉。その後も
「あれだろ、仕事中に勉強してたんだろ。在宅勤務増えてたからなあ」
だの
「おまえ、どうせこの資格使って転職する気だろ」
だの冗談風にいわれました。文字おこしするとひどいパワハラ部長ですが(苦笑)。ただ、部長とは気兼ねなく話せる関係性ですし、変によそよそしくなられると気持ち悪かったので、ハッキリ冗談めかした言葉で言っていただいて良かったです。
「どうせそういうこと言うと思いましたよ。だから報告するのイヤだったんです。仕事中はやってません。おかげさまで皆さんから仕事どんどん押しつけられるので、日中にコソコソ勉強する暇がありませんでした。転職してもっとぬるい職場に移ろうと思います」
と、生意気な返答。売り言葉に買い言葉です。
部長からひとまず了承の判子をいただいた後、直属の課長にも報告しました。(どうせ部長経由で伝わるので)
課長「中小企業診断士!?おまえすごいなあ。どんな資格かはよくわからないけど、確か社労士みたいな資格だろ?会社でもまだ持っている人いないんじゃないの」
「どうでしょうか。まあ、部長はボロカス言ってましたが」
課長「すごいなあ。いやあ、仕事忙しかったのに大したもんだぜ、これは」
「いや、いや、ありがとうございます」
と、わかりやすいほど褒めてくれる課長。部長と課長はまさに飴と鞭の関係。ーーただ、部長との付き合いの方が長いせいか、
(課長、表ではこうやって褒めてくれるけど、裏では部長が言ってたみたいな事思ってんじゃ無いだろうか)
と、うがった考えになる私。私も大分ひねくれてます。
■同僚の反応
その後、総務部に資格取得支援制度の申請をし、無事に受験費用を負担してもらうことに成功しました。これだけで十分満足だったのですが、申請書を見た総務部の別の担当者から、「中小企業診断士を取得したことを社内報に載せたい」、とお声かけいただいたのです。
正直、周りに知られても良いことは無いし、変なやっかみの目で見られたらイヤだな・・・と、ためらいもあったのですが、一方で、こんな機会も滅多にあるものでもないだろうと思い、「せっかくだからお願いします」と受けることになりました。
社内報には「受験のきっかけ」や「資格取得して良かったこと」や「今後受験を考えている社員に向けて」と言った事を記載して欲しい、とのことでした。色々な思いもありましたが、変に調子に乗ったことは書かず、当たり障りのない内容で原稿を提出しました。
社内報効果はなかなか大きく、同僚(特に30~40代)から
「中小企業診断士とるなんてマジで尊敬するわ。これ、相当難しいんだよなあ」
「おれには真似出来んなあ」
「意識高くなさそうに見えて相当意識高かったのね」
「名刺に入れるの?副業とかどうするの?」
等の反響いただきました。
嬉しい反面、同僚がどういう真意で声をかけているのか想像するのが少し恐いので、100%喜ぶ気持ちにはなれなかったです・・・。本当は、部長が言っていたようなことを思っているんだろなあ、とか思ってしまうわけで(もしかして、これって部長の呪いか?)。
なお、会社のチャットで、仕事柄、普段関わりの少ない同期の女性から
「社内報見たよ!中小企業診断士ってすごいね!私も勉強するときがきたらいろいろ教えてねー」
ときました。この同期は仕事と子育ての両立の見本のような女性で、そんな彼女からお褒めいただいたのは素直に嬉しかったです。
■人事評価は?異動は?自分自身は?
中小企業診断士を取得し、見事昇進できました!
中小企業診断士を取得し、念願の経営企画部門に異動できました!
こんな合格体験記を良く目にしますが、今のところ、私にはこういった希望に満ちた展開にはなっていません。昇進は人並みで、今までと変わらずにのんびりと営業職をしてます。私自身、そこまで仕事バリバリでもないですし・・・。もしかしたら異動希望を出せば、場合によって異動できるのかもしれませんが・・・ただ、個人的な事情もあり、今は特にそのような希望も出しておりません。そういう点で言えば、自分自身の反応が一番薄い感じもしますね。
ちなみに、この前、改めて本屋に行って最新の中小企業診断士の参考書を見てみましたが、「こんな分厚い参考書だったっけ?・・・よく受かったな」と思いました。もう1回受けろって言われたら、多分無理ですね。
■妻の反応
最後に、勉強中に多くの支えになってくれた妻の反応ですが、合格を知ったときは本当に喜んでくれました。また、上記のように社内報に取り上げられたり、いろいろな人たちから声をかけられたりしたことを話すと、自分のことのようにはしゃいでくれました。なんやかんや言って、妻が喜んでくれるのが一番嬉しいですね。せっかく合格したのに、妻が一切反応してくれなかったら寂しいですからね・・・。
あと、妻は私が使っていた参考書をメルカリでバンバン出品しており、想像よりも高く売れることに喜んでおります。「全然知らない資格だけど、需要あるんだね!中小企業診断士様々だね」とのことです笑。なお、売れたお金は子供の服代になっています。
■おわりに
いかがでしたでしょうか。人によって合格後の周りの受け止め方は違うかと思いますが、私の場合、今のところ大きな変化はないものの、とりあえず社内報に取り上げられるといった小さな変化はありました。大きな変化を起こすには、やはり自分から動かなければなりませんね。資格を生かすも殺すも、自分次第なんだと改めて感じております。
とりあえずは、資格登録に向けて実務従事や実務補習に取り組んでいるところです。今後についてはゆっくり考えていきたいです。
以上、多少なりとも勉強している人たちのモチベーションに繋がったら嬉しいです。(逆効果だったらすみません・・・)
次回は桜上水さんの登場です。
お楽しみに!
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タキプロ13期のおくのです。記事の内容、すごくおもしろかったです。色々な受け止め方がリアルに書かれていて、最高でした
おくの様
コメント返信遅くなり大変失礼いたしました・・・。手順理解できておらず・・・。
記事ご覧頂きありがとうございます!あまり希望に溢れた内容ではないので、このブログで書くのはどうかと思いましたが、正直に書いた分、
筆は軽やかに進みました笑