【合格体験記】パチンコをしていたあの頃から byたく

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ14期のたくと申します。

9月に入って、2次試験の準備も順調に進んでる頃でしょうか?そうでない人も今からでも全然遅くないので試験に向けて頑張りましょう!

さて今回は合格体験記というものを書かせていただくのですが、かつてパチンコをしていた金なし暇なしの子育て貧乏人が合格するまでの過程をお伝えしていければと思います。

私の過去記事です、よろしければお読みください。↓

特別企画【子育てと勉強の両立】家事率先のススメ byたく

それでは宜しくお願いします。

■はじめに

まずは自己紹介から

名前:たく

年齢:30歳代・男

仕事:零細製造業(自営)

受験歴:1次試験)2回、2次試験)1回

勉強時間:1次試験)約650時間、2次試験)約100時間

学習方法:1次試験)通信講座、2次試験)独学

好きな科目:事例Ⅲ

苦手な科目:事例Ⅱ

好きな言葉:努力した者が全て報われるとは限らん。しかし、成功した者は皆すべからく努力しておる!(漫画「はじめの一歩」鴨川会長)

家族構成(当時):妻、子供3人(上から6歳、4歳、0歳)

■勉強を始める前の自分は…

何事もはじめるきっかけって大事ですよね。

私は現在、婿入りで妻の家業を手伝っています。仕事自体は順調ですし、顧客の信頼もそれなりに得てきましたが、義理の父と根本的に考え方が違うのか、仕事に対する意見が合わないときが多々ありました。

そんな状況がずっと続いて、自身の仕事への考え方がおかしいのかという疑念や、環境を変えられない無力感などで腐っていたんですね。

「何一つ現状は変わらないし、変えられない。成果を出しても無駄なのかな。」

そんな腐っていた私は、パチンコに手を出していました。子育てもあるし、そんなに長時間娯楽に費やす時間もお金もないくせに。(小一時間程度じゃ何も起こらないのにね、はっきり言って阿呆ですね)

あっ、でも家事も料理も結構好きなので割と家のことはこなしていましたよ。(精一杯のフォロー)

まぁそんな日々を過ごして、たまたまパチンコで連続して勝った時期があり、小金ができた時に思いました、

「こんなんで一喜一憂しても何も変わらないし、子供にこんな親父の姿は見せられんなぁ…」と。

そう思った翌日に、その小金を思い切って診断士の通信講座に投下してみました。それが勉強の始まりです。

■1回目の1次試験

もともと勉強は嫌いじゃないのですが、初見で科目数の多さに面食らいましたね。

とりあえずコツコツこなすものの、子供が小さいと勉強時間の確保が難しかったです。

最初のころは子供の寝かし付け後にやったり、帰りの車の中でちょっと時間取ってやってみたりもしていましたが、なかなか定着せずで安定して勉強はできていませんでした。

勉強を始めて数か月後にやっと〈早朝の1~2時間だけ勉強する〉というやり方が確立しました。

まぁ、そうは言っても仕事のストレスで手につかない時期もあったりしたんですが…

そんなこんなで1回目の1次試験当日を迎えたのですが、完全にやらかしました。

試験前日の追い込みをして寝不足で体が持たず、結果頭が回っていませんでした。

結局、1回目で合格できたのは「財務・会計」と「経営法務」だけという結果になり、「まだ5科目もクリアしないといけないのか…」とげんなりしていたのを今でも覚えています。

■2回目の1次試験

通信講座を続けるか否かの選択が迫っていた時期ですが、

「お金をかけているプレッシャーがないと自分はやらんだろうな」

と、思ったので「今回限り!」として継続しました。

最初のころよりは勉強方法もある程度確立していたので問題を回すことをメインに勉強を行いスピードを上げて各科目をこなすようにしていました。

所詮朝の1~2時間しか費やせないのでなかなか進行は遅かったですが、前の年よりも仕上がっていたのは実感していました。

そんなこんなで、2回目の1次試験迎えるわけですが、前回の二の舞には絶対にならないように睡眠だけはたっぷり取るようにしました。

また、前回は寝不足で頭が回ってなかったのもあり、問題を目の前にして「こんな問題やってないしわからんわ…」と投げることもしばしばあったんですが、今回は「何がなんでも喰らいついてやる」って気持ちで回答の糸口がないか推理をしたりしました。

気持ちの持ちようって大事で、ネガティブな発想になると取れたはずの一問を外していた、なんてことが結構あるんですよね。

結果、運も味方してギリギリでしたが1次試験をクリアすることができました。

■2次試験を初受験

そもそも、1次試験終了後に「あー、また来年かなぁ」と不貞腐れていたので答え合わせを完全にサボっていました。(コラ!)

数日後に回答チェックしたらギリギリクリアしていたので、慌てて2次試験に向けて用意を始めた次第です。

当初の2次試験の知識なんかは「4科目あって、文章で書く形式」くらいしか知らず、周りからも完全に出遅れていたと思います。

まずは、テキスト選びですが、「ふぞろいな合格答案」「事例Ⅳの全知識全ノウハウ」がよく名前に上がっていたので、じゃあこれにしよう!と決断。(安直ですね)

お金もそんなに掛けたくなかったので、買ったのは

 〇ふぞろいな合格答案10年データブック ←新品

 〇事例Ⅳの全知識全ノウハウ(2020年版) ←フリマのお古

の2冊だけです。全部お小遣いでやりくりしてる私には色々手を出せるほど財源が無かったんですよね。でも結果として時間効率的にもテキストを絞って正解だったのかな、と思ったりもしています。

それで、初見で試験を解いてみるんですが、全く解けないんですよ、受験生なら十中八九そうだと思うんですが。

型もなければ、文字数の収め方も分からない、文章としてそもそもおかしい、ポエムになっている、と例に漏れずハチャメチャでした。

根本的に試験への取り組み方が分からないのでYouTube様に助けを求めに行くと、参考になる動画いっぱいあるんですよね、これがなかったらまず受かってないと思います。(ありがたや、ありがたや)

加えて、事例Ⅳも並行して全知全ノウをこなしていましたが勉強を進めていくうちに思うんです、

「これ本番試験でこんな正確に回答に辿り着けるのか?緊張もしてるのに」と。

そこで考え方を少し変えて、完全に正しい回答を求めに行くんじゃなくて、回答の「導き方」を意識しながら解くように心がけました。

そうです、部分点狙いですね。事例Ⅳにおいてこれは死ぬほど大事です。

そんな風に勉強を進めて、粗削りながら2次試験を迎えます。(実際に勉強期間中に80分で事例を解き終わったことない状態でした)

そんな状態で挑んだ試験結果はというと…

事例Ⅰ:57点

事例Ⅱ:55点

事例Ⅲ:60点

事例Ⅳ:68点  合計240点

はい、ギリギリです。下駄を履かせてもらった感がすごい。(特に事例Ⅳ)

今までのパフォーマンスで最高の出来と思います。(ボジョレーヌーボーみたいな感じですね)

ただ、上述してるんですが、気持ちの持ちようって大事だなとすごく感じています。

根性論みたいですが、「何か拾える情報はないか」「何か良い言い回しにできないか」「今までやってきた知識は使えないか」と最後まで足掻くのは大事です。

これから診断士として診断していく上で必須の素養だと個人的には思っている次第です。会社相手に「分かんないからやーめた」なんか通用しないですしね。

■おわりに

いかがでしたでしょうか。

私の場合はかなり運が味方してくれていた感もあるんですが、「こういう風に合格した人もいるんだよ」くらいに見てもらえればと思います。

勉強方法なんて人それぞれですし、診断士の先生の中には「2次試験の勉強期間は1日だけでテキスト見ただけ」なんて超猛者な先生もいるくらいです。

ただ勉強しただけ合格に近づいていることは確かですし、諦めなければ必ず合格できる試験です。最後まで足掻いて合格を掴み取りましょう!

次回はF田さんの登場です。
お楽しみに!

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