【合格体験記】海外からの診断士登録 byたっし
こんにちは。
タキプロ14期のたっしと申します。
今回2回目の投稿となります。良ければ過去の記事も読んでみてください!
※1回目の記事は コチラ。
私は現在中国に在住しており、自分も不安であった合格後の海外からの中小企業診断士の登録について記載させていただきます。
加えて、合格体験記ということで少しだけ勉強中の小話もシェアさせていただきます。
■はじめに
簡単な私のプロフィールです。
- 年代/性別:20代後半 男性
- 職種:総合商社
- 受験歴1次1回、2次2回
- 勉強方法:1次/STUDYing、2次/独学(ふぞろい、全知全ノウ)
合格した翌年に中国への赴任が決まっており、合格したものの診断士として登録できるのか不安でした。
結論から言うと登録できるようなので、私の調査結果をシェアします。
※厳密には、まだ登録を完了しておりません。公式機関へのお問合せにより、確認できていることを共有させていただきます。
コロナによる移動の制限が軽減され、今後、海外赴任の機会も増えてくるかと思います。海外赴任を控えており、受験を迷っている方への参考になれば幸いです。
■合格体験小話 ~創作漢字で彩った回答~
本題に入る前に勉強中のお話となりますが、私は2次試験を2回目の受験で合格しております。1回目ですが、試験終了後、絶対に合格したという揺るぎない手ごたえと自信を持ちながら不合格となりました。
切り替えは早いほうなので、気を取り直し、2回目に向けては、自分のスタイルは変更せず、過去問を更に解き続け、感覚の維持に努めました。
変更したのは、このタイミングで妻との同居が始まり、文章として読みやすいものであるか、回答を読んでもらうことを実施しました。
すると、大量の漢字ミスをしていることが判明しました。
オリジナル創作漢字をふんだんに詰め込んだダイバーシティな回答を自信満々に提供しておりました。
採点基準はわかりませんが、漢字ミスは明らかなミス。
ミスごとに1点減点であれば、各事例で3点ほどは、失っているほどの惨劇でした。
そして、2回目に向けては、高校生以来の漢字練習を行い、無事合格となりました。
もちろん、1回目よりも思考の深みや表現の精度も向上していると思いますが、文章を採点してもらうテストの形式上、漢字も見られますので、一度、手書きの回答を人に見てもらう機会を作ることをお勧めします!
■海外からの診断士登録
そんな漢字ミスが多い私ですが、現在、漢字の国、中国に住んでいます。
せっかく試験に合格したのに海外から診断士登録ができるのかと疑問に思い、海外からの登録方法について、調べました。
登録要件の確認
まずは、一般の登録要件を確認します。
今回は養成課程を除き、試験合格者の登録要件で確認しています。
申請期限
第二次試験合格日以降3年以内に実務要件を満たして、申請することが必要
申請要件
第二次試験合格日以降で以下1)または、2)の実務要件(15日以上)を満たすこと
1)登録実務補習機関が行う実務補習を受講したこと
2)中小企業者に対する経営の診断助言業務または、経営の窓口相談業務に従事したこと
登録申請必要書類
1) 中小企業診断士登録申請書
2) 中小企業診断士第2次試験合格証書
3) 実務補習修了証書または、実務従事の実績証明書
4) 住民票の写し
申請者の氏名(登記上の文字:正字)、生年月日、現住所等の確認を行いますので、市区町村長が発行した住民票抄本(個人番号未記載のもの)。
なお、申請により氏名に加え、居住する区や市町村に登録されている通称の併記は可能ですので、登録申請書の氏名欄に括弧書きで記入してください。
(引用 中小企業庁HP:中小企業庁:申請・届出の手引き )
上記より、何よりも不安な点は住民票の写しが必要という点でした。海外赴任に際して住民票は除票している状態となっております。
お問合せ結果
中小企業庁に海外からの診断士登録について、お問合せを行いました。下記に回答の原文を記載します。
パスポートのコピーや運転免許証のコピー等、本人確認できるものを同封願います。なお、登録証は海外に発送できないため、「登録申請書」の「自宅住所」の欄には、お住まいの中国の住所ではなく、日本の御家族や御実家等、日本で登録証を受け取れる方がいらっしゃる住所を記載願います。
ということで、無事、海外に住んでいても登録ができることがわかりました!
尚、要件である実務従事に関しましては、海外では実務補修が物理的に受けられず不便はありますが、Zoom完結の実務従事案件もあり、実施は可能です。
■おわりに
調査の結果、海外からでも診断士登録が可能ということがわかりました。
中小企業診断士に興味はあるが、海外赴任の可能性があり、勉強開始のタイミングを迷っている方々の決断の後押しになれば、うれしく思います。
中小企業診断士は日本国内の資格になりますので、海外では全く知られておりませんが、資格取得の過程で身に着けた知識はグローバルで通用すると感じますし、そして何よりも、目標に向けて自己研鑽を行う染みついた習慣は人生で非常に価値のあるものになると思いますので、是非、勉強してみることをご検討ください!
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次回はSKさんの登場です。
お楽しみに!
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