2次試験多年度受験生 合格体験記 by こう

タキプロ15期の こう と申します。  

今回のテーマであります2次試験 多年度受験生 合格体験記について、昨年の取り組みを振り返って、
私なりに考えたことを中心に書いおりますが、少しでも皆さんのご参考になれば幸いです。



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■はじめに

まずは自己紹介させていただきます。

ハンドルネーム:こう
年齢:53歳(男性)
職業:会社員(物流関連企業/新卒から勤続30年目です)
受験歴:1次(5回)、2次(7回) 
勉強方法:受験予備校、自主勉強会

■受験理由

将来への不安
 会社の看板で仕事ができている 会社の看板がなかったらどう生き抜けるのか
 もやもやした不安を感じ始めた 

自信を持ちたい
 会社依存からの脱却を考える 資格取得を模索
 簿記の知識が多少あったため、一次試験と二次試験で知識が活かせそうであり、また、
 管理職として幅広い知識を習得できる点に魅力を感じた

■受験歴

平成28年 一次試験合格    二次試験不合格(198点) ※事例Ⅰ 35点
平成29年  受験せず     二次試験不合格(209点)
※1年間ブランク(二次試験の壁の厚さを痛感し撤退) → 将来の不安を感じ再挑戦を決める
令和元年  一次試験合格    二次試験不合格(230点)
令和2年  一次試験合格    二次試験不合格(224点)
令和3年  一次試験合格    二次試験不合格(204点) ※事例Ⅰ 35点
令和4年  一次試験合格    二次試験不合格(227点)
令和5年   受験せず     二次試験合格 (248点)

   

■自分の合格イメージを持つ

合格条件
 すべての事例を60点クリアすることは難しいが、総得点で240点をクリアすることは難しくない

戦略
 自分の得意な事例Ⅳで高得点を取り、事例Ⅲは合格点を死守する
 苦手な事例ⅠとⅡでは、大崩れすることを避ける(与件から外れた独りよがりな回答はNG)

最低ライン目標
 事例Ⅰ:55点 事例Ⅱ:55点 事例Ⅲ:60点 事例Ⅳ:70点 合計:240点
 ここからいかに積み上げられるかをイメージした

■令和5年度 私の取り組み

1.勉強習慣の定着 
 ①計算問題を毎朝1問解く
   「30日完成! 事例Ⅳ 計算問題集」等を繰り返した 計算問題に対する自信がついた
 ②日本経済新聞の春秋コラムを40字で要約する 
   本番の与件文1段落相当の文章を短時間で読んで、著者の主張したい点を素早く読み取り、
   解答構成と同じように40字を1文で要約する訓練になった 
 ※ルーティンワークとして日々継続するために、負荷をかけ過ぎないことにした

2.やるかやらないか迷った時は、やることを選択
 ①過去問に取り組む自主勉強会をメインとして勉強していたが、自分の思考の癖を見直す、
  初見問題対応の場を増すために受験予備校にも通った
 ②模擬試験は、5月、8月、9月(2回) の計4回受験 
  試験結果に一喜一憂することなく、冷静に現在地の把握に過ぎないと捉える

3.覚悟を持つ 
 今回の二次試験に全てをかけるために、迷った末、あえて1次試験を受験しない選択をした
 例年1次試験の勉強に対応する6月~8月初旬は、2次試験の勉強にあてた
 1次試験本番の日は、受験予備校の2次試験模試を受験した 
 ※1次試験受験の選択肢は、人それぞれに多様な考えがあると思います。(これしかないとは言えない)

■2次試験の重要論点

事例共通
 SWOT分析(診断)  あるべき企業の方向性を示す(助言)
 与件文から外れない 重要事項の見落とし、時制の取違いは命取り 
 何しろ与件文から言えることを因果構造で、読みやすい文章を書く(ここは大事!)

事例別
 事例Ⅰ:組織は戦略に従う 共通目的・貢献意欲・コミュニケーション、組織構造、承継、競争・成長戦略
 事例Ⅱ:3C分析、4P(製品・価格・場所・販促)、競争戦略、顧客数・単価・頻度、コミュニケーション
 事例Ⅲ:生産形態、生産管理(計画・統制)、少量多品種、短納期、生産性向上、成長戦略
 事例Ⅳ:経営分析(収益性・効率性・安全性)、CVP、NPV、財務関連知識(広げすぎない)

■試験結果

10月29日 試験本番直後の感触
 事例Ⅰ 55点  事例Ⅱ 55点  事例Ⅲ 55点  事例Ⅳ 80点  合計245点

得点開示結果
 事例Ⅰ 65点  事例Ⅱ 55点  事例Ⅲ 63点  事例Ⅳ 65点  合計248点

振り返ってみた感想
 事例Ⅰは、与件から導ける内容にこだわり、読みやすい解答がかけた点が評価されたと思った
 事例Ⅱは、サブスクがかけなかった点があったが、3C分析で得点を確保し、大崩れせず最低目標はクリアできた
 事例Ⅲは、与件から導けることを因果をもって解答に結びつけることができた点がよかった
 事例Ⅳは、前年から難易度が下がったため、相対的に点数がのびなかったことと、計算ミスがあった点が影響した

 全体的には、大崩れする事例がなく、60点を3科目でクリアすることができた 特に一番苦手であった事例Ⅰで
 自己最高点を取れたことが大きかった

■おわりに

私は、7回目の受験で、合格にたどりつきました。
受験勉強を通じて得るものはありますが、今、未知である診断士の世界に早く入って、新たな出会い、
そして自分自身の成長に期待しています。

あきらめなければ、合格することは十分可能な試験です。
ぜひ、皆さんもあらたな可能性の扉を開くために、合格を目指してチャレンジを続けましょう。

皆さんの合格を心より願っております。 

次回は、kota さんの登場です。 

お楽しみに! 

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