【合格体験記】計画→実行の学習環境を整えて好循環を By ハル

 タキプロ15期の  ハル と申します。

 猛暑が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか? そろそろ夏季休暇を取得されている方もいらっしゃるでしょうか。
今回は、私が独学×2年間で診断士試験を突破した際の学習方法についてお伝えしたいと思います。
ちなみに、私自身もこの時期は1次終了後で気持ちが離れてしまったり、コロナによる体調不良により有意義に過ごせなかった悔いがあります。
診断士試験において関所である夏をどう乗り越えるかが、診断士合格のカギです。 皆様には是非、万全な体制でこの時期を乗り越えていただきたいです。 それでは、具体的な勉強法についてこれからお伝えしていきたいと思います。是非勉強の休憩がてら、お読みいただけると嬉しいです。



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■プロフィール

名前:ハル

年代性別:30代女性

職業:IT会社員

受験歴:1次1回、2次2回

勉強時間:1次500時間 2次350時間(1回目300時間、2回目50時間)

勉強方法:1次・2次(独学)

得意科目:事例IV

苦手科目:事例III

2年間完全に独学で進めていたため、タキプロのオンライン勉強会を支えに乗り越えてきました。

元々学生時代に簿記を学んでいたこと、会社員としての業務で経営や運行管理についてはある程度の知識があったことから想像よりもはるかに楽しく勉強を続けることができました。

■合格までの学習法

【1次試験】
学習を始めたのが2月末、まだ診断士を目指すか悩みながらもまずは教材を少しずつ買いそろえました。実際にテキストを読む中で、診断士面白そう、と思いその段階から受験を決意しました。 自身のペースで進めたい、勉強時間を柔軟に確保したいことから、そのまま独学で進めてみることにしました。
以前、こちらのブログにも記載させていただいた通り、1次試験は「スピテキ」「スピ問」「まとめシート」(中小企業白書のみ「TBCテキスト」)「過去問」で乗り切りました。

学習プラン: 1次&2次共通
まず最初に、学習スケジュールを逆算で立てていきました。
具体的には、試験日と模試をベンチマークに、いつまでにテキストを読み終え、一問一答を終え、過去問を解き終わるかというスケジュールを組みました。その後、週単位で時間をどれだけ確保できるかを考えました。 私の場合は、平日は3時間、休日は5時間と決めました。 (業務やプライベートでできない日もあるので、少し多めに設定しています。また、試験直前期は最大5時間まで追加してスケジュールを組みました。)
仕事後は疲れて集中力も落ちてしまうので、 始業前に1時間、昼休みの30分、終業後の2時間と決めて平日の予定を組みました。
週末は、自宅だと集中できないので朝からカフェに行き、勉強、その後自宅に戻り集中できない場合はまだ夕方にカフェで勉強などと場所を変えて気分転換をしながら進めていきました。
スケジュールは、毎月の進捗を見て見直して、自身の計画に組み込んでいました。
ここで、大変おススメなアプリが「StudyPlus」です。 自身の実行状況が可視化できること、他の受験生の状況が把握できることでモチベーション維持に多いに役立ちました。またテキストに紐づけて管理ができるので、科目ごとの学習状況など偏りがないかの把握も可能です。

【2次試験/1回目】

 1次試験後、軽い燃え尽き症候群とその後にコロナになってしまい、8月中はほぼ勉強できませんでした・・(この当時、ネットでも調べていると結構この、1次試験で燃え尽きる方がいらっしゃったようで、これを想定して、1次終了後のモチベーションの維持、気分転換方法など、メンタル管理をもう少し気にかければよかったと反省です・・)

9月に入り、徐々に感覚を取り戻してからは、2次試験対策に本腰を入れ始めました。 遅れを取り戻すように、過去問を15年分くらい解く、とにかく量にこだわった試験対策をしました。しかし、試験日当日は緊張と時計トラブルが発生し力が7割程度しか出ませんでした。。
振り返ってみると、平常心を保つこと、その為に試験のあの空気感に慣れておく、自身のペースを崩さない、などがポイントでしょうか。
試験会場まで行ったら、とにかく自分を信じる、ここまで応援してくれた周囲に感謝する、この2つで落ち着いていきましょう。
そして、緊張や雰囲気にのまれて実力が80%しか出ないことを想定して、普段の過去問演習で底力をつけておくこともやはり重要だったりします。

【2次試験/2回目(独学)】

同じ過ちは繰り返すまいと、タキプロの方に相談したり、知人の合格者に聴いたり、タキプロ以外にも受験生支援団体を探したりして模索した結果、気づいたのは以下でした。
「短期で合格している人は、量ではなく質、思考のプロセスを磨き鍛える」ことに注力している。
実際に1年で合格している方は、プロセスでいうと5年分を3回回す、これにこだわっていたのでした。そして、とにかくなぜ解けなかったのか?どうしたら解けるのか?の復習に、解く時間と同じかそれ以上かけている、ということを知りました。
(実際に、1回目でもそれは聞いていたのですが、自身のなさから量に走ってしまった自分がいました)

そして、それを愚直に取り組んだ結果、ちょうど業務が佳境だったり、やっても受からないのではというネガティブマインドも災いして、勉強時間でいうと50時間程度しか割けなかったのですが、なんと合格しました。(1年目は350時間やって不合格・・)
本当に、学習法がものをいう、それが2次試験です。(たまたま運も味方したと思うので、勉強時間は参考にならないかもしれません。ただ、家庭や仕事で時間がさけない方でも合格はものにできる、とお伝えしたいです)

■学習時のエピソード

 私は診断士の勉強用に始めてipadを買いました。結果、これが一番勉強に有効な対策だったと感じています。
私は過去問を診断士協会のHPからダウンロードし、そのままipad上で書き込む形で試験対策をしました。二次試験の直前1カ月は、紙ベースで書き込みをしていましたが、回答をipadで撮影し、ipad上で添削、不足事項や模範解答を書き込むなどという形で効率的に勉強できたと感じています。

■受験時のエピソード

 受験時は直前のインプットがものをいうので、FPの作成にはかなり時間をかけました。
実際にタキプロの諸先輩方が作成されたFPは一通り保存し、その中でも網羅的なものをお守りのように常に読み返していました。また、自身のよく間違える論点や暗記が甘い項目をエクセルやipadのノートに書き込み(Note5がめちゃめちゃおススメです!!どれだけお世話になったやら‥) 、読み返していました。

■おわりに

 診断士試験は、本当に長丁場なのでいかに楽しみながら、モチベーションを保ちながらできるかという、メンタル面がものをいう試験だと感じています。 振り返れば、自身は覚えたことを業務で発言・発表したり、家族に話したりすることで定着につなげたり、有効性を日常的に確認していたような気がします。
また、実際に受験を通じて、論理的に語る力、文章力、思考力がかなり磨かれたように感じ、それもやりがいにつながっていました。
 受験期間は業務やプライベートが犠牲になってしまうことも多いですが、長期的に見てキャリアに大きなプラスになると感じます。
勉強できる時間を作れること、職場や家族など環境に感謝しながら、将来的には周囲に何かしらの形で貢献できると捉えて、モチベーションを高めていただければと思います。
 以上、長々と書いてしまいましたが一つでもお役に立てればとても嬉しいです。

次回は、サトシ さんの登場です。 

お楽しみに! 

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