【合格体験記】理系、地方在住、独学受験生の合格までの記録 by たろー

タキプロ15期、理系脳の   たろー と申します。  
私は2022年2月から勉強を開始し、2024年1月末に合格発表だったので、ちょうど2年間の受験期間でした。
地方在住で、当時SNSはやっておらず、独学での挑戦でした。
受験期間を振り返ると、周囲に中小企業診断士の勉強をしている仲間もいなかったことから、
モチベーションの維持、勉強習慣の継続が最大の課題だったように思います。
私の場合、特に2次試験の合格までの見通しがたたず、何度もくじけそうになりました。
同じような受験生の参考になれば幸いです。

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申込期間:9月21日(土)~10月4日(金)

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■中小企業診断士受験の背景

ちょうど仕事の経験も蓄積され、視野が広がった時期で、
 ・自分の仕事の成果が会社の中でどのようにつながっていくだろう。
 ・上司は何を考え意思決定をしているのだろう。
 ・会社全体はどのような(ルール)で動いているのだろう。
という漠然とした疑問を抱えながら業務を進めている中、
コロナで休日の予定がなく、瞬間的に何かやろうという気持ちになった時期があり、
目的、時間、やる気のピースがそろってしまいました。
そこで「資格に挑戦してみるか!」と考え、たどり着いたのが中小企業診断士でした。

■学習方法まとめ

私の学習方法をまとめると①~④に集約されます。
①勉強は家の外で
私の課題は集中力の維持でした。
そこで勉強しかできない環境に身を置くことで、
勉強を中断する余計なことをしないようにしていました。
 
②勉強は復習中心(できれば1回で)
テキスト読む
→問題解く
→徹底的に復習+調べる(インターネット中心)
→テキスト、問題集にメモ(ファイナルペーパー代わり)
※ポイントは必ずテキスト→問題の順に着手することです。
 逆の場合は、分からない点が出てくるたびにテキストに戻って調べてしまうため、
 集中力が切れて非効率でした。

③目標は60点ギリギリ狙いで、重点科目は無し。
本業で馴染みがある科目が全く無かったため、不得意科目を無くす戦略をとっていました。
ただ、結果の得点はばらついていて、戦略通りにはなりませんでした。

④勉強習慣構築のために、「みんチャレ」活用
学習結果を5人のチームで報告し合うアプリです。
勉強を開始するきっかけとして役に立ちました。

補足:私の学習方法ですが、暗記が苦手だったため、
「感覚で理解する」、「腑に落ちる」まで復習することに重きを置いていました。
試験では直感を頼りに良し悪しを判断していたため、思い出す足がかりを復習で作っていくイメージです。
復習の方法については、下の記事で詳しく書いています。

業種別指標データは、視覚化、納得、繰り返しのアクティブリコール法で攻略 by たろー – タキプロ | 中小企業診断士試験 | 勉強会 | セミナー (takipro.com)

時系列に沿ってやったことを具体的に説明します。

①1年目1次試験(2~8月) 

・購入教材
 テキスト:資格の大原(何となく情報が豊富に見えた)
 過去問集:TAC

・学習内容
 テキスト:7科目×1周
 過去問:7科目×2年分
 某予備校の模試

科目は興味あるものから順番にテキストを購入し、学習を進めていきました。
一気に買うと出題範囲の広さに負けてしまった可能性があるので、良かったと思います。

模試は、当日の流れ、疲労感が体験できたこと、点数足りないことが実感できたので、受けて良かったです。
ただし、解説動画が私には難しく、予備校のオンライン講義に苦手意識を抱いてしまいました。
地方在住で周辺に通学可能な予備校も無かったため、独学で臨むことを決めました。

1年目の結果は、情報システムだけ合格でした。
足切り(40点未満)の科目はありませんでしたが、
60点狙いだったので合格科目が少なかったのは仕方がないです。

②やる気の充電期(8月~2年目2月)

2次試験の勉強(事例Ⅳ)を少ししてみましたが、モチベーションが上がらず、
翌年の1次試験の時期(8月)まで勉強を継続できる気がしませんでした。
おそらく試験直前の7月以降は自由時間を全てつぎ込んで、やり切った感があったためです。

ただし、すでに7科目分の教材を買い、そこそこの投資をしていた感覚があったので、
受験をやめるわけにはいきませんでした。
そこで、勉強の習慣を維持をするために、他の資格・検定を受験することにしました。
結果、この時期に以下を受験しました。
 ITパスポート、G検定(機械学習)、メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種+Ⅲ種、TOEIC

資格選択の目安は以下の3点で、やる気が戻ったタイミングで、
すぐに診断士の勉強に戻ることができるような簡単な試験であることがポイントです。
・本業で役に立ちそう。
・勉強時間が30~100時間と簡単なもの。
・本屋で問題集をパラパラ立ち読みして、「これ知ってる!」と思える部分が半分以上。

資格試験後に次に受験する資格を決め、大きな本屋で参考書を買って地方に戻り、
翌日から強制的に何かの勉強をする環境を整えていました。
この時期のお陰で、合格の達成感でやる気が回復しつつ、勉強の習慣をキープできました。
振り返ってみると合格に不可欠な時期だったと思います。

③1次試験再開期(2年目2月~8月)

充電期を経て、やる気が戻った後、問題集を購入し、知識の習得を目指しました。
・購入教材
 問題集:TACのスピード問題集

・学習内容
 テキスト:6科目×1周
 問題集:6科目×1.5周(2周目は間違った部分だけ)
 過去問:6科目×3年分程度
 模試

試験本番後に自己採点でギリギリ受かってそうだったため、1週間だけ休んで、
お盆の時期から2次試験の勉強を開始しました。

④2次試験(2年目8月~3年目2月)

【記述】
・購入教材
 テキスト&問題集:全知+全ノウ、事例Ⅳ全知全ノウ、黄金手順、TAC事例Ⅳ
 過去問:ふぞろい(いろいろ組み合わせて15年分)、TAC過去問

・学習内容
 問題集:全問題集1週
 過去問:3~4年分で時間切れ
 模試

教材を買い、全知全ノウ、TAC、ふぞろいで同じ年の過去問の解説を比較してみると、模範解答はだいたい同じです。
ただし、当時の私には解説が全く違うように見えていました。
2次試験の解き方がなかなか習得できずに焦っていたことを覚えています。
※当時は情弱で知らなかったのですが、今ではタキプロなどのオンライン勉強会の利用を強くお勧めします。
(合格後に運営側として携わっていますが、今でも気づきが多く、今ならより高得点を狙える気さえします。)

キーワードの優先順位が分からないため、多くの問題集を買って、
自分に合った解き方のヒントを探す学習をしていました。
最後は時間があれば過去問を解いて、復習していました。
学習の中で、キーワードに得点が加算されるのだろうと考えることにして、
可能な限り短く、多くのキーワードを盛り込み、加点を狙っていくスタイルに落ち着きました。
ただし、復習するポイントが分からないため、得点が伸びている実感は全くなかったです。
改善している実感がないのは苦しく、この年で終わらせたい!というネガティブな気持ちが原動力でした。

試験本番は事例Ⅳを失敗した実感があったので、充電期と同じようにFPの勉強を始めていました。
ただし、実感に反して、結果は合格していました。
点数調整のお陰です。運が味方してくれました。
人生の中でも最高クラスのうれしさだったことを覚えています。

【口述】
3回ほど、WEBで開催される模擬試験を受講しました。
タキプロとの直接的な関わりは、この模試が最初でした。
試験の意図と質問の傾向がつかめたので、非常にありがたかったです。
その後はひたすら与件文を読み込むことに時間を費やし、
いろいろな質問に対応できるように事例ごとに会社の特徴を頭に入れていました。

試験当日の出来はまずまずでした。
ただ、口述試験は受ければ、ほぼ合格する試験です(笑)

⑤合格後

合格後、1年目はかなり多くの得るものがありました。例えば、
・100人近くの様々なキャリアを持った異業種の方と知り合いになれて、世界が広がったような気持ちになっています。
・中小企業診断士でなければ加入できないコミュニティに所属することができ、セミナーなど受講することができました。
 診断士の方は真面目で勤勉な方ばかりで、居心地がいいです。
・タキプロを通じて自身の強みや特徴を知る機会を得ました。
・勉強時間が平均1000時間必要な試験を突破したことで、ある程度レベルの資格は取得できるような自信がつきました。

2年目以降は自身の強みを抽出し伸ばすことを目標に、日々を充実させていきたいです。

■おわりに

苦しかったことも含めて、私の体験談を記載しました。
理系の方には似たような経験をされている方が多いのではないかと思います。
受験生の皆様の試験攻略のヒントになればうれしいです。
次回は、うなぽん さんの登場です。 

お楽しみに! 

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