【合格体験記】ゲームとして臨む中小企業診断士試験 by Yuki

タキプロ15期の   Yuki です!
2次試験も終わり、今頃は再現答案などについての話題が多いのでしょうか?
「来年どうしよう…」って考えてる人も一定数いるかと思います。

今回は合格体験記としてのブログですが、今振り返ってみるとモチベーションの維持が自分にとってはとても大事だったなと感じます。勉強方法についてはあちこちで有益な情報がありますが、正直モチベーションの維持方法は本当に人それぞれです。

今回は私が短時間でストレート合格をするために、どうやってモチベーションを保ったかについてお伝えします。
 



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■はじめに

念のため私が何者なのか、改めて簡単な自己紹介です!

・年齢性別:女性
・職業:自営業の花屋と独立診断士の二刀流
・受験歴:1次1回 2次1回
・勉強時間:1次 400時間 2次 200時間
・勉強方法:1次(スタディング) 2次(ふぞろいを中心に独学)
・得意科目:1次 企業経営理論 、経営法務  2次 事例Ⅰ~Ⅲ

勉強スタイルとしては、短時間・低コストで省エネストレート合格です!

■モチベーションが無ければ、簡単な資格試験も合格できない

私は比較的短時間の勉強で中小企業診断士試験をストレート合格しているので、優秀なのかと思われるかもしれません。ただ、一概にはそうと言えないと自分では感じます。

話は逸れますが、私は中小企業診断士試験の合格後にFP3級の勉強を始めました。
中小企業診断士試験に比べれば、かなり簡単で短時間で合格できる試験です。合格までの勉強時間目安が100時間前後とのことだったので、多少予備知識もあるし効率よく勉強すればは20時間で合格するだろうとの算段でした(甘く見ていてすみません)。
ただ、大体20時間くらい勉強して、「さぁ、明日は試験だ!」って時に体調を崩しまして、実際の試験は受けられませんでした。
そしてそこからFP3級へのモチベーションが無くなってしまい、今に至ります。

その後、中小企業診断士として仕事をする中で簿記2級の必要性を感じたので今度は簿記の勉強を始めました。これも一般的には数か月の勉強が必要とのことだったので、「それなら1か月でやってやろう!」と思い勉強を始めましたが、自分が携わっている中小企業診断士の業務内容が変わり、簿記2級までの知識が無くても仕事をしていけるようになってしまったのでモチベーションが無くなり、今に至ります。

モチベーションを維持することって、とても難しいのです。私は飽きっぽいので余計にかもしれません。
中小企業診断士試験にストレート合格できても、必ずしもFP3級や簿記2級が合格できる(試験日まで勉強を続けられる)わけではないのです。

■資格試験はゲームである

世の中には色んな動機で資格試験を受ける人がいます。
これから私の非常に不純なモチベーションについて書いていきますので、「そんな人もいるんだ」と広い心で受け止められる人に読んでいただければと思います。

私は子供の頃ゲーマーでした。そして私にとって中小企業診断士試験は難易度高めのゲームの一種でした。趣味です。

去年の正月に中小企業診断士試験について色々調べていました。
私は花屋なのですが、「花屋で中小企業診断士の人なんていなくない?私が合格したら唯一無二じゃない?」とか「今の時期から勉強を初めてこの試験は一発で合格できるのか?」とか。

普通に勉強をして合格するのではあまり楽しくないのです。ハードルが高いことを成し遂げてこそ、楽しいのです。
ゲームもある程度骨が折れるから達成感があり楽しいんですよね?簡単過ぎたらつまらないのです。

正月から2次試験までに自分が確保できるであろう勉強時間を計算しました。その時間は500時間。一般的に必要とされる勉強時間は1,000時間。
「おっ、これで合格したら凄そうじゃない?500時間で合格なら何とかやれそうじゃない??」ってことで、「中小企業診断士試験に500時間で合格する」というゲームが始まりました。

ちなみに、FP3級は20時間で合格するというゲームでしたが、試験を受けれなかったことでゲームがバグってしまった感じになりました。
きっと次受ければ受かるでしょう。でも、もう20時間で合格するというゲームは出来ないのです。20時間以上勉強することになってしまうから。だからモチベーションが無くなってしまいました。

■ライバルの存在

そして、私のモチベーションを底上げしていたのが、ライバルの存在です。
「500時間で中小企業診断士試験に合格する!」と高々と宣言したものの、当時の私のアシスタントが「私も中小企業診断士試験合格しましたよー(ニッコリ)」と言ってくるではありませんか!

本当に灯台下暗しです。花屋で中小企業診断士なんていないだろうと思っていたのに、自分のアシスタントが合格者だったとは。
でも、そんな中小企業診断士合格者が私の元に働きに来ていることは誇らしくもありました。「おぉ、見る目があるな!」って(何様。笑)。

そんな彼女はストレート合格でした。
アシスタントがストレート合格しているのに、私が落ちるわけにはいかないのです。私のなけなしのプライドがそれを許さないのです。
ちなみに彼女は2次試験は予備校に行っていました。EBAとかそういう2次試験特化予備校です。

「2次試験は予備校行った方がいいですよー!」とおすすめされました。ただ、私はあくまで趣味で受験しようと思ったわけで、それに対して何十万も課金したくなかったので2次試験は独学にしました。
「彼女が予備校に行って合格したのなら、私は独学で合格しよう!」という、またまたどうでもいい不純な理由もありました。

私は正直、高校受験も大学受験も高いモチベーションはありませんでした。勉強する意味合いを感じられなかったのです。
おそらく、今までの試験勉強の中で一番高いモチベーションを持って挑めたのが中小企業診断士試験でした。

■モチベーションが低い人はどうすべきか?

私のモチベーションを支えたのはこんな不純なものでした。
不純なものでしたが、かなり高いモチベーションは持っていたと思います。自分は絶対ストレート合格すると信じていました。

Xで受験生を見ていると、あまりモチベーションが高くない人もチラホラ見かけます。
正直、そのモチベーションだと私のように「絶対合格する!」というような高いモチベーションを持っている人には勝てないと思います。2次試験は相対評価と言われていますし。
中小企業診断士試験は、そんなに甘い試験ではありません。

ただ、逆にモチベーションが低いということは、中小企業診断士に合格する必要性をあまり感じていないとも言えます。「絶対に合格しなければ!」という高いモチベーション・必要性が無い場合は、無理に勉強をする必要が無いかもしれません。時間は有限です。モチベーションが上がらないことに時間を費やすより、もっと別のことに時間を費やした方が有益です。

限られた自分の時間、後悔しない使い方をしてあげてください。

■おわりに

中小企業診断士試験は比較的長期間の勉強が必要とされる試験です。
もし今年の試験が残念な結果だった場合、来年も同じモチベーションを保つのは至難の業です。

ただ、高いモチベーションを持ち、自分に合った適切な勉強法で勉強をしていれば、きっといつかは合格できるのではないかと思います。

365日、ずっと中小企業診断士試験のことを考え続けて勉強し続ける必要はありません。
私は普通にプライベートでたくさん遊んでましたし、旅行にもたくさん行きました。その分、限られた時間で集中して勉強していました。メリハリも大事です!

皆さんがそれぞれ悔いのない道を進めることを祈っています!

次回は、エニスカイ さんの登場です。 

お楽しみに! 

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