中小企業診断士 多年度合格記:試練の2次試験 の巻
イーホン@タキプロ5期生です。
いよいよ直前期です。ここは踏ん張りどころ!!
私は土日は6~8時間学習していましたが、夜には軽い晩酌をしていました。これが自分へのご褒美となり結果的にモチベーション維持につながりました(深酒はNGです)その代わりに普段は飲み会を我慢・・・。どうしても抜けられない飲み会は、アルコール以外を飲んで、1次会が終わったら即帰って学習!この時期、1日でも怠けたら、今まで苦労して積み上げてきたものが崩れそうな・・・、そんな風に考えて、自分を追い込んでました。
兎にも角にも、年に1度の試験ですから、悔いの無いように頑張りましょう
今回は、初めての2次試験と大失敗した2回目の2次試験を振り返ります。
前回のブログはこちら
1.とうとうやってきた、初めての2次試験
ようやくクリアした1次試験・・・喜びも束の間、2次試験がどんな問題か、見たこともない状況でした。しかも、不合格と思っていたので、約1カ月遅れで慌てて学習を始めました。
それでも、学習開始当時は、「1次より面白いかも!!」なんて思いながら取り組んでいました。1次試験とは学習がガラッと変わったので、新鮮に思ったんですね・・・。
その年の模試は自分が1次に合格をしているとは知らない状況で受けていたので、事例4なんかは最後の問題が面倒で途中でやめてしまう、という舐めきったことをしていました。それでも、合否ボーダーライン(C評価)、という結果、確か、上位25~30%位に食い込んでいたと思います。ちゃんとやれば出来るかも!みたいに本当に舐めた感覚でしたね・・・。とりあえずは、過去問3年分と通信の答練をこなして本試験を迎えました。
初めての試験はよくわからないけど、兎に角、懸命に解答していった記憶があります。終わった時に燃え尽き感がありました(笑)。
結果はBAAB。惜しかった・・・と思っていました。この結果、私は、来年は行けるな・・・と、軽く考えてしまったんですね。その時は、次の年にとんでもない大失敗をするとは夢にも思っていなかったですから・・・
2.2次試験まで10カ月あるけど学習方法がよくわからない
次の年、今年は何とかなるかな・・。みたいに軽く考えていたのも束の間。この年は本格的に通信講座を受講したのですが、どんどん不安が膨らんでいきました。それは、通信講座の答練以外にどんな学習をしたらよいのかわからなかったからです。通信や過去問をこなすだけだと、短時間で終わってしまいました。通信講座で、写経(与件文をひたすら写す。私はWordで1文ずつ打ち込みながら、これはヒントになるかな・・なんて考えながら写経していきました)や編集(100字→80字→60字のように減らしながら書いてみる)を学習として取り組むように教えてくれました。でも、それを忠実にやっていたつもりでしたが、心の中では、これで本当に実力が上がるのかな・・・、なんて疑問に思っていました。なんかしっくりこない・・・。
今では当時の学習方法の意味がよくわかります。それぞれの学習方法には意味や目標があるんです。写経であれば、与件文を読み込み、見落としや引っ掛かりを無くすための鍛錬ですし、編集は、より簡潔にわかりやすい解答を作るため、また、重要事項を落とさずに優先度の高い事項から書くための鍛錬なんですが、それを考えずにただただ闇雲にこなしても、時間ばかりかかって効果が薄かったですね。
私を導いてくれたTさんは、転勤で地方に行ってしまいました。他の人はどんな風に学習しているのだろう、と思っても聞く人がいない。誰にどんなふうに聞いていいかわからない。今考えると、通信の質問コーナーもあったし、通信であっても、学校まで行って聞くこともできたみたいなんですが・・・。もっと情熱的に学習方法に疑問を持つことが出来ていれば、あれこれ、つてを探して質問していたかもしれません。受かりたい、という情熱で、遠慮などしないで、どんどん質問をぶつけるべきだったんです・・。当時、タキプロと出合っていたら、結果が変わったかも・・、今となっては、どうにもならないんですけどね・・・
3.そして本番、2回目の2次試験で大失敗・・・
その年の春の模試では、前年度同様にC評価だったんですが、秋の直前の模試では、上位20%以内に入ることが出来、B評価に上がっていました。
学習方法に疑問を持ったまま9月を迎え、それまでは自分では実力が上がっているとは思えない状況でしたが、この模試の結果で、「何とかなるかな・・・」なんて考えてしまいました。実際には(1次試験もそうですが2次試験は特に)、模試で上位者に名前が載った人でも落ちる事がある試験なんですよね。当時の私は、そこまでは考えてなかったです。上位20%以内なら、実力を発揮すれば合格できるかも・・。なんて、本当に考えが甘かったですね・・・。
そして、試験当日!心臓バクバク!これを逃して、来年1次から受けなおすなんて、絶対無理。今年決めないと、もうチャンスはない!そんな考えが試験前の私をいつもと違う人間に変えていました。
事例1は、いつも通り難しいので、兎に角、懸命に解きました(事例1はA評価でした)。
次の事例2において、解答用紙を配られて、透かして見ると・・・マス目がやたらと多い!!200字!?なんじゃこれは?
思えば、ここから自分を見失い始めていたように思います。H23事例2の第3問は、市場浸透戦略を答える問題でしたが、私はなぜか市場浸透価格戦略を答えてしまいました。その時、なんでBメガネのような中小企業に市場浸透価格戦略を提案するのか・・・、疑問に思ったのですが、その疑問も心の焦りに拍車をかけるだけで、それが大きな勘違いだとは気付くことが出来ませんでした。市場浸透戦略の知識が無かったわけではないのに、頭に変なスイッチが入ってしまったんですね・・・(事例2はC評価でした)。
事例2が終わったところで、周りに大きなため息をつきまくっている人がいました。私はそのため息にも影響を受けてしまったんです。そのため息を聞いていると、どんどんプレッシャーが強くなりました
事例3は、それでも何とかプレッシャーに負けずにこなしました(事例3はB評価でした)。
そして、最後の事例4です。ここで、挽回すれば何とかなる!ここが勝負だ!もう後がない!今では思い出すのも辛い位、プレッシャーがかかっていました。そして、開始の合図、問題を見てみると・・・。昨年度までと出題の傾向が違っている!?解答枠がやたらと広い??更に、キャッシュフロー計算が出題されている!!私は、その年、あろうことかキャッシュフロー計算書の学習を怠っていたんです。なぜなら、最近出ていないし、もう、出ないだろう、なんて思っていたんですね・・・。学習を怠っていたキャッシュフロー計算が出題された・・・。この時点で、完全に冷静さを失ってしまいました。最初の20分、どうしよう・・・という言葉だけが私を支配します。与件文も読んでいない状況でした。時計を見て、やばい!更に焦ってしまいます。そして、キャッシュフローを思い出そうと必死になります。
異常な状況では思いだせるはずもない・・・。焦りはどんどん膨らみ、結局、第1問を飛ばして第2問に着手しますが、素直に計算すれば、何のことはないサービス問題なのに、冷静さを欠くととんでもないミスをするものです。
後で冷静な状況で解いたら、解けてしまう問題ばかりでした。試験終了のベルが鳴った時・・・終わった・・・と思いました。(事例4はD評価でした)
家に帰って、再現答案を作成しようとしましたが、茫然とした心境では出来るはずもありません。この時、自分がかなり厳しい状況である事は理解できていましたが、それ以外は何も考えられない、本当にただただ茫然とした心境でした。
そして、どうやって立ち直っていったのか・・・
次回は、1次試験再受験と3回めの2次試験を振り返ります。
タキプロ勉強会のお知らせ
【今後の予定(東京)】
◆日時・場所
・6/5 (木)19:30~21:45 京橋区民館 題材:H23事例3
・6/14(土) 9:30~12:00 八丁堀区民館 題材:H25< 1次>財務・会計
・6/18(水) 19:30~21:45 京橋区民館 題材:H25< 1次>経済学・経済政策
・6/29(日) 9:30~12:00 八丁堀区民館 題材:H23事例4
※平日開催時間を19:30~に変更しました。
◆会費 :500円
*お釣りが出ないようにご用意ください。
==2次試験対策の勉強会参加にあたって==
*題材の過去問を解いて、解答のコピーを8部 ご用意ください。
*問題を忘れずに持ってきてください(自分で確認用)。
*時間の都合上、全部の設問を扱うことはできません。
あらかじめご了承願います。
==1次試験対策の勉強会参加にあたって==
*題材の過去問を解いて、解答プロセスを説明できるようにご準備ください。
*解答はご自身分がお手元にあれば良いです。
*問題を忘れずに持ってきてください(自分で確認用)。
*時間の都合上、全部の設問を扱うことができない場合があります。
【今後の予定(大阪)】
2次試験の問題を基にした設問をこちらで用意しますので、グループメンバーで議論や意見交換を行った上で解答を作成していただき、各グループから発表をしていただきます。初学者の方も受験経験者の方もぜひご参加ください♪
①6月8日(日)10:00-16:00
◆内 容:
10:00~12:30 グループディスカッション(事例Ⅰ)
13:30~16:00 グループディスカッション(事例Ⅱ)
◆場 所:
グランフロント ナレッジキャピタル7階(大阪市北区大深町3番1号)
◆参加費:1,000円 ◆定 員:20名
◆持ち物:問題用紙(※)、筆記用具
②6月13日(金)19:00-21:30
◆内 容:
グループディスカッション(事例Ⅰ)
◆場 所:
グランフロント ナレッジキャピタル7階(大阪市北区大深町3番1号)
◆参加費:1,000円 ◆定 員:20名
◆持ち物:問題用紙(※)、筆記用具
※問題用紙は参加者の方に個別にご連絡差し上げますので、当日プリントアウトしてお持ちください。
※また、参加者の方には、当日の受付について、別途メールにてご連絡差し上げます。万が一前日になっても連絡が来ない際は、お手数ですが、下記までお問合わせください。
お問合先: k.matsuki.1113(あっと)gmail.com(大阪勉強会担当/松木)
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