【6期生合格体験記】 ~「あすか」さんの場合~

みなさん、こんにちは。
マーチャオ@タキプロ5期生です。

合格体験記特集も今回を含め残り3回となりました。

今日は、自己分析をしっかりと行い、自分にあった勉強を組み立ててこられたあすかさんです。


 

【診断士資格との出会い】

あすかと申します。

診断士の資格を知ったのは大学時代の就職活動のとき。テキストを2科目分だけ買って7科目を根性で受験。すべて勘で解く。合格するはずもなくしばらく経過・・・。
しがないOLで事務を続ける中、人生これでいいのか、と疑問を持った2012年、本格的に勉強することに。

 

【勉強について】

[受験歴]
1次試験 1回 TAC1・2次ストレート本科生
2次試験 2回 TAC2次本科生

 

[心構え]
・診断士になるための勉強ではなく診断士としての最初の仕事である

先生に初めて勉強方法を相談に行ったところ、「PDCAでね。今習ったやつ」と言われ、ハタと気づく。学んだことを自分自身に適用できず、診断士として経営者さんの支援をしていけるのか、と。
そうか、診断士試験は、まず自分の診断・改善なんだ! 

・苦手意識を持たない
「これが苦手だからできない」と考えると本当にできない。言霊のようなもの。解けている人がいるのだから、理解に時間がかかっているだけで、自分にも絶対できるはず。

 

[勝因・敗因分析]

・1次試験【勝因】
応用力をつけるため、「この問題が解ける」ではなく、「こういった感じの問題はこんな感じで解く」という抽象化を行なう。 

・2次試験一回目【敗因】
勉強会に頼りすぎた。勉強会のレベルは高いほうだと思っており、斉一性の圧力が働いていたように思われる。「これが正解だろう」という視野が狭くなってしまった。 

・2次試験二回目【勝因】
敗因を踏まえ勉強会の雰囲気から外れた解答を目にしても「それもありかな」という思いを持つように心がける。演習の解説をまとめたノートを作成し、学校の思考プログラムをマスター(これは一回目の受験のときから継続的に実行)。

 

[具体的勉強方法:期間 (※私の生態)]
基本的に「自分の性格を元に勉強を組み立てる」が指針なので、自己分析(※印の部分)が重要でした。 

・1次試験:1年
10月から学校に通い始めたものの、自宅学習を本格的に始めたのは5月から。

熱しにくく冷めやすい性格であまり早くから取り掛かると最後まで続かない。このタイミングで勉強を開始しないと落ちる、と考えるギリギリの時期を見計らって開始。時間がないため(自業自得ですが)、「なんとかなる」ではなく「なんとかする」と強い思いを抱く。

過去問を繰り返し分野別に解く。中小を除く6科目は4回ほど。
大学受験の際、この方法でうまく行った成功体験がある。化学でセンター試験対策をした際、あまり評価の高くなかった問題集(だが気に入ったもの)を4回繰り返し解き、20点以上上げた実績有り。

受験校のカリキュラムとは別に、そのときの自分の状態に合わせた勉強計画を立案
一定期間同じ分野に触れていないと頭に入らない。学校カリキュラムの答練に合わせていると断続的な学習になってしまうため、自分の頭に入れやすい計画立案とその見直しを図る。(そのかわり答練結果はボロボロだが気にしない)

伸び悩む法務と経済は問題集を購入。関係する知識をテキストから抜粋し、空欄に自分なりの解説書を作成。繰り返し10回近く解く。
暗記科目でも論理的に納得できないと頭に入らない。あちこちの資料やテキストを行ったり来たりするのが嫌い。情報の集約を図りたかった。

中小に関しては、テキストの重要単語を塗りつぶし、「自ら想起する」ことで頭に叩き込む。
読んでいるだけでは集中力が切れすぐ目が泳ぐ。インプットではなくアウトプットに力を入れたいが、問題を個別に解くよりも網羅的に学習した方が効果的だと思った。重要単語の塗りつぶしは一気に。あとは通勤時の隙間時間のみで学習。

結果(H25):経済48 財務71 経営53 運営66 法務68 情報68 中小87 計461 

 

・2次試験:2年
演習別まとめノートを作成。自分の思考回路にないものはまとめて書く。

引き出しが少なくそこで失点していることが多かった。また、ペンを持って手を動かすことで頭に入りやすいタイプ。

演習別まとめノートでB6見開き1ページ内に演習ひとつの解説をまとめることで要約力をつける。解説を持ち歩く必要がなく、ノート一冊で勉強が完了するので隙間時間でもかなり濃密な勉強が可能に。
最も自分が勉強したくなる状態が「愛着ある勉強道具を持つこと」であるため。サボり癖があり、特に2次試験は勉強疲れする時期のため、勉強したくなる状態を作り上げることが重要だった。

勉強会に参加し、他の人が同じ問題でどう解釈したか、どんな解答を作成したかを見て吸収する。
考えることがそもそも好きで、ひとりよがりの思考に陥ることがあるため。ひとりで悶々と考え込むのではなく、開かれた思考回路を身につける必要があった。

結果:(H25)AABB総合B (H26)合格

 

 

【受験生の皆様へ】 

重要なのは勉強方法ではなく、自分の分析だと思います。

私の勉強方法はかなり無茶でした。週40時間とか・・・これをやれば誰しも絶対受かるとは思えません。人の特性はそれぞれ違い、考え方や能力、知識、使える時間にも差があります。どんな勉強方法が自分に合っているかを考え、実行し、精査、修正していくことで合格にたどり着くと思います。

合格するとかなり世界が広がります。将来の楽しみも考えつつ、楽しく勉強していきましょう 


 

いかがでしたでしょうか。

どんな勉強方法が自分に合っているかを考え、実行し、精査、修正していく、まさに、先生からの言葉にあった「PDCA」サイクルを着実にまわしてきた成果なのですね。

自己分析から自分にあった方法を考える過程などもとても参考になるのではないかと思います。

あすかさん、ご投稿ありがとうございました!
今後のご活躍を期待しています!

 

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