【タキプロ7期生合格体験記】 ~「せの」さんの場合~
こんばんは。
さむ@タキプロ6期です。
さて、1週間以上にわたりお届けしてきた合格体験記も、いよいよ最終回となりました。明日からは、タキプロのゲストブロガーが登場しまので、お楽しみに!
さて、合格体験記最終回の今日は、見事独学で合格を勝ち取ったせのさんです。せのさんとは、私さむもツイッターなどで知り合いだったりするんです。
きちんと2次試験の敗因を分析して合格を勝ち取るところなんか、すごく参考になると思います。
それでは、早速どうぞ!!
自己紹介
文具・事務用品卸売業で営業事務をしております、せのと申します。現在の職に就く前は老舗文具店の販売員をしており、当時取得した販売士検定の勉強を機に「自分も会社を良くするために何かできるのではないか?」と考え、診断士試験の受験を決意いたしました。
受験歴及び勉強方法
私は合格までに4年を要しました。学校が苦手で、金銭面の問題もあり独学を決意。2012年の初受験では試験制度をろくに調べもせず、模試も受けることなくぶっつけ本番で挑み、法務と情報の科目合格に終わりました。
足切り点を採ってしまった財務の強化が急務であると気付き、その後簿記やビジネス会計など他資格を通じ弱点克服に努めました。
2013年、試験勉強に集中するため7月で退職を決意。ところが1次試験で5科目受験するも経営のみの科目合格に終わり、模範解答発表の日は自分が情けなく、悔しく1日泣き晴らすこととなりました。
2014年、気持ちを新たに4科目受験。難易度の高かった財務を他でカバーしようやく1次試験を突破することができました。
そこで困ったのが、ほぼ何もしていなかった2次試験対策。独学でやるのはよいとして、目安にする解答はどれにするのか?様々な予備校の過去問題集を読みながら、自分が書けるレベルとして「合格者の答案」を目標にすることに決めました。
理由は、予備校の模範解答集は到底80分で書ける内容ではなく、自分自身も「読みにくく、わかりにくい」と感じ、それをベンチマークにするのはリスクが高すぎると考えたためです。予備校の模試は9月に1度受けましたが判定はD。
それでも前に進むしかないと2次まで突っ走りました。そして返ってきた本試験の判定はADAAのB…。それでも思ったより戦えていたことで自分に自信を持つことができました。
2015年、2次の通信講座を受けようかと思いつつ時が過ぎ、保険で1次を受験して気がつくと本試験まで2カ月。同じことをやっていてはまた事例2が難しい題材の場合に大コケする。
何か違うことをしなければ変わることはできないと考え、A社の2日間直前合宿に参加しました。これまで勉強会に参加することもなく、自分の答案を人に見てもらうことがなかったのですが、様々な方の意見を聞き設問を掘り下げて考え、事例全体の流れを意識して解答を作成することの重要さを学ぶことができ、大切なものをつかむことができました。
敗因
2014年の敗因は、事例2で「知らないパターンの問題がでた!」と焦ってしまったことです。結果、問1のPPMは与件の時系列が分からなくなり0点、デシル分析では制約条件を見落として大きな失点。26点という点数でした。事例2は抜き出し系が多く、きちんと読めれば得点できると思い込んでいたため、当日パニックに陥ってしまいました。
勝因
2015年の勝因は、事例2で「分からなくても与件全体を見渡せば流れがみえてくるはず」と冷静に与件分に戻ることができたこと、です。正直、全部助言にパニックになってしまいましたが、「どこかにヒントは転がっている。探してつなげる!」と粘り強く与件を読み答案を書くことができたこと、これが全てだと思います。
受験生へのメッセージ
最後に、受験生の方へ私からのメッセージです。ストレート合格を目指す方、多年度の方、様々な境遇の方がいらっしゃると思います。合格されたみなさんおっしゃっていますが、諦めなければいつかは晴れるときがきます。苦労した分だけ力が蓄積されますし、その経験は何物にも代えがたい宝物です。日本の中小企業を元気にするため、皆さんの力が必要です。一人でも多くの方の合格を願っています。
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