【4期生合格体験記】 ~シロー隊長の場合~
おはようございます。もりっち@タキプロです。
今日も今年度合格のタキプロ4期生による合格体験記です。
今回は、4月下旬から初めて独学でストレート合格したシロー隊長さんです。
■ハンドルネーム シロー隊長
■受験歴 2012年 1次試験、2次試験合格
学習期間: 一次試験 2012年4月下旬から開始
二次試験 8月上旬から開始
学習手段: 市販のTACスピテキ ふぞろいシリーズ インターネット 過去問等 所謂独学です。
適宜書店での立ち読みもあり。
ちなみに各種模試は申込遅れにより、一切受験できませんでした。
動機 :現職の部長に取得を勧められたため。
■合格のポイント
<一次試験>
想定合格ラインを設定し、学習内容に強弱をつけること(重要)
最初に直近の過去問を解き、得意・不得意科目を洗い出しました。
経済学部出身で信託銀行での経営管理部門・IT部門を経験していたことや税理士(簿記論)の科目合格していたことから
「経済学」「財務・会計」「企業経営理論」「経営情報システム」は得意で
「運営管理」「経営法務」「中小企業経営・政策」は不得意という結果が出ました。
したがって、想定点数は各科目の勉強は上記の得意科目(60~80点)で不得意科目(50~60点)の点数を補う方針とし、
二次試験を鑑みて「運営管理」「企業経営理論」に力点をおいた学習計画としました。
なお、「経営法務」「中小企業経営・政策」は直前一週間にやり始めました。
全体像を意識し、暗記するより理解すること
勉強方法は、テキストをまず一通り通読し、全体像を把握しました。
わからない部分は字を追っていくだけでもかまわないので、とにかく前に進みました。
全体像を把握することで、各所似たような概念や関連性のあるものに気づくことができます。
結果、そのような部分は一緒に理解することで、理解を促進し、学習の負荷を減らせました。
たとえば、経済学の「企業の費用曲線」と財務・会計の「損益分岐点分析」のグラフは非常に似てますし、
「運営管理」のシステムものは「経営情報システム」の理解があると学習が進みやすかったです。
そうすると、テキストの言葉を暗記するのではなくて、自分の言葉で説明できる(=理解する)ようになり
結果として問題も解きやすくなったものと思います。
過去問主義
TACのスピード問題集も触れましたが、原則過去問を2~3回やりました。
問題集的に利用していたため、移動時間等でいつでも解けるように、iphoneを活用しwebで解いてました。
この場合、経済学と財務・会計は暗算を強要されるのですが、適宜メモ帳を使って無理矢理解いてました。
ご参考:http://www.get-shindanshi.com/e_kako/touren.html
<二次試験>
合格・不合格答案に触れることで、想定合格答案のレベルを把握すること(重要)
直近の合格・不合格答案を分析し、どのような答案が合格レベルに達しているかを把握することで自分が向かうべき目標答案を明確にしました。
ちなみにこれは「ふぞろいシリーズ」のことを言っているのですが、この書物に出会えたのは試験三週間前です。つまり、目標さえ明確になればなんとかなります。
なお、当方が答案作成において、気をつけたポイントは以下の通りです。
・与件文を基礎とし、質問に素直に答えること。
・専門用語はできるだけ使わない平易な文章にしたこと。
・多面的な論点を提示すること。(MECEってやつですかね?)
・お客様に診断するイメージで答案を構成したこと。
・解答基準は複数ある(事例Ⅰ~Ⅲなどの記述式)のでとにかく何かしら書く。
答案の質に優先順位をつけたこと
緊張して100%の力が出ないことを想定し、答案の質を適宜下げることも過去問の演習により検討しました。
理想は箇条書きにせず、因果関係を整理し文章としてまとまった形にする「美しい日本語型」。
次に、箇条書きおよび因果関係の整理にとどめた「プレゼンテーション型」。
最悪は与件文のキーワードを拾った箇条書きレベルの「メモ型」。
このように試験当日は残された時間に応じ、最初は理想的答案を書くものの適宜、答案の質を下げることで部分点を稼ぐ方針に切り替えました。
事例Ⅳはできるかぎりおとさない
事例Ⅳは答えが原則一通りしかないものと定義し、計算問題は確実に取るようにしました。
正解にブレがないため、競合は確実に取ってくるものだと想定しました。
<総括>
当方の勉強スタイルは、効率性を追求しつつも最悪の場合を想定したものと思料。
特に差別化した点は、<二次試験>②の論点だと思います。
精神衛生上の観点からは、「難しい試験だから落ちて当然」と開き直ることで自分を追い込めすぎて思考停止しないようにコントロールしておりました。
また、モチベーションはfacebookの「いいね!」が励ましになってました。
他、独学は人脈形成に難があるため、振り返ると情報面では極めて不利な状況でした。
■タキプロ4期生としてやりたいこと
まだ、頭の整理ができていないため、具体的には決まってませんが、
以下の特性を踏まえたものであれば、やってみたいと思います。
①当方は独学のため、目標の立て方や勉強のやり方等に工夫をしたタイプと考えます。この点で役立てればいいかなと。
②文章力があまりないものと自覚しておりますので、この分野を伸ばしたいと考えます。
③人脈は増やしたいです。独学でのデメリットを補完する意味合い。
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