【祝!令和元年度合格】独学一発合格!勉強法の確立が合格のポイント/ふぃんさん
こんにちは。タキプロ10期東京のさとりです。
※自己紹介の記事はこちら
本日より令和元年度中小企業診断士試験に合格された方の「合格体験記」をご紹介いたします。
これから中小企業診断士試験を受けるかどうか迷っている方、また令和2年度試験合格を目指して勉強されている方は、合格された方がどのように勉強してきたのか、合格のポイントなど、合格体験記から参考になる情報をゲットしてください。
トップバッターはふぃんさんです。
1次通信講座、2次独学で1発合格されたふぃんさんの勉強法は、これから合格を目指す方にとって、参考にすべきポイントが詰まっているのではないかと思います。
それでは、ふぃんさんの合格体験記、スタート。
合格体験記/ふぃん
■自己紹介
市場調査の仕事をしている40歳直前のサラリーマン、千葉県在住。
これまでの残業漬けの生活を改めるべく娘の小学校入学(去年4月)を機に時短勤務を開始。時間の余裕ができたので何か資格勉強しもしようかと思い、色々な資格を調べた中で中小企業診断士がヒット。
会社の仕事でもリーダーシップや会計、法律など知識が足りないなと感じるケースが増えていたので、広く学べるこの資格を勉強することに決めた。
■受験歴
2018年6月に学習開始
1次試験:1回(R1)
2次試験:1回(R1)
■1次試験の勉強方法
■種類:通信
■使用教材
◎Studying(通勤講座)
・選んだ決め手は7科目計で70時間という講義時間の短さ
論点が端的にまとまっているマインドマップも魅力
・間違えたor復習チェックマーク入れた問題だけを繰り返せる
Web問題集が効率的な学習にとても役立った
・一問一答型の記憶フラッシュ(音声)をひたすら聞き続けたのが、自分の苦手な記憶定着を助けてくれた
◎まとめシート
・7科目合わせて2冊だけの超濃密な内容(誤植は多かった…)
・イラストや表でわかりやすさ抜群のまとめシート
■勉強法(工夫点や苦労含む)
家族との時間を減らしたくなかったこともあって、
・少ない勉強時間で最大の効果
・通勤時間などすきま時間の活用
を心掛け、上2つの教材選びがこの2点の達成にも繋がった。
インプットは最低限に抑えて、アウトプットをひたすら繰り返す日々。
インプット2割:アウトプット8割くらい。
■時系列
5月:中小企業診断士受験を決意
通信講座や勉強法の情報収集
6月:力試しに29年度過去問回答、309点で予想以上に低くショック
(29年:理論45,財務48,運営46,経済56,情報56,法務28,中小30)
Studying(通勤講座)受講開始
7月:Studying1週目
ビデオ講義を2倍速再生
スマート問題集(スピ問的なモノ)と過去問セレクト集は軽めに実施
→全体像把握を重視して、解説読んでもわからない問題は無視
8月:(続き)Studying1週目
9月:(続き)Studying1週目
10月:Studying2週目
ビデオ講義は割愛、スマート問題集と過去問セレクト集のみ
→橋げたとなる重要論点の理解を重視し、応用問題っぽいのは流す
補足論点や理解が微妙なところをマインドマップに書き込み
11月:(続き)Studying2週目
12月:マインドマップ見ながら過去問回答、29年度518点と30年度469点
(29年:理論73,財務88,運営80,経済61,情報80,法務68,中小68)
(30年:理論77,財務60,運営68,経済67,情報84,法務44,中小69)
→マインドマップが全て頭に入れば合格できると実感を持つ
しかし経営法務だけは不安が残り対策を考える
1月:プライベートと仕事で多忙となり一時勉強休止
2月:Studyingの記憶フラッシュ(音声)だけを聞きまくる
→1問1答を繰り返す記憶フラッシュは記憶定着に大きな効果!
法律マンガ「カバチタレ」を読み始める
→法律の大元の考え方を身に着けるのに効果あり、特に民法。
Webサイト「分かった気になれるIT用語辞典」を見つける
→情報システムの用語がわかりやすく解説されてて読みやすい
3月:まとめシート購入。
→10月11月にマインドマップに書き込んだ内容のかなりの部分が、まとめシートでカバーされていることに気づき、マインドマップ+まとめシートに全ての情報をまとめる方針確定
4月:Studying3週目
ビデオ講義は割愛、スマート問題集と過去問セレクト集のみ
→何も見ずに自分の実力のみで回答、暗記系論点はボロボロ
暗記系論点はマインドマップorまとめシートに随時書き込み
出涸らし法で全選択肢を理解できるように確認
5月:(続き)Studying3週目
6月:Studyingの復習機能で間違えたor理解できてない問題のみ実施
ほらっちの中小企業政策講座をYoutubeで見始める
→講義のわかりやすさに感動、一気に記憶定着が進む
7月:Studyingで間違えたor理解できてない問題のみひたすら繰り返す
記憶が怪しい部分や間違えやすい部分の手書き単語帳作成
→1回手書きするだけで覚えられたものもあって効果あり
7科目合わせて約300枚の単語帳を作った
8月:手書き単語帳をひたすら見直す
■2次試験の勉強方法
■種類:独学
■使用教材
◎電子書籍「一発合格」
◎ふぞろい10年データブック
◎事例Ⅳの全知全ノウ
〇まとめシート2次試験版
△全ノウハウ → 序盤のノウハウ部分のみ活用
×全知識
×Studying(通勤講座)
■勉強法
一次試験と違って教材と勉強法の確立がすぐできず迷走したけれど、電子書籍の「一発合格」と早い時期に出会えたことがよかった。
まとまった勉強時間を取ることが難しかったので、10分でも時間があれば過去問に取り組み隙間時間を活用。
シンプルに、過去問解く→ふぞろい確認、を繰り返し、
・要素として丸ごと抜けている
・要素としてはあるけど多数派(高得点)ではない
部分を意識して繰り返すことで、自分が苦手な部分が浮き彫りにできた。
■事例Ⅰ~Ⅲの回答手順
1.受験番号を記入(1分)
2.与件文1段落目を読んで業態把握(1分)
3.設問分を読んで1問ずつ文章枠作りと知識メモ(10分)
文章枠例「効果は、①~により~でき、②~、③~、で~を図る。」
※因果が抜けることが多いので「~により」を必ず入れる
知識メモは、茶化/だなどこ/DRINK/デモ・ジオ・サイコなど
4.与件文を読んで、使えそうな部分に黄色マーカーをひく(10分)
5.回答開始、1問ごとに黄色マーカーをチェック
各質問に使えそうな黄色マーカー部分にボールペンで下線
(4色ボールペンで質問ごとに色を変える)
下線をひいた黄色マーカー部分と知識メモを見ながら、
一番因果関係がしっかりしている要素を選び出し、その要素を①として因果や形容詞まで含めきっちり書く
最後の効果部分の文字数を確保し、残り文字数に合わせ②③を書く
(1問ごとに5~10分)
6.黄色マーカー部分で重要要素がもれてないか確認
時間があれば回答読み直していまいちな部分を書き直し
■時系列
8月1週目:2次試験勉強法の情報収集
8月2週目:Studying勉強→しっくりこず挫折
全ノウハウ勉強→しっくりこず挫折
全知識勉強→ボリューム多すぎて使わないことに決める
8月3週目:「一発合格」のだいまつときゃっしい記事読み込み
→しっくりきたのでこれを指針にすることに決定
29年度事例ⅠⅡⅢの1周目
8月4週目:28年度事例ⅠⅡⅢの1周目
9月1週目:事例Ⅳ全知全ノウ1周目
9月2週目:27年度事例ⅠⅡⅢの1周目
9月3週目:26年度事例ⅠⅡⅢの1周目
25年度事例ⅠⅡⅢの1周目
9月4週目:ここまでの勉強分のミスや考えが足りない部分をまとめ
10月1週目:事例Ⅳ全知全ノウ2周目
29年度事例ⅠⅡⅢの2周目
10月2週目:28年度事例ⅠⅡⅢの2周目
27年度事例ⅠⅡⅢの2周目
26年度事例ⅠⅡⅢの2周目
10月3週目:25年度事例ⅠⅡⅢの2周目
これまでの勉強分のミスしやすいポイント復習
色んな人のファイナルペーパー読み込み(自分では作成せず)
→自分の考えに近いものは印刷して当日まで読み込む
■1次試験のエピソード
試験では少し考えてわからなければ直観で回答選ぶことを徹底。
その結果7科目全てで途中退室して次科目の準備を長くすることができた。
(周りの人からはやる気ない人に見えていたかも・・・)
翌日の回答公開が待ちきれず当日夜にKEC社の回答速報で自己採点。
合格圏の点数でほっとする。
■2次試験のエピソード
試験当日の朝、「合格率50%位かな」となぜか根拠のない自信あり。
事例Ⅰのできがよかったので、調子にのって浮かれる。
事例Ⅱでネイルサロンという未知の世界にびびって自信が消える。
事例Ⅲで考えていた改善点がほとんどない優良企業に恐れ入る。
事例Ⅳの経営分析で安全性が答えに出てこないことで不安のまま終了。
試験終了直後は、「きっとダメ、でも20%位は可能性あるかな」に落ち着く。
確実な合否判定につながらないので、予備校回答や採点サービスは一切見ないで合格発表日までのんびりすごした。
■勝因
一次試験も二次試験も全教科40点以上が最低ラインとなるので、自分に適した勉強法を確立して苦手分野を克服できるかがポイントになると思う。
自分の場合は、一次試験の苦手分野は暗記系(モチベーション理論や会社法など)だったので、Studyingの記憶フラッシュという1問1答を繰り返す音声をひたすら聞いて、マッピングやパターン比較など色々な視覚情報も活用してなんとか記憶定着させることができた。
二次試験では、ある程度過去問を問いてふぞろいで回答確認して見えてきた傾向が、「与件文からの重要ワードピックアップは多少できているが、その原因/理由と効果の書き込みがほとんどできていない」とわかったので、与件文ピックアップと一次知識の活用をその視点で注意して過去問に取り組むことでレベルアップすることができた。
■これから合格を目指す受験生へのメッセージ
人によって異なる部分も多いと思うが、上の「勝因」で書いたように苦手分野をつぶせるかどうかが重要になる。
・苦手分野の適切な把握
・自分に向いた対処法の実施
・PDCAを回して対処法を効果が出るようブラッシュアップ
することが肝。
以上
ふぃんさんの合格体験記、いかがでしたでしょうか。
「自分に適した勉強法を確立して苦手分野を克服できるかがポイント」というふぃんさんの言葉に私も同感です。
特に、継続して勉強できる自分に合った方法を見出すことができるかが合格の大きなポイントになると思いました。
受験生の方で、ふぃんさんと同じような環境の方も多いのではなかと思います。
これから受験される方は、ぜひふぃんさんの体験記を活かしていただければと思います。
ふぃんさん、ありがとうございました。
明日はロクハタサンの合格体験記です。
タキプロ10期東京のたかさんよりお届けします。
お楽しみに。
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