【祝!令和元年度合格】完全独学で一発合格!タキプロ勉強会も活用/チャーリーさん
こんにちは。タキプロ10期東京のとくさんです。
※過去記事はこちら。
合格体験記3回目として、チャーリーさんの記事をご紹介します!
チャーリーさんは、完全独学で見事一発合格を果たされました!完全独学での合格は難しいと言われる中、どのように合格に至ったのでしょうか。とっても気になりますね!
それでは、チャーリーさんの合格体験記、スタートです。
合格体験記/チャーリーさん
■自己紹介
神奈川県川崎市在住、41歳男
職業はロードバイクの修理専門の自転車店を経営。受験中に開業準備して、2次筆記試験の翌週に開業しました。
診断士受験のきっかけは、2018年に販売士1級を受験して、販売士の学習内容について調べているときに中小企業診断士の資格の存在を知りました。はじめは「難関資格だし自分には縁がないかな」と思っていましたが、販売士の資格勉強を通じて経営について興味が増し、販売士合格後に「勉強グセがあるうちに」と思って診断士のテキストを手に取りました。
■受験歴
2019年初受験
1次試験:1回(R1)
2次試験:1回(R1)
■1次試験の勉強方法
完全独学
テキストは早稲田出版「速修テキスト」と同友館「過去問マスター」を主に使用しました。
すきま時間を活用してひたすら早稲田出版の動画講義を視聴していました。移動中なども音声のみで倍速再生していました。仕事中や人と話すとき以外はほぼイヤホンを装着していたと言えば大げさかもしれませんが、それくらい「聞く」学習はインプットとしては大きなウエイトを占めていたと思います。
過去問は「企業経営理論」「運営管理」「財務会計」「経済学」は10年分のA・B問題を3~5周しました。
「情報システム」と「経営法務」は5年分を3周。「中小企業経営・政策」は昨年分のみ目を通しました。
自宅では21時過ぎに帰宅し、夕食後に晩酌しながら勉強してそのまま寝落ち、という日々でした。翌朝に昨晩どこまでやって、どこまで覚えているかを確認します。とても非効率なやり方でしたが、覚えたことを忘れてからまた覚えなおすと記憶に定着しやすいような気がします。推奨はしません。
1次試験の1か月前くらいからは、お酒を飲む量を減らして朝型の勉強スタイルに切り替えました。
休日は図書館を利用することが多かったです。
■2次試験の勉強方法
2次も受験校には行きませんでしたが、タキプロ勉強会を活用しました。
模擬試験も受けませんでした。
使用したテキストは、ふぞろい10年データブック、早稲田出版「速修2次テキスト」、クレアールテキスト、全知識
1次試験の時と同じように、すきま時間は動画講義や音声でのインプットを行っていました。
過去問は主に平成24年以降(7年分)を中心に取り組み、各事例2~3回ほど解きました。
初見問題対策として、「企業診断」に掲載の模擬事例をいくつかやりました。
80分で全問回答することが一番の課題であり、本番直前まで時間との戦いでした。唯一、事例Ⅳだけは時間的に余裕をもって回答できていました。
受験校に通わなかった分、タキプロの勉強会で他の受験生の答案レベルを知ることができたり、自分の回答に対する多くのフィードバックを得ることができたのが非常に力となりました。
自分の回答を他人に発表するうえで、「何を根拠にこの回答をしたのか」を説明できるようにすることや、得られた多くのフィードバックや他の受験生の優秀な回答(ベスト回答)を参考にして再度自分の回答を練り直すなど、予習・復習の質が向上したと思います。
■1次試験のエピソード
2018年6月から学習を開始したこともあって、それなりの勉強量(約1500時間)を積んでいたので自信をもって挑むことができました。昨年の「経営法務」のような、爆弾科目による足切りだけが心配でした。
結果、全科目合格点とはなりませんでしたが、合計平均で7割以上(実際は8割を目指していました)取ることができました。
1次試験終了直後に気が抜けてしまったからか、40度を超える熱とともに「手足口病」を発症してしまい、手が痛くてしばらくは参考書や筆記用具を手に取ることができませんでした。回復まで2週間以上かかりました。
■2次試験のエピソード
1次試験とは違って学習量と自信が比例しないので、最後まで雲をつかむように手ごたえがありませんでした。一発ストレート合格することに割とこだわっていたので、2次試験を自信を持って迎えられる状態がどういうものなのか模索していましたが、結局うまくいきませんでした。
本番では「とにかく時間内にマス目を埋める」ことに専念。緊張と時間に追われ、何度も消しゴムを使って「なんとか書けました」というレベル。手ごたえは全然ありませんでした。
2次試験終了後、その日のうちに近くのファミレスで再現解答を作成しました。回答骨子を作成できずに、時間に追われながら書きなぐった設問が多かったため、直後にもかかわらず再現性は低いものでした。
手ごたえとしては、事例Ⅰ:C、事例Ⅱ:C、事例Ⅲ:D、事例Ⅳ:A
こりゃ不合格だなと落ち込みました。再現解答作成後は予備校などの解答速報に目もくれず、それまで毎日欠かさず拝見していた受験生支援のブログからも遠ざかるようになりました。
しばらくは部屋の隅で体育座りをして過ごす日々が続きます。
■勝因
1次は学習量がものを言うと思います。時間がない方は、要点を押さえて6割取るための効率的な学習法が必要となります。
2次は正直わかりません。
4事例の中で唯一「事例Ⅳ」だけは学習の経験値がダイレクトに得点に反映されるので、事例Ⅳを得意とできたことがよかったのかもしれません。
■これから合格を目指す受験生へのメッセージ
受験校の通学費用もそうですが、1次試験の7科目と2次試験のテキストや過去問を揃えるだけでも結構コストはかかります。私もそうでしたが、会社からの支援が無く経済的に厳しい方は、BOOKOFFとかで入手するのでもいいと思います。特に過去問集に関しては数年前の古本でも全然問題ないです。
最新情報が必要となるのは、「経営法務」の法改正、「情報システム」だとIT関連のニュース、「中小企業経営・政策」では直近の白書と施策ガイドブック。ほとんどの情報はネットなどでコストをかけずに得ることができるはずです。
あと口述試験を終えて思ったのは、口述試験対策でやったことが事例企業の深い理解につながったので、これを2次筆記試験対策として行っていればよい復習になったのではないかと思います。
口述試験対策では、①与件文を繰り返し読み込んで(音読したのを録音して聞いたりしていました)事例企業の概要を頭に入れる。②SWOT分析や、事例企業の年表、組織構造図、生産工程のフローチャートなどを事例に合わせて(かんたんな手書きで)作成する。③各設問に対して考えられうるベストな解答を(字数制限なく)作成する。④設問以外の想定問題を作成し、その回答を作成する。⑤与件文に登場する1次知識を、内容を説明できるレベルに身につける。というようなことをやりました。
これを過去問などの各事例を解いた後の復習として行えば、次回以降の回答の質は上がるはずですし、試験委員が問いたい「テーマ」のようなものが見えてくると思います。
以上
チャーリーさんの合格体験記、いかがでしたでしょうか。
受験対策にコストはあまりかけず、工夫と努力の積み重ねで合格を勝ち取られたのが本当にすごいと感じました。また、最後の「口述試験対策でやったことが事例企業の深い理解につながった」という感想には同感です。出題者の意図を的確に汲み取ることが求められる2次試験では、その発想は重要だと思います。
これから受験される方は、チャーリーさんの体験記をぜひ参考にしていただければと思います!
チャーリーさん、ありがとうございました。
明日はMASAさんの合格体験記です。
タキプロ10期東京のやーまよりお届けします。
お楽しみに!
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