【特集】事例Ⅳで90点!Dukeさんインタビュー ~前編~
読者の皆さま、こんばんは。でこぽんです。
(ほぼ)毎週日曜に更新している夕刊号、今回の特集は【多年度受験生インタビュー】です。
先日、タキプロ12期 勉強会班のDukeさんへインタビューを行いました。
(インタビュアー:団長 / ギャラリー参加:みさ、でこぽん)
6年間合計の勉強時間はなんと15,000時間(!!)、
令和2年度の2次試験 事例Ⅳで90点という高得点を叩き出した猛者です。
今回はインタビュー前編として【1次試験・2次試験前半戦】をお送りします。
1次試験を間近に控えたこの時期、「何のために頑張ってたんだっけ…」とふと頭によぎってしまう方(去年の私)、
「合格のイメージを掴みたい!」という方など、息抜きも兼ねて読んでみてください。
■B/Sの見方も解らないところから勉強開始
―試験勉強を開始したのはいつ頃ですか
6年前の平成27年から勉強を開始しました。
海外駐在していた当時、経営への知見不足を痛感したことがきっかけです。
インドネシアやフィリピンの駐在が長かったんですが、現地のマネージャーはみんな勉強熱心なんですよ。終業後に大学院に通いMBAとか取得していました。
ところが、自分はB/SやP/Lの見方もわからず「こんなんで経営を任されて申し訳ないな、経営の定石を知れば失敗する確率は低くなるんとちゃうかな」と思って勉強を始めました。
また、実際の経営に活かすことで現地への貢献度を高めることはもちろんですが、マネージメント(私)が賢くなれば、部下も学べるインセンティブにつながる。彼らの能力向上や自己成長に貢献できるのではと思った部分もあります。
―最初は何から勉強を始めましたか
いきなり診断士の試験勉強を始めたのではなく、最初は簿記やビジネス法務などで基礎を固めました。海外駐在が長くてすっかり日本語を忘れていたので、日本語を覚えなおすところからのスタートでした(笑)。
―基礎を固めてから、いよいよ診断士の勉強開始。受験勉強のスタイルは
通信がメインです。最初はTBCで2年、その後AAS関西で1年、AAS名古屋で3年勉強しました。
AAS関西から名古屋に転校したのは、当時在籍してた関西校の受験生の合格率が、その年に限ってたまたま悪くてね。これは先生の教え方が悪いんちゃうかと思って、翌年から名古屋に移りました。
今思えば、不合格の原因を受験校など外部要因のせいにしていたことが、多年度生になった一因ですね(苦笑)。
■1年目の2次試験で「231点取れてしまった」ことが多年度生の始まりだった
―勉強時間は驚異の15,000時間!年平均すると2,500時間の計算ですが、どうやって勉強時間を確保していましたか
朝3:00起床で朝勉強を行いつつ、昼食時間、通勤時間も勉強にあてていました。平日夜や休日は図書館で勉強していました。
社内失業中で残業等なく時間は豊富でしたからね(苦笑)。ある意味崖っぷちだったので勉強をしないという選択肢はありませんでした。
―1次試験対策はどうされてましたか、そして1年目の結果はいかがでしたか
TBCの教材と、TACの問題集を活用していました。
苦手だった財務会計も、事前に簿記2級やビジネス会計2級を取得した効果もあって、初年度から80点超とることができました。
その甲斐あって、1次試験は1年目で一発合格することができました。
―いよいよ初めての2次試験。2次試験対策を始められたのはいつですか
1次試験終了後に取り組みを開始しました。
最初は何を書いて良いかもわからず、いつか書けるようになるんかな?と思っていました。
―具体的な勉強方法は
海外駐在歴が10年以上と長かったので、それこそ日本語を書く練習から始めました。
最初は受験願書の宛名を書くのもままならなくてね。こんな書き方じゃ、受験前に門前払いされるんちゃうかと思いましたよ(笑)。
そんな状況だったのでTBCの答練も全然提出できなくて、先生からアドバイスのあった模試の模範解答の写経だけしてました。
―1年目の2次試験の結果はいかがでしたか
231点であと9点足らず。事例Ⅱが69点のA判定だったものの、残りはいずれも50点台で不合格でした。
でもここで、「こりゃ来年は合格できるわ。あとの9点は、事例Ⅳで挽回すれば何とかなる」そう思ったのが大きな間違い(笑)。
2年目以降危機感を感じることもなく、勉強方法も特に変えずにズルズルと来てしまったことが、多年度生になった一番の要因ですね。
―わかります! 私も1年目は何もわからず、なんとなく勉強して総合B判定とれちゃって。
「あとは事例Ⅳで貯金すれば何とかなる」変に安心した結果、多年度地獄にはまりました(苦笑)。
―その後、2次試験を計6回受験されるわけですが、2次試験の勉強で工夫されたことはありますか
4年目までいわゆる「魚の眼」で事例を見つめることができず、事例Ⅰ~Ⅲの点数がなかなか60点に到達できない状態でした。
対策として、日経新聞を3年分斜め読みすることにしました。1か月分を1時間くらいのスピードで、見出しだけざっと読むんです。
すると、世の中の動きや将来のことを自然に考えられるようになる。結果、魚の眼で事例を眺められるようになり、事例の点数も60点を超えられるようになりました。
受験校の先生の指導で取り組んだのですが、特に成長戦略はこのやり方で得意になりましたね。時間があればおススメですよ。
■おわりに
いかがでしたでしょうか?
Dukeさん節が炸裂しつつ、まったりとした雰囲気で行ったこのインタビュー。
後編は、Dukeさんが多年度生から脱出できたきっかけや、事例Ⅳで90点の高得点を達成できた秘訣をレポートします。
来週お届け予定ですので是非ご期待ください。
次回はないちさんの登場です。
お楽しみに!
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