振り返りで分かること by のりぼー
こんにちは! のりぼーです。
何かと話題の多い2021年でございますが、勉強のペースは順調でしょうか。本年度受験される皆さんのビッグイベントはもちろん中小企業診断士試験です。周囲からペースを乱されることのないよう、淡々とそして熱く「IS-LM分析」、「NPV」、「PPM」、「GMROI」などの頻出論点をマスターしてくださいね(1次試験初日の時間割に沿ってキーワードを並べてみました)。
さて、本日のテーマは合格体験記です。
ここに至るまでにずいぶんと遠回りをしてきた私の体験から、「のりぼーでも受かるんだ」と思っていただければうれしいです。
そして、皆さんは必ず最短ルートで合格してくださいね。
■受験当初を振り返り
私が診断士を目指したきっかけは、当時、新米診断士だった大学時代の友人Tさんに口説かれたからです。
『診断士はええよ~。チャレンジしてみたらどう?オレも受かった。お前も絶対に受かるよ!』
うーん、根拠も説得力もありません。ですが、間もなくしてTACの講座を申し込んでいました。前職の経験から、診断士の試験概要や仕事内容にはある程度明るかったので、すぐ行動に移せたのかもしれません。
そして、いざ勉強を始めてみるも何となく合格を目指していただけ。どのようにしてゴールへたどり着くかを深く考えていませんでした。
きっかけはどうであれ、始めるからにはゴールまでのプロセスを明確にして試験に挑むべきでした。
受験生の皆さんなら幾度となく見聞きしている「PDCAサイクル」。
今更ですが、これとても大事ですよね。ないがしろにすると何もいいことありません。
PDCAサイクルをないがしろにすべからず!です。
■勉強方法を振り返り
1次試験:オーソドックスに過去問中心
1次試験の勉強方法はいたってオーソドックスなものでした。
使用した教材は、過去問題集とテキスト。
過去問題集の使い方として、巻末の出題領域表を参照してテーマ毎に直近5年分の問題を解きます。運営管理の場合、今日は「生産管理」、明日は「IE」のように。そして、頻出の重要問題にはテキストで周辺知識を確認しながらやや時間を割きます。
この方法の良かった点は、一つのテーマに没頭できるため知識が定着しやすいこと、テーマ毎の出題数を意識しやすくどこが頻出なのかを体で覚えられることでした(年度をまたいで過去問のページを行き来するのが少し億劫でした)。
本試験を想定する直前期には第1問から順番に解くことで本番モードに切り替えます。
テキストの使い方として、1週間以内を目安に各科目の目次を眺めて章ごとの論点を確認します。前回勉強したのが1カ月前のような放置される科目をなくすためです。
勉強を始めた頃に分厚いと感じていたテキストが、そのように感じなくなると思います。そうなれば占めたものです。
問題を解いて覚える。いたってシンプルな勉強方法です。
2次試験:試行錯誤の連続
2次試験は、最後までしっくりくる勉強方法を見つけることができませんでした。
使用した教材は、TAC2次テキストとふぞろい。
いろいろな勉強方法を試しました。何が正解なのかは未だに分かりません。
もしかすると、合格した年に行った新たな取り組みがプラスに作用したのかもしれません。
真新しい内容ではありませんが、その中から3つを紹介します。
・5度目の試験でそれなりの再現答案を初めて作成
→これは絶対にプラスですね。振り返らずに何が分かるのか!これまでしっかりと作らなかった自分自身に喝!作らなかったのは試験直後に自分の不出来と向き合いたくなかったから。そんな理由で自分自身の「ノウハウ」を失うのはもったいないことです。
といいつつ、これで最後と決めていた昨年(6度目)の再現答案は作っていません…。
・学習専用のスケジュール帳を活用
→主に進捗管理として活用。加えて、事例を解いた際の気づきや不足した知識を書き留めていました。例えば、「80分間のタイムスケジュール」や「キーワードが書けなかったのは単なる知識不足?それとも時間が足りずに書けなかった?」などです。
これまでの取り組みをさくっと振り返ることができる一冊になりました。
・自分好みの答案をふぞろいや受験ブログから見つけて真似る
→これ大好き!という答案に出会えたのは非常にプラスだと思います。自分のレベルではマネできない高尚?な答案は参考程度に留めておきました。「このレベルが書けないと合格できないのか」とも思わないようにしました。
自分自身のレベル感を知り、そのなかでベストな答案を作成する。そう考えれば気持ちが楽になります。
こうして振り返ってみると、やっぱりPDCAですね。
改めてですが、PDCAサイクルをないがしろにすべからず!です。
■試験当日を振り返り(ダイジェスト)
今年で最後と決めていた2020年。
どうせ今年もダメだろうなと思いつつ2次試験会場へ向かう。
始まる前からネガティブ全開。
座席は大会議室の一番後ろ。集中できそうな席だな。
出入口も近くてラッキー!
次第にネガティブ感情は消え去り、試験を楽しもうと思う。
なかば開き直りに近い感覚。
試験開始。
事例Ⅰ まずまずの仕上がりに納得。汚い字の箇所も修正できた。解答を見直した時に「これ、自分の答案?」と思えるほどいい感じ。こんな感情は初めて。明日は雨か?(68)
事例Ⅱ 手ごたえあり。だが、事例Ⅱほどその感触が当てにならない科目はない。幾度となく経験していること。気を引き締め直す(61)
事例Ⅲ マーカーを引いていたマストであろうキーワードを使っていないぞ。マジかっ!そして、第3問は上手く編集できずザンネンな解答に…。ちょっとヤバいな(65)
事例Ⅳ 経営分析はいい感じ。ROIは許してあげるとして、のれんって…。1次試験だけにしてくれよ(70)
※()内は得点開示
試験終了。
全く自信はありませんでしたが、帰宅途中、これまでにない清々しさを感じました。
結果として、事例Ⅱが自分の思っていた手ごたえに近かったと思います。
合格者がよく口にする「開眼」を体験できなかったのが心残りです 。
■おわりに
いかがでしたでしょうか?
自分自身の立ち位置を確認するには振り返りが必要ですね。
立ち位置を把握できれば、自ずと次の一手が見えてくると思います。
ところで、試験に合格したら真っ先にどなたに伝えたいですか?
その方のことを思えば、苦しいことがあっても乗り越えることができると思います。
私の場合、この試験を目指すきっかけを作ってくれたTさんでした。
「おめでとう!」の後に言ってくれた言葉が「粘り勝ちやね」でした。まあ確かにその通りですけど…笑。
合格するという強い気持ちを持って、
振り返りで己を知り、足りない知識・ノウハウを備えて、
試験に耐えうる体力をつけましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回はむーむさんの登場です。
お楽しみに!
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