多年度受験生の方へ 大丈夫です!私のほうが長いです!!byヤマフリ
読者のみなさん、はじめまして。
タキプロ13期のヤマフリと申します。
中小企業診断士資格取得に向けて日々努力されているみなさま。
心から尊敬の念を抱くとともに全力で応援しております。
なぜなら私自身みなさんと同じ気持ちで11年過ごしてきたので、努力やご苦労痛いほどよくわかります。
頑張るみなさんの活力になるようなブログになれたら幸いです!
■はじめに
まずは自己紹介です。
年代:50代前半
性別:男性
職種:公共団体職員
受験歴:1次10回、2次6回
勉強時間(合格年):1次30時間、2次600時間
勉強方法(合格年):1次独学、2次勉強会参加
※ 以降今回のブログでは試験テクニックは書かれていません。合格までのいきさつと少々熱めの想いだけです。ご了承ください。
■きっかけ
私の住む街は海や山などの自然に囲まれた観光業を主産業とする地方都市です。
宿泊に始まりサービス・小売りに至るまで、主に首都圏からの観光客に支えられている街です。
古き良き時代には大型バスが連なって訪れ、商店街を団体客が練り歩き、飲食や土産の購入で大量消費してくれる、そんな街でした。
ところが時は平成になり生活様式や価値観が変化し、黙っていても観光客が殺到する時代が終わってしまったのです。
個人店主や中小企業事業主の方が口をそろえておっしゃるのが、「景気が回復すれば、売上が戻るのに」「市が観光誘致策を打ってくれない」といった言葉です。
私はその言葉に違和感を抱いていました。景気や行政の無策は無関係ではないかもしれないけれど真因ではないんじゃないか。
困っている事業主に良いアドバイスできないか。個店や企業を支えることが街の活性化になるんじゃないか。
そんな風に考えたことが中小企業診断士を目指すきっかけとなりました。
■学習スタート(1~3年目)
独学で始めようと1次試験科目のテキストを数冊買いそろえましたが、1冊読みこむのにあまりにも時間がかかったことを受け、資格受験校に通うことにしました。特に戦略的なことは考えず、とにかく予習して講義に出るというスタイルで学習を続け1年目の1次試験は1科目の科目合格。
2年目も同じく資格受験校に通い、1次試験結果は追加で4科目の科目合格、3年目に残りの2科目に合格し、学習を始めて3年目にしてようやく2次試験に駒を進めることができました。
最初の2次試験まで受験校のカリキュラムをこなしていただけの私でしたが、タキプロや一発合格道場のように受験生支援団体の存在を知り、ブログで情報収集したりタキプロ勉強会に参加したりするようになりました。それまで受験校で得た一方通行で与えられる情報以外に、ほかの受験生の取り組みなど双方向で情報交換できたことは大きな収穫でした。とはいえ、1次試験後本格的に取り組み始めた数か月の学習では2次試験の何たるかを理解することもなく、あえなく玉砕という結果でした。(1回目:BBCB 212点)
1回目の2次試験受験後、当時のタキプロメンバーからその方が所属していた勉強会を勧めていただき加入することにしました。毎週土曜日に区民館に集まり、1次試験受験から合格を目指す「ストレート組」と2次試験勉強に特化した「2次組」に分かれて学習するその勉強会は、年齢や受験歴、性別などの区別が一切なく、ただ中小企業診断士合格に向けて切磋琢磨するという雰囲気がとても心地よく感じました。
■受験歴(4~6年目)
4年目は1次試験を保険で受験し1科目合格、2次試験は勉強会で1回目よりも理解が進んだとの自負はあったものの不合格でした。(2回目:BCBB 207点)
5年目は引き続き勉強会でストレート組に参加しました。過去問をその場で解きながら周辺知識を共有する。わからない人に対してはテキスト解説に頼らず自分の言葉で説明するというスタイルは1次試験において非常に有意な効果をもたらしています。ストレート組メンバーの1次試験合格率は高く、私も残り6科目で合格しました。2次試験については、不合格でした。(3回目:DCBA 195点)
勉強会はモチベーションの維持、勉強仲間からのアドバイス等、メリットも多いのですが、何年も所属し続けると居心地が悪くなる(予備校や勉強会で「先輩」ってちょっと恥ずかしいですよね…)というデメリットもあります。
自分なりに勉強方法は確立できたとして(今にして思えばそれは勘違いでした)6年目は独学すると決心し、保険で1次試験を受験することもやめて2次試験の勉強に専念しました。しかし、そもそも計画的に物事を進めることが苦手で、自分を律することができない私にとって独学は間違った選択でした。今にして思えば週に1回とはいえ2時間ほどかけて東京まで通う生活に疲れていただけかもしれません。
2次試験は無残な結果に終わりました。(4回目:CCBB 211点)
■受験歴(7~9年目)
7年目から9年目は勉強会には参加せず独学で1次試験合格を目指しました。しかし資格受験校や勉強会にペースメイクされないとなまけ癖が出ることに加え、「1次試験は2度合格しているから、さらっと流せば合格レベルに上げられるだろう。」といった勘違いもあり散々な結果でした。
7年目は2科目合格、8年目は2科目合格、9年目は科目合格なし。
このころ、自分には中小企業診断士取得は難しかったのかとモチベーションが下がり、そろそろ潮時で諦めようかと真剣に考えていました。
■受験歴(10~11年目)
しかし、ここで諦めてしまったら資格受験校や勉強会でアドバイスをくれた勉強仲間、一緒に私の住む街を盛り上げようと言ってくれた先輩診断士、受かると信じて支えてくれた家族、最近では気を使って「試験どうだった?」と尋ねなくなった友人たち 、そういった気持ちが埋没コストになってしまう。それがつらく感じたので、もう一度初心に戻って学校で学びなおそうと資格受験校で1次試験合格コースに通いなおしました。その結果10年目の1次試験は合格。1次試験後コロナ禍でオンライン形式になった勉強会に出戻りました。2次試験は仲間と切磋琢磨し、自分では良い状態に仕上がったと実感したものの不合格でした。(5回目:BCBB 211点)
11年目、勉強会の2次組で1月から毎週仲間たちと議論を交わしました。7月に入り2次試験の勉強と並行し、知識のおさらいを目的に企業経営理論と運営管理、財務会計の2次試験で使うカテゴリーだけを勉強し、1次試験を保険受験しました。この年の勉強時間は1次試験30時間、2次試験600時間と多くの時間を2次試験対策に費やし、直前期には1日2事例+翌日ふぞろいで復習+事例Ⅳ対策の全知識&全ノウハウを毎日こなしました。解答プロセスを確立し、80分のタイムスケジュールをパターン化しました。その結果、1次試験、2次試験ともに合格することができました!!(6回目:AAAA 254点)
■おわりに
最後まで読んでいただいた多年度受験生のみなさん。どうです?私のほうが長いでしょう?
合格までずいぶん長い時間を費やしました。
それだけに勉強会の場で多くの仲間の解答を見てきましたし、累計すると何百時間も議論を交わしてきました。
そこで分かったことは、多くの方が勉強会に向けて仕上げた解答を本試験で書ければ合格レベルだ、ということです。
合格レベルの答案が書けることに自分で気づいていないだけです。
本試験で書けていないのはプロセスが確立されていないだけです。
事例の構造を理解し、パターン化したプロセスで解答を導けばいいんです。
読者のみなさんもきっとそうです!
自分の理解を俯瞰で整理できていないだけです!!
「そんなことないよ」「嘘だよ」と思う方はぜひ解答を見せてください。
私はブログに加え、勉強会も担当していますので、タキプロ勉強会でお待ちしています!
次回はみやっちさんの登場です。
お楽しみに!
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