2次試験4度目の挑戦で変えたこと byたきたん(TKPエイジレス)

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■はじめに

 ブログ班TKPエイジレスのたきたんです。4度目の2次試験でようやく合格できました。今回は4度目の挑戦で何を変えて試験に臨んだのかについて、多年度50代受験生の切り口でお話ししたいと思います。

■過去の戦績

 私の2次試験への挑戦は令和元年から始まりました。しかし、4科目合計点は (令和元年)203点→(令和2年)204点→(令和3年)210点と、合格点に遥かに届かないばかりか、ほどんと点数が伸びません。それどころか令和3年は事例Ⅰが38点とついに足切りにあってしまいました・・・。

■3度の2次試験不合格でようやく気付いたこと

 世に出ているノウハウ本に載っている解答プロセスを極めるべく(設問解釈→解答骨子下書き(キーワード想定)→与件精読→解答骨子完成→解答記入)過去問や模擬試験でトレーニングを積みました。しかしどうしても80分のカベをクリアすることが出来ませんでした。 
 令和3年の事例Ⅰは与件が全く頭に入らなかったのですが、試験開始から45分が過ぎたので、「次のプロセスである解答作成に移らねば…」ということで与件理解を諦め解答作成を進めたのですが、結果は足切りの38点・・・。 
 年齢も50歳を超え、CPU速度と短期記憶力が低下するなかで、80分の試験時間内に王道の解答プロセスで合格答案を書くことは自分には永遠に無理だと悟りました(もっと早く気付け!)。

■4度目の受験に向け変えたこと

 このままでは永遠に合格できないと(ようやく)悟り、今までトレーニングを積んできた解答プロセスを白紙にしました。80分という試験時間内に与件をキチンと把握してから解答を書く。そのために今まで王道のプロセスを極めるために訓練してきた工程を削っていきました。
 そしてたどり着いた解答プロセスは ①与件を精読する ②解答を書く の2工程でした。設問解釈も解答骨子作成も削りました。筆記用具もシャープペン1本にしました。 
この解答プロセスはどのノウハウ本にも無い方法でしたので、これでよいのだろうかと非常に不安でしたが、今までのやり方では合格できないと確信していたので、腹をくくって新たな解答プロセスで過去問や模擬試験でトレーニングを積みました。
 結果的に、令和4年の2次試験では、昨年のような“与件が何言っているのか分からない”状況には陥らず試験を進めることが出来ました。合計得点は246点(57/60/56/73)で高得点ではありませんでしたが、与件をキチンと把握してから解答作成したので大事故を避け、4度目の挑戦で合格することが出来ました。

■まとめ

 “設問解釈と解答骨子作成は省略、ペン1本のみ” と書きましたが、細かいことを言うと、ほんの数分ですが先ず設問を読みましたし、マーカーも少し使いました。また与件解釈は問題冊子の一番外側をきれいに外してB4サイズの白紙にしてそれを活用する等の工夫をしましたので、ほんとうにバッサリと以前のプロセスを削ったわけではありません。
 ただお伝えしたいのは、経験と知識が豊富な多年度生は特に与件を大事にした解答を作る解答プロセスが大事ではないか ということです。 私の場合、それを、解答プロセスの数を極限まで削り与件をキチンと把握する時間を捻出することで対応しました。

■おわりに

 勉強方法や解答プロセスは人それぞれ異なると思います。しかし合格のために目指すことは与件の寄り添った解答作成だと思います。どんなに優れた理論が書けても事例企業に寄り添った解答答案でなければ合格は出来ません
 本試験まであと8週間を切りました。この方法でよいのだろうかと迷う時期でもありますが、自分を信じて、与件文を大切にした解答作成を心がけて、最後まで走りぬいて下さい。


次回はかものしかさんの登場です。
お楽しみに!

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