合格体験記~軸を意識して戦略策定 byアライ

合格体験記

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期のアライです。

過去記事はこちら↓
事例Ⅳはコツコツ毎日+記録で突破 by アライ

合格体験記の執筆ということで、自分が合格するまでに立てた戦略や戦術などと、
その意味などを記載していこうと思います。(結構後付けの部分もありますが…。)

本記事は以下の流れに沿って記載していきます。



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⓪はじめに~1年目の挑戦と反省~

地域の中小企業のコンサルなどもやる会社に
転職したことがきっかけで、中小企業診断士取得を目指し、
勉強した期間は、約2年(2019年12月~2021年1月 口述対策含め)で、
1次試験2回、2次試験1回で合格できました。

1年目はとりあえず、TACのスピードテキストとスピード問題集を7科目揃え、
9か月間、テキストを読んで問題集をやっていましたが、
正直、何の計画も立てていませんでした。
とりあえずテキストの番号順にだらだら勉強を進め、
1年目の試験日を迎える日は、企業経営理論と財務・会計、運営管理の3科目しか
テキストの読み込みと問題演習ができていない状態でした。
1年目は全7科目受けましたが、当然無勉強の4科目(経済学、法務、情報、政策)は不合格、
上記の3科目(企業経営理論、財務・会計、運営管理)はなんとか合格となりました。
しかも財務・会計は60点ギリギリ…

これはいかんということで、2年目はちゃんと作戦を立てて、
ゴールまでの道のりを逆算しよう、と決意し、戦略・戦術・戦法を考えました。


用語については、自分なりの解釈も入ってますが、下記の解釈で読んでいただければと思います。
基本的に、下にいくにつれて具体化していくイメージです。
・戦略…ゴール(合格)に辿り着くまでの大きな作戦
・戦術…戦略を基にした中くらいの作戦
・戦法…戦術を具体的な方法論に落とし込んだもの
・兵站…自分が持ちうるリソース 資金や時間、やる気など

①自分の勉強戦略。

私の勉強戦略を決める基本方針は以下の通りでした。
・妻と2人+猫の生活ですが、共働きのため家事はぬかりなくやる。
・お酒が好きなので、晩酌は削りたくない。
・なるべくお金をかけない。
・あまり時間をかけたくないので、なんとか2回で合格する。

上の基本方針から、下記の勉強戦略が確立されました。
「晩酌を削らず、夕飯後と隙間時間に低コストで勉強して、2年以内に合格する!」
…ほんとにできんのか?

②必要な手段(戦術)を整える。

立てた戦略を基に策定した戦術は以下の通りです。
・経費削減と晩酌しながら勉強するため、当然独学。
・経費削減のため、模試は受けない。(※1)
・平日は移動時間、昼休み、夕食後に勉強をする。(家事は分担)
・休日はファミレスなどで集中して勉強する。
(しかし、妻への配慮は忘れず、外出しての勉強は月2回程度にする。)
・基本的に移動時間や土日などでテキストを読み、平日夜は過去問や問題演習。
・とりあえず1次試験終了までは1次試験に集中。2次試験は短期決戦!

この戦術をどのように運用するかは、考えてからでなく走りながら戦法に落とし込み、
微修正を繰り返しました。


(※1)模試については他の理由もあり、判断しました。
1次試験は過去問があるため不要、2次試験は公式の採点基準が不明のため、
予備校の模試の合格判定に意味はないと判断しました。
もちろん、会場の雰囲気や、予備校の作った問題が解ける点などでメリットはあると思います。
そのメリットと時間、金銭的な支出などのデメリットを天秤にかけて、
そこに兵站を割くべきではない、と個人的に不要と結論付けました。

③戦術をどのように運用するか、戦法まで落とし込み、
リソース(兵站)を配分する。

上記の戦術を運用するにあたり、下記の戦法を運用しました。
1次試験
・テキストはサラッと1回読む。その後は問題演習でつまずいたら確認程度。
・4科目の過去問は5年分を3回繰り返す。(科目合格した3科目は2年目は免除申請。)
・独学でしかも晩酌しながらなので、ポモドーロテクニック(※2)を駆使して集中する。
・集中するためクラシックを聴きながら勉強する。(リストの愛の夢をよく聴いていました。)
(※2)ポモドーロテクニックとは、タイマーを設定して、25分集中、5分休憩を繰り返す集中方法です。
詳しくはウィキペディアを参照ください。晩酌は25分間の間もします。問題を解きながら飲みます。
休憩中はyoutubeなどを視聴したりTwitterでタイムラインを読んだりしてました。

2次試験(前回記事にも多少書きましたが、こちらにも記載します。)
・短期決戦のため、毎日の具体的な計画を作成する。
・短期間の効率を上げるため、普段より1時間早く起きて事例Ⅳの演習をする。
・1人だと怠けるので、無言勉強会に参加する。(過去記事参照)
・PDCAを短いサイクルで回す。ダメだと判断したら即修正。
・基本的に国語の試験と判断したので、事例Ⅳに半分くらいの兵站を割く。
・平日は事例Ⅳ、休日は事例Ⅰ~Ⅳまでの過去問を通しで行うことをベースに据える。
・集中するためクラシックを聴きながら勉強する。(上述と同様)

④結果

上記の戦略・戦術・戦法を策定し、リソースを配分した結果、
無事に丸2年で合格することができました。

経営にも同様に言えることですが、まず初めに計画を立て、
それに合わせて戦略・戦術・戦法を練り、
リソースを分配してPDCAを回すことの大事さを
身をもって実感しました。

前回の記事でも書きましたが、2次試験直前に
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドを妻が買い、見事に自分もハマってしまい、
立てた計画がかなり崩れてしまったアクシデントがありました。
計画の実行には鋼の意思と何らかのインセンティブが必要と痛感しました…。

ちなみに、1次試験で使用した過去問などは、メルカリで11,500円で売れました。
そこから手数料と送料引かれるので、手元に残るのは8,500円くらいですが…。
(スピードテキストはたまに読み返すので手元に置いてます。)
宣伝はしませんが、2次試験のテキストも出品中です!笑
ここも基本戦略に則り、きちんと投資回収しております。
合格したら、不要なテキストは売れるうちに即売却し、
次の自己投資に活かしましょう。

次回はおだっちさんの登場です。
お楽しみに!

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