保育園が休園して勉強時間が思うように取れない人向けの合格体験記 by おぐ

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期のおぐと申します。

コロナの波は山谷繰り返していますが、育児されている皆様の中にはこのコロナの波とともに来る保育園の休園連絡におびえながら、日々の仕事をスケジューリングされている方もいらっしゃるかと思います。

さて、今回「合格体験記」として、休園の中、育児しながら仕事もして勉強時間を確保する際の工夫などをお伝えしたいと思います。

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■はじめに

まずは簡単に自己紹介をさせていただきます。

 年代/性別:30代前半/男性
 職種:重工メーカー/新規事業開発・海外営業
 受験歴:1次3回、2次1回
 勉強時間(通算):1次100時間、2次60時間
 勉強形態:1次独学・スタディング(合格年のみ)、2次独学
 保有資格:日商簿記2級、貿易実務検定準A級、初級システムアドミニストレータなど
 得意科目:1次/企業経営理論 2次/事例Ⅱ
 苦手科目:1次/中小企業政策 2次/事例Ⅳ
 得点開示:1次(財務・会計72点、運営管理78点、経営法務80点、中小企業経営・中小企業政策66点*残り科目開示未請求)
      2次/事例Ⅰ72、事例Ⅱ81、事例Ⅲ63、事例Ⅳ62 合計278

■受験のきっかけ

私の受験のきっかけは、企業経営・新規事業創生に関心があり、自身で新規事業企画する上で必要な知識を体系的に習得したいという思いからでした。
元々海外MBAを取得したい思いもありましたが、20代中盤~30代前半まで欧州に駐在しており希望校への留学は難しく、帰国後は家庭を考えると中々留学に踏み切れないという中途半端な状態で燻っておりました。

そんな中、体系的に知識習得ができそうな中小企業診断士を知り、取得に向けて動き出すことにしました!

■1次試験

 2019年は、経済産業省・JETROが主催するグローバルイノベーター育成プログラム「始動」を受講していました。プログラムと受験日程がほぼ丸被りし、初日の1番目経済学・経済政策しか受けられないことが判明。経済学は元々大学で履修していたこともあって、事前勉強することはなく科目合格で終えました。

 2020年は、今度は妻の出産と被り、またもや部分受験となりました。企業経営理論は会社で経営学の勉強会を隔週で実施していたこともあり、経営情報システムは初級システムアドミニストレータを大学生時代に取得していたその貯金で科目合格しました。

  2021年は、残る財務・会計、運営管理、経営法務、中小企業経営・政策を本腰入れて勉強するべく5月末にスタディング(1次試験用)を申し込みました。スタディングに決めた理由は、①いつでも視聴可能なこと②比較的安価なこと③伴走者が欲しかったことの3点でした。

独学者で共働き子育ての方もこのブログ読まれている方いらっしゃると思いますが、感染拡大の波に合わせて保育園休園頻発するの本当にしんどいですよね。

急に来た連絡と共に、予定のリスケや代理依頼を行い、昼間は子供を公園に連れて、夜中に昼間の仕事を処理する。

そんな生活が続いていると中小企業診断士の勉強は何をどこまでやったかよくわからなくなってくる現象になってしまいました。


そんな中勉強時間・項目が見える化できるスタディングを伴走相手にして進めるのが、自分としては有効だったように思えます。
スタディングを倍速再生しながら、テキストの記載と一発合格まとめシートの記載を両方確認し、双方覚えるように心がけました
隙間時間はYouTubeでダンシ君のサブノートを聞き流しながら、TAC出版の中小企業診断士問題集をスマホで解いて細かな知識の積み上げを行いました。


結果、無事残っていた4科目も合格することができました。

■2次試験

 一次試験の解答速報を元に自己採点して、合格を確信すると2次試験の準備を始めました(8月22日)。

諸先輩のアドバイスを元に下記本を購入してみました。
・ふぞろいな合格答案10年データブック/同友館
・2021年ふぞろいな合格答案14/同友館
・2018年改訂版 30日完成!事例IV合格点突破 計算問題集/同友館
・事例IV(財務・会計)の全知識&全ノウハウ/同友館

 皆さん書いていますが、大事なことは、兎にも角にも過去問を早期に解くことではないかなと思います。

初めて過去問を解いて、ふぞろいの解答案と比較した時に自分の視野の狭さに絶望しました。

元々大手予備校の解答と比較してもどうせ試験時間では作れないので気にしないで良いと聞いていたとはいえ、ふぞろいの解答にはある程度近い解答をできていると思って解いてみたので、その自信は粉々になりました。

あとでふぞろいを読むと、どの解答も自分が気づけなかった重要な課題・施策を見逃しており
「あ、これは基礎が欠けていてダメなパターンか?」と思い強い焦りを覚えました。

そんな中仕事も実証実験で2週間程度の深夜作業を伴う出張があったり、その出張で不在の反動で妻の予定を優先する土日が多くなったり、保育園の休園が頻発したりしており、思うように勉強時間が取れませんでした。勉強会もいつ予定入るかわからない状態だったので参加できず…

野網美帆子さんの「まとめシート」流!ゼロから始める2次対策を読んで、YouTubeのまとめシート流!絶対合格チャンネルも見て、問題を解くときに意識すべき点を把握し、マーカー塗りによる解答要素見落とし防止と因果関係/時系列の整理・フレームワークでの漏れ確認を行うようになりました。
そうすると徐々に解答もふぞろいの模範解答例に近くなってきました。

最初は、記述試験を意識して、KYOKUTOの記述試験対策ノートを使って解答案を書いていましたが、如何せん時間がないことを鑑み、全てPCに解答を書くように切り替えていきました。

隙間時間では、ひたすら歴代の諸先輩のファイナルペイパーをネットで物色しまくり、自分にかけている視点はないかチェックするようにしていました。また特に自分が忘れがちな視点だけ、自身のファイナルペーパーに追記しておきました。

合計で60時間程度しか勉強時間は取れず、勉強会無・模試無・予備校無でしたが、それでも無事合格することができました。

■おわりに

最短で合格するためのコツは、軸となる勉強方法と隙間時間の勉強方法の2つを確立することかと私は思います。
今の時期から時短に拘る必要はないとは思いますが、直前期に思うように時間が取れないことがあればこのブログを思い出して頂ければ幸いです


次回はメッシさんの登場です。
お楽しみに!

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