ファイナルペーパーを準備しながら勉強を!byちよ
読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期のちよと申します。
過去記事はこちら↓
簿記3級に落ちても財務・会計は突破できた byちよ
皆さんは「ファイナルペーパー」という言葉をご存知でしょうか?
「ファイナルペーパー」は中小企業診断士試験特有のワードだそうです!
自分の弱点や試験対策のポイントを簡潔にまとめたメモのことを「ファイナルペーパー」といいます。
私は中小企業診断士の資格試験を受けるまでこのワードの存在は知りませんでした。
しかし、これまでの他の資格試験の受験時から自然とファイナルペーパーを作りつつ試験勉強をしてきて、中小企業診断士試験においてもこのファイナルペーパーを作成しました。
今回は私なりのファイナルペーパーの作り方や、メリットについてお伝えしたいと思います!
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目次
■ファイナルペーパーは作ったほうがいい?
これまで私は、仕事の都合上、中小企業診断士以外に
・宅地建物取引士
・一種証券外務員
・1級ファイナンシャル・プランニング技能士 など…
比較的多くの資格試験を受験してきました。
その中で気づいたことは、ファイナルペーパーは作ったほうがいい!!ということです。
そうは言いつつも、私は上記2つ(宅建、一種証券外務員)は意識的にはファイナルペーパーを作っていません。
書き込みをしまくったテキストや問題集を受験会場に持ち込んだという形です。
しかし、受験慣れした1級FP技能士試験ではファイナルペーパーを意識した勉強をし、繰り返し間違える問題や、キーワードをWordにまとめたファイナルペーパーをPCで作成していました。
そして、特に中小企業診断士は科目が非常に多く、試験範囲も幅広いのが特徴です。
そのため試験当日にテキストや問題集を全て持って行くことはとても難しいと思います。
だからこそ、自分だけの全科目オリジナルテキスト(ファイナルペーパー)を作って、試験会場に持っていくことをおすすめします!
■なぜファイナルペーパーは必要なのか?
私は2つの理由でファイナルペーパー作成の必要性を感じました。
①自分が苦手な問題は限られてくる
②試験直前に見た問題が、意外と試験当日出題される
①自分が苦手な問題は限られてくる
勉強中の皆さんは、これまで何度も問題を解きながら、「この問題は完璧なんだけど、この問題は何度も間違える…」「経営法務のこの分野がちっとも頭に入らない…」といった事はありませんか?
勉強が進んでくると、比較的得意な問題、苦手な問題が分かれてくると思います。
時間がいくらでもあればじっくりと覚えられますが、中小企業診断士は他にも覚えなければいけない範囲が膨大です…。
100%完璧にすることは難しいならば、苦手な問題は直前に頭に叩き込む!戦法で、意識的にファイナルペーパーを作成です。
ほかにも、テキストには載っていないけれど、問題集や模擬試験の解説に載っていて、重要そうに思える!といったワードなども。
こういった「自分の苦手なところ」「テキストには載っていないけど自分の勘で重要そうなワード」などを問題集を解きながら並行してコツコツまとめます。
こうしておくと試験直前だけでなく、勉強期間中の電車移動中など、隙間時間に少し勉強したいときに簡単に苦手分野を見返せることもポイントです!
②試験直前に見た問題が、意外と試験当日出題される
これは本当にあるあるだと思っています!
私はいつも試験の直前まで、必死にテキストやファイナルペーパーを鞄にしまわずに見ているタイプの人間です(笑)
そして、本当に本当に…直前に見た問題(しかも、うろ覚えだったもの)がよく出ると感じています。
1次試験当日は、企業経営理論で「SIPS」といううろ覚えワードを休み時間に見直して、見事正解できたという奇跡もありました。
もちろん十分な勉強をして事前準備することが大切ですが…「最後の最後まで諦めてはいけない」と身に染みて感じます。
■ファイナルペーパーの作り方~1次試験ver.~
とはいいつつ、中小企業診断士の1次試験は、テキストをファイナルペーパーにしました(笑)
受験生の皆さんの中にもお使いの方も多いと思いますが、独学の私は「一発合格まとめシート」をテキストとして使っていました。
https://www.matome-sheet.com/
こちらは本当に分かりやすく内容がまとまっており、しかも、全7科目がたったの2冊です。試験会場に持っていきやすい!
そのため、このテキストをファイナルペーパー化すべく、自分の苦手なところはメモを書き加えたり、載っていないキーワードを書き込みしました。
試験当日の電車の中、このテキストを必死に見返していたら同じ車両にこのテキストを見ている受験生がいたため、急に試験を受ける実感が湧いてとても緊張し始めたことを思い出します…。
■ファイナルペーパーの作り方~2次試験ver.~
2次試験では、まさにオリジナルのファイナルペーパーを作成しました。
「2次試験でもファイナルペーパーを作成する必要はあるの?」という疑問はあるかもしれません。
私の場合、ファイナルペーパーはお守り代わりでもあります。
試験会場に行くと、周りの皆が頭が良さそうで、自分よりも勉強していそうで、弱気な気持ちになってしまうんです…。
でも、自分がコツコツとまとめたオリジナルのファイナルペーパーを見返して「これだけ勉強したんだから、大丈夫^^」という安心感が得られる効果がありました。
2次試験では、「ふぞろいな合格答案」を使っていました。この中で合格答案の共通点や、自分なりに気づいたこと、ほかにもYouTubeで見た情報などをWordにまとめました。
全科目で50ページほどになりましたが、これを作る事で合格答案の傾向性が分かったり、自分の中で思考の整理が出来たりとメリットだらけでした。
作成途中は印刷せず、WordからPDFにしてスマホで見られるようにし、電車移動中などに学習していました。
そして、試験直前にはWordでまとめあげたものを印刷し、試験当日も開始ギリギリまで見ていました。
2次試験は正解が発表されず掴みどころのない試験とも言われますが、合格答案をまとめると多くの共通点やルールがあることに気づく事が出来ました。
最初は面倒でも、作り出すと合格者の傾向性が分かり「自分でも合格できそう!」と楽しくなってきたのでした。
事例Ⅳは大の苦手で、多くは自分を鼓舞する言葉がファイナルペーパーの内容でした(笑)
■ファイナルペーパーを作りだすタイミング
では、いつからファイナルペーパーを作り出すのがいいのでしょうか?
正解は分かりませんが、私の体験でお伝えすると…
1次試験…①問題集を2回程解いて、繰り返し間違える苦手な問題が分かり始めた時。②テキストに載っていないけれど重要そうなワードに出会ったとき、にそれぞれ書き込みをする。
2次試験…ひと通り事例Ⅰ~Ⅳの過去問題を解いて2次試験の内容が分かったのち、いざ勉強開始!という時からすぐにスタート。
復習も兼ねて、合格答案の傾向をまとめる。
つまり、ある程度理解が進んできた試験勉強の中頃から作り始めることがいいのではないかと思います。※最初はほぼ全ての問題が分からないので、ファイナルペーパーを作るにも量が膨大になってしまいますもんね…
■おわりに
ファイナルペーパーを作ることを意識する勉強方法は、まさに合格を意識しながら勉強することに感じます。
最後の最後まで諦めない!細切れの時間も使い倒す!
という執念が中小企業診断士試験には必要と感じます。
ちょっぴり大変かもしれませんが、私はこの方法で一発合格することが出来ました。
一発合格を目指す方は、このファイナルペーパーの作成を実践してみて頂けたら幸いです。
次回はににさんの登場です。
お楽しみに!
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