合格体験記~他資格とのシナジーを意識した勉強 byおさかな

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期のおさかなです。

今回は合格体験記ということで、自分が合格するまでに意識していたこと、戦略などをお話していこうと思います。

スコアは 事例Ⅰ77点 事例Ⅱ56点 事例Ⅲ61点 事例Ⅳ79点 の合計273点と並程度ですが、他資格での勉強を活かすことで、診断士2次試験オンリーの勉強に割いた時間は200時間行かないくらいで、そこそこ効率的に勉強できた方だと思いますので、参考までに情報提供させてください。

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■はじめに~他資格を平行してモチベーションの維持シナジー効果を!

まず皆さんにおすすめしたいのが、分野の被っている他資格を平行して受験することです。
負荷が増えたり効率が悪くなるのではないかと心配されるかもしれませんがそんなことはなく、そもそも社会人資格勉強の最大の敵はモチベーションの低下や中だるみであり、一定期間毎に試験があることで、モチベーションを維持できるメリットの方が大きいと思います。
また、途中に取った資格も将来的に役に立つ可能性があり、なんなら私が中小企業診断士受験を目指したきっかけは証券アナリストのついでに取りやすそうだったからですが(勉強を始めた当初はあまり役に立たない資格だと思っていた。)、結局独立した現在は証券アナリストは全く活用していませんが中小企業診断士資格は大いに活用できています。人生何が起こるかわからないので、ついでに取れる資格は取っておいたほうが良いです。
ここからは【範囲が被っていて診断士の道中にも取りやすい資格】と【診断士と一緒に持っているとシナジーのありそうな資格】をそれぞれ紹介していきます。

■範囲が被っていて道中に取りやすい資格

まず鉄板として商工会議所のビジネス会計・ビジネス法務・ビジネスマーケティング等は診断士試験と範囲が丸かぶりと言っていいほど被っており、模試のような感覚で受験できると思います。1級でなければ難易度もお手軽で、2級まで取得して診断士取得後1級を目指す。という手法もありだと思います。 余談ですが診断士と商工会議所は関係が深く、商工会議所が知っておいてほしい知識がわかるという意味で、世間的な評価はおいておいてとりあえず勉強して損はない資格なのではないかと思います。
他にも鉄板として簿記が挙げられ、2次試験の事例Ⅳ攻略に役に立つと言われています。
しかし個人的には、事例Ⅳ攻略には証券アナリストをお勧めしたいです。
理由としては診断士の2次試験で細かい費目や仕分けを聞いてくることは少なく、むしろNPVやDCF、オプションや先物、為替等の分野の方が、事例Ⅳで他の受験生との差をつけるために有用であると考えるからです。
ただしアナリストは独立を考えた場合ほとんど役に立たない上に受験料が非常に高額ですので、自身の将来設計をよく考えて簿記とどちらにするか選択するのが良いと思います。
他にも1次試験対策に基本情報技術者・2次試験の論述に慣れるためにITストラテジスト等の情報系資格も平行して取得する方が多く、おススメです。

■診断士と一緒に持っているとシナジーの高い資格

独立診断士で並行して取る方の多い資格としては、行政書士・社労士・税理士・FP等が挙げられます。
行政書士は開業支援・社労士は労務関連の支援・税理士は税務のアドバイスに加えてそもそも集客の手段・FPは事業承継でそれぞれ活用されています。
もちろん弁護士が最強なのでしょうが、いかんせん難易度がアレなので弁護士→中小企業診断士の順で取られる方はいても逆はほぼいない、といった実情でしょう。
どれも診断士試験との範囲の関連は薄い為、詳細は割愛させて頂きます。

■おわりに

診断士試験一本で勉強していると、合格後燃え尽きて診断士がゴールになってしまいがちです。
診断士を取ってからが本当のスタートですので、生涯学習のため、資格同士のシナジーを考え、合格後も見据えたプランニング、モチベーション維持のために多資格平行学習をぜひ試してみてください!


次回はひがしさんの登場です。
お楽しみに!

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