【2次対策 短期集中連載(第1回)】私が思う、読む力

おはようございます。久々の登板となります市役所の星☆@タキプロ3期生です。

結婚生活で必要になるといわれる3つの袋…じゃなかった、
診断士2次試験で必要になるといわれるつのチカラ
それは、読む力考える力書く力だと言われています。

よく聞くフレーズですが、「具体的に何が読む力考える力書く力なのか」って突き詰めると「よく分からない」って方、意外と多いんじゃないかと思います。
今思えば、自分も受験生時代あんまり分かってませんでした。
なので、今回から、数回に分けて私見を述べてみたいと思います。
あくまで私見なので、これが唯一絶対の解では当然ありえません。
もっと説得力のある他の考え方も当然あろうかと思います。
それでも、3つの力についての私の考え方が、何らかのカタチで皆さんの気付きになれば幸いです。

まず最初の今回は「読む力」。
私は、読む力は2種類あるのではないか、と思っています。

まず一つは、『書いてあることを読む力』です。
別名、誤解しない力
当たり前のハナシですが、与件や設問に書いてあることを誤解してしまうと、正しい解答を導き出せるわけがありません。
どんなに思考力がすごくても、イイ文章が書けても、前提である与件や設問を勘違いしてはオシマイです。
これは、診断士試験に限らず、学生の頃の試験でも同じです。
テストが終わってから問題を見直して、「勘違いしてた~、こういうことかぁ~、失敗!」ってこと、皆さんも経験ありませんか?
人間は誤解しやすい生き物です。
書いてあることが読めるのは当然、と思っていると意外と足をすくわれます

だから、対策しましょう。
まずは、自分のクセを見極めることです。そのうえで、自分に合った解決方法を見出さないといけないと思います。解答プロセスの中にその対策を溶け込ませられればベストです。
私は思い込みが激しいタチなので、解答プロセスのなかで与件を2回読むことにして、2回目に読むときは、常に「違う解釈はありえないのか」という視点を持つように心掛けました
これで100%防げた、とは思いませんが、ある程度は誤解を排除できたと感じています。

もう一つの力は、『書いていないことを読む力』です。
別名、意図を読む力
与件文や設問文をよく読むと、文章構成や言い回しキーワードの使い方などから、出題者の意図や出題者の考える論理構成が透けてみえることがあります。
そこに気付かないとタダの文章ですが、ポイントを捉えられれば大きなヒントが隠されているワケです。もちろん、気付けないと合格が遠のきます。
こちらも対策が必要です。対策というよりは訓練といったほうがいいかもしれません。
書いてある内容そのものと同じくらい、文章構成にも気を配りましょう。
例えば、平成23年度の事例2の1段落目を見てみましょう。
Bメガネの経営理念は3つ(お客様の満足会社の永続社員の幸福)あります。そのそれぞれについて、2文目以降にどんな要素がヒモづけられているか書かれているわけです。
<経営理念>
お客様の満足
優れた品質と技術力による最適なメガネの提供
徹底したアフターサービス
顧客データベース構築
会社の永続
適正な利益の確保
地域社会での信頼獲得
社員の幸福
社員に活躍の機会を与える
これが、この事例で出題者が意図しているフレーム論理構成です。
1段落目を読んで、このツリー構造的なフレームを頭に描けたかどうかで、2段落目以降の理解が変わってきますよねBメガネのやっていることはだいたいがこの経営理念のどこかにヒモづけられてくるってわけです。
こういった部分はいろんな事例の各所にあるので、一度気を付けて読んでみると、いい訓練になるのではないでしょうか。

あとは、「また」や「しかし」といった接続語に気を配るのも必須です。
また」で並列にされた2つは、解答の切り口になったりすることが多いように感じます。「しかし」は、その後段に重要なことが書かれている傾向があります。
この辺も、ただ読んでいるとスルーしてしまいがちです。私は、接続語は鉛筆で○囲みをするようにしていました

<まとめ>
私が思う、読む力とは、以下の二つです。
A.書いてあることを読む力
B.書いてないことを読む力

この2つは「読む力」の両輪で、合格には両方が必要なんじゃないか、と思います。
ぜひみなさんも、自分にあった方法を編み出してみてください!

次回は明日(8/12)の朝の更新で!


タキプロ勉強会のお知らせ

【今後の予定(東京)】

・8/15(木) 19時~21時半 京橋区民館 題材:H24事例1

・8/25(日) 9時半~12時 堀留町区民館 題材:H24事例2

・8/29(木) 19時~21時半 八丁堀区民館 題材:H24事例3

*8月の勉強会は初学者と経験者でテーブルを分けて実施の予定です。
*初学者の方はできれば題材の過去問を解いて解答を作成ください。難しいようであれば過去問に目を通しておくだけでも結構です。
*経験者の方は題材の過去問を解いて、解答のコピーを8部 ご用意ください。
*時間の都合上、全部の設問を扱うことはできません。あらかじめご了承願います。

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