『たとえ不合格だとしても勉強したことは決して無駄にならない』なんて言わないよ、絶対! byしばちん
読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ14期のしばちんと申します。
今回がタキプロ14期として私の最後のブログとなります。
最終合格発表も含めた令和5年度の試験日程の全てが終わり、今年受験された皆様もそれぞれの「次」に向けて動き出していると思います。
ということで主に令和5年度に受験された方向けに、それぞれの「次」について思ったことをまとめてみました。なお、診断士試験への取り組み方や考え方には色々ありますので、タキプロとしての考えとかではなく、あくまで私個人の考えであることを予めお断りしておきます。
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目次
■まずはブログタイトルについて、
そして令和5年度を最後に受験を断念する方へ
タイトル由来は某J-POPの曲からですが、若い人にどのくらい知られているか正直不明です。
それはともかくとして、毎年この時期になると「たとえ不合格だとしても~」が動画、ブログなどで散見されます。それらを発信している人はもちろん善意で、かつ激励など前向きな意味でされていることを私は疑ったりはしません。
ただ、本当の意味で「勉強したことは無駄にならない!」と断言する資格があるのは、
不合格だったことをバネにして
かつ学んだことを活かして
今、充実した人生を送っている
そういう方だけだと思います。
これは人としてどちらが上とか下とか、そういう意味ではなく、
合格した側の人間が、
合格したという事実だけを持って
既に別の人生を歩き始めた人に対して
自分にはアドバイスができる
そう考えるのはある種の思い上がりではないでしょうか、ということです。
私の場合は「自分はできるだけのことをやり切った。後悔は無い」と、後々になっても言い切れるだけの自信は持てなくて、もがいているうちになんとか合格しました。
今でも受験生の方に対しては、各科目について自分なりヒントくらいは出すことはできます。反対に、仕事や家庭など他に大切にするものがあって受験をやめる決断をした「元」受験生の方に対しては、私ができるアドバイスは最早ありません。
不合格だった方が悔しさや無念さに対して、どう向き合っていくのか、あるいはどう気持ちを切り替えていくのかは、その人だけの問題です。
ですので、私は今回を最後に受験を断念する方に向けて「たとえ不合格だとしても~」とは言いません。ただ、その方が自らくだした決断に対して、いつか「これで良かった」と思える日が来たらいいな、と思います。
■ここで改めてプロフィール紹介
◇ハンドルネーム:しばちん
◇年代・性別:50代・男性
◇職種:広告代理店勤務
◇受験歴:1次2回、2次4回
◇勉強に費やした時間:今となってはもう分かりません。
見ての通り、私はいわゆる多年度受験生です。そして最終合格までの間に2回「もうやめようかな」と迷ったことがあります。
◇もうやめようかな1回目:令和2年度
この年は2回目の2次不合格で「来年また1次試験からやり直しか」と考えた際には比喩ではなく本当に頭が痛くなり、吐き気がしました。ただ、結果発表後しばらくして自分にムカついたというか、悔しさが湧き上がってきたので「あ、まだ自分は頑張れるな」と思ったことを覚えています。
◇もうやめようかな2回目:令和3年度
令和2年度の不合格から、なんとか気を取り直して令和3年度は1次試験からやり直し。1次は突破できたものの、この年も2次は不合格でした。しかも2次の成績は前年から進歩がないどころか後退しているという有様だったので、このまま勉強を続けても合格できるイメージが湧かずに落ち込みました。
その後、私は他人に依存するのはやめて自分に合った勉強法は自分で考えようと決意、独学に切り替えた結果、令和4年に合格できました。今考えてみると特に2次試験について受験生がハマりがちな落とし穴には、もれなくハマってきたような気がします。
私の合格までの顛末については良かったらこちらを参照してください。
■令和6年度に向けて既に再スタートを切った方へ
これは主に2次試験の話ですが、タキプロ内で多年度受験生の話を聞いてみると共通しているのは、
最後の年(=合格した年)の勉強方法はそれまでの年の延長線上にはない
ということです。これはものすごく重要なポイントだと思ったので赤文字にしました。
ざっくりと例を挙げると、私のようにそれまでは通信講座を利用していたが独学に切り替えた、反対に独学から切り替えて何らかの講座を使った、タキプロ等の勉強会に初めて参加した等、自分に何が足りないかを考え、それまでとは違う試みをした結果として合格に辿り着いた、といった感じです。(勉強法以外では、体力を維持するために筋トレを始めた方もいました)
多年度受験生の方で、頑張っていればそのうち受かるだろうといった楽観的な方はそうそういないとは思いますが、もし今これを読んでいる貴方がそうだとしたら要注意です。
いつか訪れるかもしれないそのうちを漠然と期待するよりも、人の意見を聞く機会を作るなどして現在の勉強方法を積極的に見直した方が良いと思います。
■受験を継続するか、まだ迷っている方へ
前の項目とも内容がやや被りますが、診断士試験というのは正直「誰でも頑張りさえすれば必ず受かる」とは言えません。
勉強期間1年未満でストレート合格するような超優秀な方たちはいったん置いといて、ほとんどの方にとって仕事や家庭への影響無しに勉強を続けることは難しいはずです。また、受験科目的にも人により向き・不向きはあると思います。
私には私なりに工夫した勉強法があるものの、それが他の人にも役立つかどうかは分かりませんので「こうすればきっと受かる」と断言することはできません。(ヒントになりそうなことは頑張ってブログに書きました)
その代わりに私が断言してもいいかな、と思えることが一つあります。それは…
中小企業診断士は貴方が全力を賭けて取得するに値する資格だ、ということです。
(これも大事なことなので赤字で書きました)
私が診断士の合格後、たった1年間で出会うことができた人たちや様々な機会、更にこれから期待できることなどを考えれば、そう断言できます。
ですので、もし貴方が勉強を続けられる環境にあり、かつ「自分はもっと頑張れるはず」と思えるなら、是非もう一度チャレンジしてみることをおすすめします。
ただし既に再スタートを切られた方と同様、今の勉強方法が結果に結びつくものとなっているのか、きちんとした振り返りは必須です。
■最後に合格はしたものの、
これからどうしようという方に
合格するのに精一杯で、その後のことをほとんど考えていなかったという方はいませんでしょうか。
何を隠そう、私がそうでした。
そういった方におすすめなのが、
そう! タキプロに参加することです!!(大事なことなので…以下略)
あまり押しつけがましいと胡散臭くなるので、ほどほど程度にメリットをまとめておきます。
①貴方の受験ノウハウが生かせる
合格したからといっていきなりコンサルデビューできる方は少数派ではないかと思います。
一方、合格された方が間違いなく提供できるものがあり、それが診断士の勉強についてのノウハウです。タキプロの勉強会やブログ・動画作成に参加することにより令和6年度の受験生の合格に貢献しつつ、この後に書くようなタテヨコのつながり作りをしていくことが可能です。
②ヨコのつながりを作ることができる
リアル・ZOOM問わず、懇親会などの場で実務補習や実務従事の情報を聞けたり、自分の知らない業種・業界の話を聞くことができます。タキプロで同期となった方が、もしかしたら大切なビジネスパートナー(あるいは単なる飲み仲間)になるかもしれません。
③さらにタテのつながりを作ることもできる
タキプロのOBの方(現時点だと1~13期の方)から各種勉強会の紹介があったり、
「こういう案件があるので、この分野での実務経験がある人、募集!」
みたいな声掛けがあったりします。
診断士としては後輩であっても、特定の業務領域については貴方の方が大先輩ということは普通にあり得ます。これまでに培った経験・知識を現在の職場とは異なる環境で活かせるチャンスです。
診断士というのは独占業務が無い代わりに、考えようによってはビジネスに関わることは何でもできるとも言えます。(ビジネス以外ではNPO活動とか)
その分、現職で診断士資格を直接活かせる方以外は何をしようか迷うことも多々あると思いますので、他の方の活動状況を知ることが出来る機会は貴重ではないでしょうか。
タキプロ15期募集については、既にキックオフミーティングが行われていますが、後からの参加も可能です。14期でも実務補習が終わったタイミング等で途中から参加する方は結構いたようです。
気になった方はこちらからお気軽にお問い合わせください。
ちなみに、参加は無料です!!
■1年間ありがとうございました!
さて、これで私のブログは終了です。
終わってみれば、あっという間の1年間でした。
令和6年は始まったばかりですが、令和5年の結果を受け、それぞれの方に新しい挑戦が待っているかと思います。
このブログを読んで頂いた皆さん、タキプロの懇親会その他ビジネスの場でなど、どこかでお会いして前向きな、そして楽しいお話ができるといいですね。
それでは1年間ありがとうございました。
そして15期のタキメンの方々、これからのタキプロをよろしくお願いします!
■読者の皆様へご案内
最後の最後にお知らせです。電子書籍でタキプロの本が4冊出ます!
①4人合わせて43年!超多年度合格者が贈る受験生へのラプソディ: ~
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②ストレート合格の裏側〜私たちの事情〜
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③これでキミも合格できる!2次試験を突破するためのノウハウ
→ こちら
④合格者の数だけ合格ノウハウがある!「タキプロブログ」の活用法
→ こちら
ストレート合格者の考え方を参考にするのも良し、
または超多年度合格者の思いに共感(あるいは涙)するのも貴方次第。
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次回は そめ さんの登場です。
お楽しみに!
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