「強み」を持ったキャラメイク戦略 by たろー

タキプロ15期、理系診断士 たろー と申します。  
合格者の方、おめでとうございます。

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◆はじめに◆

皆様は、ついに中小企業診断士としてのスタートラインに立ちました。
今後、自身の「強み」をPRし、案件を獲得しながら「中小企業診断士」としての
土台を安定化していくステージに突入します。
私はまだ経験ないのですが、先輩の話から

①実績を積み重ねると、実績が信頼感を生む
②信頼感が案件を呼び込む
③状況が好転し軌道に乗る
④それぞれの興味や関心に沿った別のステージを意識し、キャラクターが際立っていくようになる

のような過程を想像しています。
ただ、すべての成功されている先輩の行動量はすさまじく、困難を伴うことは間違いないです。

そんな中小企業診断士ですが、多種多様なキャリアを持った人材が活躍し、
それぞれの「強み」が活せることが他の士業に無い特徴です。

今回は信頼してもらうための入り口として重要な「強み」の作り方について整理してみました。

◆「強み」の発信◆

まず、「強み」は
「これまでの経験を基にしたストーリーとして」
発信することが重要です。

私が「強み」を持っているなと印象付けられた中小企業診断士の方は
これまでのキャリアや資格などの経験を基に自己紹介を受けたときでした。
「強み」を獲得した背景が感じられると、
「強み」を受け入れやすく、キャラクターをイメージしやすいです。

例えば、
・評価制度の構築が得意です。人事で10年間の経験してきました。
・チームビルディングが得意です。部活や社会人サークルでリーダー経験があります。
・財務面の体質改善が得意です。簿記1級を保持しています。
などのような説明です。

もし、「強み」のストーリーが見つからない場合は、
・なりたい自分、あるべき姿を目指す
・モデル診断士を探す
・現在のキャリア(本業)を軸として活用できる能力を身に着ける
のような方針で「強み」の獲得戦略をたてることがおすすめです。
(私も模索中です。)

私の経験上、能力を基にして戦略を考えるより、「〇〇するのが好き」という意思を基準に行動する方が、
継続効果が得られ、実力がつきます。

本記事では、RPGのキャラメイクのイメージがしっくりきたので、
その考え方を水平展開して「強み」を4つのカテゴリーに分け、
具体的な強化手法を整理してみました。

◆「強み」の強化戦略◆

①基礎パラメータ(HP、MP、攻撃力、すばやさなど)へのステータス振り分け

全てのベースになる能力です。
継続的で地道な努力により少しずつ効力を発揮します。
パラメータ項目は1次試験の7科目とし大まかにイメージするのがおすすめです。

(具体例)
 ・診断実務
 ・セミナー受講(1日)
 ・マスターコース受講(長期)
 ・研究会参加
 ・資格試験、検定試験(独占業務がなく、一定の能力の証明になるもの)
 ・転職

格闘系診断士

パラメータを絞る意識をしたり、転職をすることで

特定の分野のパラメータに偏った強化が可能です。

②スキル・魔法など特殊技能

不連続に得られる能力やスキルです。
得ることで経営者に対して提案できる具体的な項目が増えます。

(具体例)
●アクティブスキル:1回ずつ発動
 ・業務独占資格(社労士、行政書士など資格が業務の許可になる資格)
 ・インストラクター、認定講師
●パッシブスキル:常時発動
 ・スキル講座の受講(コミュニケーションスキル、コーチングスキル、ライティングスキル、など)

スキル賢者

自身のキャラクターをイメージ出来たら、スキルツリーを意識して、戦略的に能力取得にチャレンジします。

熟練度も重要なため、繰り返し使うことが想定されそうなものがおすすめです。

③課金装備

課金することで特定の効力が得られます。

(具体例)
●信用アップ
 ・個性が分かる名刺(似顔絵、資格、キャリア、趣味など)
 ・独立手続き(事務所の開設、開業手続きなど)
 ・セミナー登壇

●業務効率アップ、精度アップ
 ・高性能PC、タブレットの購入
 ・高効率化サービスへの課金(コミュニケーションツール、オンラインストレージ、会計ソフト、サーバー開設など)
 ・高精度化サービスへの課金(情報取得など)

重課金の
素潜り漁師

必要性、緊急性、コストを考えて導入を検討します。

検討時には使用経験者に聞いてみることがおすすめです。

④パーティ、人脈形成

コネクションを作り、アライアンス(業務提携)を組みます。
業務上では情報入手や仕事の融通が主な目的です。
また、同じ志を持った仲間がいると、自分の能力も引き上げてもらえます。

(具体例)
 ・診断士団体に加入したり、主催する。
 ・診断士協会などが主催する研究会に参加する。
 ・商工会議所など公的機関に登録する。
 ・イベントに参加し、個人的な人脈を増やす
 ・SNS界隈で個人のネームバリユーを向上します。
 ・受験生支援で登録前の人材との人脈を形成します。

自称
勇者パーティ

チームで大型案件を受注を狙う団体もあります。

規模の大きさをPRするため、友達申請や入会の勧誘が多い団体も見受けられます。

ひよこ狩りに注意しましょう。

■おわりに

合格後1年間は、合格の勢いで活動的になる方が多いです。
この時期に能力の底上げや新規スキルを開拓し、今後のキャリア形成に有利になるように行動しておくと、
ふと振り返ったときに自分の進むべき道ができています。
1年間はガムシャラに行動してみるのはいかがでしょうか?

次回は、すぎも さんの登場です。 

お楽しみに! 

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