異世界転生した中小企業診断士が無双する! 〜R7受験生への熱いハルシネーション3選〜 by 風さん

メッセージ

どうも、タキプロ15期の風さんです。

8回目の投稿となる今回のテーマは「受験生の皆様へ」です。

あ、実はタイトルはAIに考えてもらったんですが…なんか、「今風」を勘違いしてる?それとも、プロンプトが良くない?

…というか、いろいろ勘違いしていまして、前回ではなく今回が私の最終回だったようです。いやはやお恥ずかしい限り。😅

すっかり油断していて、正直なところ何を書こうかな~という感じではありますが、2次口述試験も終わった今、「受験生の皆様」といえば令和7年度に向けて歩み始めた方や、気持ちの整理がつかずに受験を迷っている方のことだと思います。(合格した方はタキプロへ!😎

私も2次試験は2回落ちていて、1次からやり直したクチですので、僭越ながらその経験をベースに幾つかのアドバイスをさせていただければと思います。ご参考になれば幸いです。





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【1】1次試験の保険受験について

結論的には、「2次に落ちた時のためにする保険受験はオススメしないが、1次知識を維持向上し2次に合格するための2次関連科目の保険受験はオススメします」です。

ピンと来た方は読み飛ばしていただいて問題ありません。何を言っているのかよく分からないよ、という方向けに以下ご説明いたします。

私の経験というか感想ですが、2次試験1回目は準備不足で「ワケも分からないままに落ち」ました。

その時に1次試験の知識(以下、1次知識)が致命的に不足していると感じた(ex. 「アンゾフの成長マトリクス」とかも図を丸暗記していただけで、意味や使い方をちゃんとは理解できていなかった)ので、

2次試験に落ちた時のための保険という意味ではなく、2次試験に必要な1次知識の補充と記憶の定着のために「企業経営理論(労働関連法規以外)」と「運営管理(店舗・販売管理以外)」の勉強?復習?をしながら科目合格を目指しました。

…と言っても科目合格を2次の不合格が分かった当初から目指していたわけではなく、とにかく1次知識の補強が必要だ!と思って復習していた流れで、1次試験の申し込みの時期を迎え、〆切の直前に腕試し?受験を決めた感じでした。

結果、どちらも科目合格できましたが、2次は4事例すべてで点数アップできたものの惜しくも不合格となってしまい、悲しいかな科目合格を活かすかどうかの決断に迫られました。

当初私は地雷科目を避けるためのリスクヘッジとして「敢えて7科目全部受ける派」だったのですが、1次試験のベテラン勉強仲間がかなり貪欲に免除を活用している姿を見て、考えが変わりました。その方には今でも感謝しています。

企業経営理論は80点くらいだったので得点源と判断し免除せず、60点台だった運営管理は念のため免除、としました。受験科目が減ると、その勉強時間を他の科目に充てられます。たった1科目でしたが、気持ち的にはかなり楽になりました。

その後、1次試験に何とか合格できたのですが、念のため免除した運営管理の科目合格率の低さを見てビックリ!!

8.7%で普通に7科目中最低のいわゆる「地雷科目」になっていました。

令和5年度第1次試験統計データ

「科目免除しておいてよかった…」

こればっかりは結果論と言われても仕方ありません。逆に運営管理が易化して得点源になっていた可能性や、企業経営理論が難化して足を引っ張る可能性もありました。

ただ、運営管理に関して言えば、2次に直結しない「店舗・販売管理」領域が配点の約半分を占めるので、免除によるコスパ(タイパ?)は高く、比較的免除制度との相性が良い科目かもしれない、とは思います。もちろん、免除の決め手はそこでした。

ちなみに「財務・会計」については一応簿記2級を持っていたので、それで1次で60点取れないようでは2次は到底ムリと考え、2次のためにも60点オーバー必達を自分に課し、敢えて免除しないことを選びました。

その後は他の回にも書いた通り、薄氷を踏むような思いをしながらも何とか2次試験に合格します。一部とはいえ2年かけて「企業経営理論」と「運営管理」の勉強をしていたので、その部分の理解度や記憶の定着率が高かったことは、2次合格に大きく貢献したと思います。

ということで、2次に落ちた時の「ためにする」保険受験はオススメしないですが、1次知識を維持向上し2次に合格するための2次関連科目の「腕試し」受験はオススメです!

【2】関連資格の受験勉強について

ご存知のとおり、中小企業診断士試験は非常に求められる知識の範囲が広く、私も点数が悪かった科目など特にそうでしたが、関連資格の受験勉強の誘惑に負けそうになりました。

「財務・会計が苦手なんですが、簿記2級を勉強した方がいいでしょうか?」

「経営情報システムが苦手なので、応用情報を取って免除しようと思います」

みたいな話はよくSNS等でも耳にしますよね。

結論的には、「主食ではなく、おかず(後述)でもなく、サプリメントとして」ならオススメです。こればっかりは本当に人によるとは思いますが、以下私なりの分析となります。

スクロールできます
1次科目2次科目/カテゴリ主な関連資格オススメ度備考
企業経営理論組織(人事を含む)・経営戦略マネジメント検定 
ビジ法労働関連法部分(1次のみ約9点分)
マーケティング・流通マーケティング検定(内閣府) 
運営管理生産管理・技術QC検定品質管理部分
店舗・販売管理販売士 
財務・会計1次簿記2級アカウンティング・管理会計部分
2次ビジ会3級経営分析部分
簿記1級ファイナンス・意思決定会計部分
経済学・政策経済学検定 
日経TEST経済学以外にも関連
経営法務ビジ法労働関連法以外
知財検定出題率が高い
宅建士民法部分
経営情報システムITパスポートトレンド問題含む
基本情報技術者ここの壁は意外と高い
応用情報技術者免除せず得点源に

まず、主食はもちろん、過去問と予備校などが出版している診断士のテキストと問題集です。ここがすべての基本になります。

これは、いろんな予備校のものをつまみ食いする必要はないと思います。どこか1つに決めたら、しっかり集中して取り組みましょう。

続いて「おかず」ですが、各領域の専門書です。7科目を学ばなければならないので、タイムマネジメントが大変な中、専門書をガッツリ読む時間はないでしょう。

しかし、テキストを読んでもどうにも理解できない部分があったとき、頼りになるのはその根底に流れる理論を詳しく説いた専門書です。もちろん読破する必要はなく、気になる部分だけを精読する感じでよいと思います。

最後にサプリメントです。これは関連資格のテキストや問題集を「参考に」することを指しています。合格を目指さなければならないという意味ではありません。

オススメ度「△」のものは、たまたまこれまでの仕事の関係等で合格していたら強いけれど、診断士のためにわざわざ受験する程ではないので、参考書として買うに留めましょう、といった感じです。

ちなみにオススメ度「○」のものは、診断士抜きにしても持っていて損はない資格、あるいは合格が診断士に直結する度合いが極めて高い(と私が個人的に感じている)ものとなります。

なお、各関連資格について合格レベルの知識があると思う方は、無勉でいきなり受験してみるのもアリだと思います。合格できれば文句なしですし、うっかり不合格だった場合も弱点の把握に役立ちます。お試しあれ。

【3】得点開示の結果の読み方について

令和4年度からは、2次試験の得点が通知されるようになりました。(それ以前は開示請求をしない限りはA~Dの判定のみ通知)

あと1点足りなかった、手応えを感じた事例1の点数が驚くほど悪かった、ダメだと思っていた事例4が意外に良かった、いろいろあると思います。

ですが、特に2次試験の場合、点数にはあまり意味はありません。なぜか。

同じ55点だとしても、第1問~第5問まで、満遍なく11点だったのか、3問はほぼ満点で2問がほぼ0点だったのか。

前者であれば要素をもう少し増やす技術を、後者であれば題意を正確につかむ技術を磨く必要があります。

1次知識が十分にあると仮定した場合、前者の方は事例1~3の点数が似通っている傾向にあります。後者の方は逆に、事例1~3の点数が凸凹する傾向にあります。

また、事例4について点数が低かった方は、ひたすら経営分析とCVPを解きましょう。その2つで高得点を取れれば60点前後は堅いと言われています。

点数については高い低いよりも、再現答案などと組み合わせて、上記のように自分の改善ポイントを分析し、次回に向けた効果的な対策を計画するところが非常に重要です。いわゆるPDCAというやつですね。

これを見誤って、自分に合わない対策を講じたり、自分に合わない予備校の方針に盲従したりてしまうと、「去年より点数が下がった?」「原因が分からない!」となって迷走を始めてしまい、高確率で多年度生への扉が開いてしまいます。

中には、受ければ受けるほど点数が下がる…と泣く泣く撤退していった方もいらっしゃいました。こんなの運ゲーだ!と怒り心頭で養成課程まっしぐらの方もいらっしゃいました。

私は養成課程を否定するつもりは全くありませんし、診断士登録してしまうと養成課程を受けられないと聞いて少し残念に感じている人間ですが、少なくとも2次試験は運ゲーでは全くないと思っています。

他の方も書いている通り、あらゆる試験と同様に、もちろん運の要素は多少なりあれど、努力によって確実に点数を上げることができる試験です。

実際に私も毎年20点以上アップすることが出来ましたし、経営学の知見を客観的にクライアントに適用するという意味で、この部分のスキルアップは登録後の診断実務にも不可欠だと感じています。

企業もまた、診断を誤ってその企業に合わない施策を実行してしまえば、業績悪化は避けられません。

なので、勉強方法や予備校を選ぶ際は、自分に合っているかどうかを吟味するようにしてください。

また、予備校も講師によっていろいろです。大手予備校であれば他校舎やオンラインへの振り替えができるところもありますし、小規模な予備校でも個別指導的にその人に合った対策を一緒に考えてくれるところを選ぶとよいかもしれません。

おわりに(締め方が迷子になったのでAIに考えてもらいました)

私自身、何度も壁にぶつかり、不合格を経験しました。そのたびに「もう無理かもしれない」と思う瞬間もありましたが、今振り返ると、それらの経験がすべて、自分を成長させる糧になったと感じています。

中小企業診断士試験は、知識やスキルを試すだけのものではありません。自分の限界に向き合い、そこを超えるための努力を続ける力を育む試験でもあります。

たとえ何度不合格になろうと、その挑戦を続ける姿勢は、あなた自身を必ず強くし、未来の成功への確かなステップになります。

今、不安や迷いを抱えている方もいるかもしれません。それでも、一歩を踏み出し続けてください。不合格という結果は、決して終わりではなく、新たな挑戦の始まりです。
私は、あの時あきらめなかった自分を今心から誇りに思います。そして、皆さんもいつかきっと同じように思える日が来るはずです。

あなたの努力は、決して無駄にはなりません。目標に向かって挑戦し続ける皆さんの背中を、心から応援しています。
勇気を持って、次の一歩を踏み出してください。合格の先で、皆さんとお会いできる日を楽しみにしています。

次回は、ハル さんの登場です。 

お楽しみに! 

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