再挑戦のあなたへ 〜悔しさを力に変えて〜 byかずや

タキプロ15期の かずや と申します。
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■はじめに
今年も中小企業診断士試験の合格発表があり、嬉しい結果を手にした方の一方で、悔しい思いをされた方も多いことと思います。特に仕事と資格取得を両立している世代の方にとって、この一年間の努力が結局に繋がらなかったとしたら、その失望感は語り知れないものだと思います。
2023年度の私も不合格で、本当に悔しい思いをしました。
しかし、ここで大切なのは、その悲しみや苦しみを成長に繋げていくことです。課題を見つけ、次のステップへとつなげることで、これまでの努力は確実に次の成果へと変わります。
■次の一歩を出すためのコツ
再挑戦を決意したとしても、その始めの一歩をふみ出すのは簡単なことではありません。だからこそ、自分の努力を振り返り、これまでの成長を認めてあげてください。
そのうえで改めて当日の問題を見直し、試験での得点・失点を整理しましょう。特に、仕事との両立をしている場合、すべてを完璧にこなすのは難しいので、生産性の高い勉強法を探すのも一つの方法です。
私の場合は、自らが考えていることの言語化や文章化に課題があると認識しました。
■回答の基本フレームワーク: “結論→理由→具体例”
事例問題の回答で最も重要なのは、論理構成の明確さです。試験官にわかりやすく、結論を先に示すことで、回答のポイントが伝わりやすくなります。これには、下記のような基本フレームワークが有効です。
- 結論: 試験で問われている問題に対して、第一文で明確に答えを示す。
- 理由: その結論に致った理由や背景を説明する。この際、与件文の中からヒントを抽出する。
- 具体例: 理論を補強するための具体的な例示や数値を提示する。
たとえば、「売上の向上策を」と問われた場合、「新商品開発を通じた販売チャンスの抽出が有効である。」と結論を示し、その理由を「現在の市場における需要の変化に対応するため」などと説明します。さらに「最近のA製品が成功した例」を例示として付け加えると、読み手にわかりやすく伝わります。
基本的な内容なのですが、改めて客観的に自分の回答を(それが難しければ、Xやネット上に投稿される他の受験生の回答を)見直すと、結構意味が伝わりにくいものが出てくると思います。
■文章構成のテンプレート
回答を書く際には、正しく理論を構築するだけでなく、わかりやすい文章構成も重要です。ここでは、記述式問題に対して有効なテンプレートを紹介します。
- 問題の要求を正確に把握: 問題文のキーワードや記載條件を確認し、どのような答えを要求されているかを明確にする。
- 与件文の中から根拠を抽出: 与件文に含まれる数値や情報を実際の回答に組み込む。
- 分かりやすい表現を心がける: 句読点を意図的に使ったり、複数の項目を入れる際には①、②とするなどで、読み手が理解しやすくなる。
私は特に3.が重要だと思っています。短時間で何十、何百人の回答を添削していく先生のことを考えると、読みやすさだけでも印象が違うのかなと。もちろん中身が重要なのは言うまでもないですが、文章は伝えるのではなく、読んで伝わらないと意味がないので。
■終わりに: 経験を力に変える
再挑戦者にとって、前回の経験は貴重な資産です。その経験を生かし、これまでの努力を回答力の向上に繋げていくことで、次の挑戦での成果に繋がります。
引き続き皆さんの合格を願っています!
■おわりに
次回は、フッキー さんの登場です。
お楽しみに!
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